
日米主導の2方面同時訓練が実施されました。
ひとつは、日米仏豪各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」。もうひとつは、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」が、関東南方沖で戦術訓練。
2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」が、5月11日~17日の間、実施されました。
共同訓練には、海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」や、米軍のドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、フランスの強襲揚陸艦「トネール」、オーストラリア軍のフリゲート艦「パラマッタ」などが参加。
一方、この訓練の最終日(17日)に合わせるように、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」による日米の戦術訓練が、関東南方沖で戦術訓練を11~16日の間実施していました。
日本周辺の2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権を牽制するためで、「関東南方沖での訓練は『対潜作戦能力などの向上』が目的。九州や東シナ海での「アーク21」は、『離島奪還』を想定した訓練。
必ずしも連動はしないが、ともに中国が、台湾や沖縄県・尖閣諸島をめぐって不測の事態を起こすのを警戒した動きだと、軍事ジャーナリストの世良光弘氏。
中国軍はハイペースで艦艇を就航させるなど、きな臭い状況になっている。そんな中国に『暴発は許さない。今後も自由主義陣営は結束して、東・南シナ海で大規模な共同訓練を行う』というメッセージを発したのは間違いない」と。
中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦の 3隻が16日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海から太平洋に入ったのだそうですが、反発とすれば素早い行動。事前に情報を入手・準備していたのでしょうか。
反発行動だとすれば、それだけ脅威に感じたという証ですね。
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世良光弘 プロフィール
1959年生まれ。予科練出身の厳格な父を持つ家庭に育てられる。中央大学卒業後、時事通信社を経てフリーランスに。86年のフィリピン革命からはじまって、天安門事件や湾岸戦争、ペルー大使公邸占拠事件、北朝鮮国境地帯などの国際報道のルポを中心に週刊誌上で発表。集英社「週刊プレイボーイ」編集部では、坂井氏の人生相談「大空に訊け!」を担当
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# 冒頭の画像は、日米仏豪の共同訓練で編隊を組んで航行する各国艦艇

ムサシアブミ
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ひとつは、日米仏豪各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」。もうひとつは、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」が、関東南方沖で戦術訓練。
2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
2方面同時訓練で対中牽制! 日米主導、東シナ海と関東南方沖で 世良光弘氏「『暴発許さない』のメッセージ」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.5.18
軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権を牽制(けんせい)するため、日米主導の2方面同時訓練が行われていたことが分かった。自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」と並行して、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」が、関東南方沖で戦術訓練を実施していたのだ。
防衛省・自衛隊は「アーク21」(11~17日)の期間中、ツイッターで日米仏豪の艦艇が編隊を組んで航行する画像を公開した。共同訓練には、海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」や、米軍のドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、フランスの強襲揚陸艦「トネール」、オーストラリア軍のフリゲート艦「パラマッタ」などが参加していた。
この訓練の最終日(17日)に合わせるように、海上幕僚監部は、関東南方沖で、前述した日米の戦術訓練を11~16日に実施したことを公表した。
自由主義陣営の包囲網に反発したのか、中国軍の特異な動きがあった。
中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦の3隻が16日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海から太平洋に入った。防衛省統合幕僚監部が17日発表した。
日本周辺の2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「関東南方沖での訓練は『対潜作戦能力などの向上』が目的で、九州や東シナ海での『離島奪還』を想定した訓練と必ずしも連動はしない。だが、ともに中国が、台湾や沖縄県・尖閣諸島をめぐって不測の事態を起こすのを警戒した動きだ。中国軍はハイペースで艦艇を就航させるなど、きな臭い状況になっている。そんな中国に『暴発は許さない。今後も自由主義陣営は結束して、東・南シナ海で大規模な共同訓練を行う』というメッセージを発したのは間違いない」と語っている。
軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権を牽制(けんせい)するため、日米主導の2方面同時訓練が行われていたことが分かった。自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」と並行して、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」が、関東南方沖で戦術訓練を実施していたのだ。
防衛省・自衛隊は「アーク21」(11~17日)の期間中、ツイッターで日米仏豪の艦艇が編隊を組んで航行する画像を公開した。共同訓練には、海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」や、米軍のドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、フランスの強襲揚陸艦「トネール」、オーストラリア軍のフリゲート艦「パラマッタ」などが参加していた。
この訓練の最終日(17日)に合わせるように、海上幕僚監部は、関東南方沖で、前述した日米の戦術訓練を11~16日に実施したことを公表した。
自由主義陣営の包囲網に反発したのか、中国軍の特異な動きがあった。
中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦の3隻が16日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海から太平洋に入った。防衛省統合幕僚監部が17日発表した。
日本周辺の2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「関東南方沖での訓練は『対潜作戦能力などの向上』が目的で、九州や東シナ海での『離島奪還』を想定した訓練と必ずしも連動はしない。だが、ともに中国が、台湾や沖縄県・尖閣諸島をめぐって不測の事態を起こすのを警戒した動きだ。中国軍はハイペースで艦艇を就航させるなど、きな臭い状況になっている。そんな中国に『暴発は許さない。今後も自由主義陣営は結束して、東・南シナ海で大規模な共同訓練を行う』というメッセージを発したのは間違いない」と語っている。
自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による東シナ海での共同訓練「アーク21」が、5月11日~17日の間、実施されました。
共同訓練には、海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」や、米軍のドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、フランスの強襲揚陸艦「トネール」、オーストラリア軍のフリゲート艦「パラマッタ」などが参加。
一方、この訓練の最終日(17日)に合わせるように、海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」と、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」による日米の戦術訓練が、関東南方沖で戦術訓練を11~16日の間実施していました。
日本周辺の2カ所で同時期、日米主導の共同訓練が行われた意義はどこにあるのか。
軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権を牽制するためで、「関東南方沖での訓練は『対潜作戦能力などの向上』が目的。九州や東シナ海での「アーク21」は、『離島奪還』を想定した訓練。
必ずしも連動はしないが、ともに中国が、台湾や沖縄県・尖閣諸島をめぐって不測の事態を起こすのを警戒した動きだと、軍事ジャーナリストの世良光弘氏。
中国軍はハイペースで艦艇を就航させるなど、きな臭い状況になっている。そんな中国に『暴発は許さない。今後も自由主義陣営は結束して、東・南シナ海で大規模な共同訓練を行う』というメッセージを発したのは間違いない」と。
中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦の 3隻が16日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海から太平洋に入ったのだそうですが、反発とすれば素早い行動。事前に情報を入手・準備していたのでしょうか。
反発行動だとすれば、それだけ脅威に感じたという証ですね。
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世良光弘 プロフィール
1959年生まれ。予科練出身の厳格な父を持つ家庭に育てられる。中央大学卒業後、時事通信社を経てフリーランスに。86年のフィリピン革命からはじまって、天安門事件や湾岸戦争、ペルー大使公邸占拠事件、北朝鮮国境地帯などの国際報道のルポを中心に週刊誌上で発表。集英社「週刊プレイボーイ」編集部では、坂井氏の人生相談「大空に訊け!」を担当
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# 冒頭の画像は、日米仏豪の共同訓練で編隊を組んで航行する各国艦艇

ムサシアブミ
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