「代掻き」は『チョイ悪オヤジ』が行う作業です!
新型コロナウイルス感染症の流行が無ければ、5月15日に千葉県の中学生を体験学習先として受け入れる予定でありました…野菜の収穫作業を手伝ってもらおうか?『夢屋農園』の田植え作業は遅いから、やっぱり「代掻き作業」なんかがお手頃かも…なんて色々妄想しておりましたが、残念ながらコロナ騒動で中止であります^^;
都会の子どもたちが決して体験することなど無いであろう「泥だらけ」になるような体験を考えていたのでありますけれどねぇ。明日からの雨の予報に畑の耕耘をそそくさと済ませ、田んぼの水を待ちながら、まずは長男『ポン太郎君』と「代掻きローター」の交換作業…トラクター『クワジマン』が我が農園にやって来て、三度目の春。一昨年は、イセキのメンテを受けましたが、昨年は急遽、交換しなければいけない事情があり、「オラにも出来ないかねぇ?」と尋ねたら「出来ますよぉ~!」とのご回答…田植えに忙しい時期は、メンテナンサーも機械の調整、修理にてんてこ舞いであり、ローター交換くらいは自前でやってくれた方がありがたいらしい。(交換作業の出張料6,000円×2回=米一俵のお値段…小規模農家ではこの出費も痛いのよ^^;)「微妙な調整があって難しいんだ!」と前所有者の『桑ちゃん』は言っておりましたが、昔の親父たちは自前でやっていたはずだし、機械未経験の『夢屋農場長』にも出来るんじゃないかなぁという安易な考え方でありますが…。
中央の「カプラー」の抜き差しが厄介だわぁ^^;
今では「代掻きローター」というより、各種アタッチメントはワンタッチ交換が主流であります。土曜日に燃料チューブを交換してくれた『新江先生』のアドバイスを参考に、潤滑油片手にやってみたら約1時間で素人でも出来ちゃいましたよ^^;(事前にカプラー抜き差しのコツを伝授されたのが効果的だったようです。)
後は、沈み込み防止用の「鉄車輪」を着けて、勇んで『夢屋水田』の代掻き作業であります。途中、友人である『ノロ社長』の晩酌の誘惑もありましたが、浅水で代掻きしているので田面が乾いてしまうのが心配で一気にやり終えましたけれど(一度、部分的に田面が乾いてしまい、田植え機の車輪に泥がまとわりついて、エライ難儀をした経験がありますのでね。)
今朝は『夢屋本田』にトラクターを運んで、野菜納品後の午後から2日ほど掛けて代掻きをする予定です。「稲作」については、小学校5年生の社会科の教科書に掲載されているようですが、最近の都会の子どもたちは、実際の作業を見たことが無いからDVDで効果的に学習するんだとか^^; ちなみに、「代掻き」の項を百科事典で調べたら、「代掻き」の効果とともに、以前は「馬耕」が行われていたという説明がありましたよ(驚)昔の農作業は大変だったという歴史的な経過の説明意図ではありましょうが、田んぼ作業さえ見たことがないのにねぇ、馬や牛に「まぐわ(馬鍬)」を引かせていたなんて説明必要かなぁなんて考える。試験にゃ絶対出ないのにね(笑)