遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

孤立化する朴槿恵政権外交に批判の声

2014-11-18 23:58:58 | 韓国全般
 APEC、ASEAN+3と続く会合で、会食の席が隣となった朴槿恵が、安倍首相と会話をし、日韓局長級協議を前進させることで一致したとの報道がありました。
 日中首脳会談報道に隠れて、あまり取り上げられていませんが、オバマ大統領の仲立ちで日米韓の首脳会談を実施した時に、今回習近平が安倍首相を出迎えた時と同様に、非礼な態度を示していたのと比べると、やや驚きを持って報道に接していました。
 日米韓の連携を崩そうと接近する習近平に迎合していた朴槿恵ですが、日中首脳会談が実現したことで、焦りが生じたとは事前に報道されていたので、頑なな朴槿恵に変化があるかを注目していましたから、驚きの一方では、変化が出て来たのかとも納得もしました。
 当然、国内でも変化が見え始めた様ですが、まだまだ対日軟化は見せられる状況にはないようです。
 
安倍首相が朴槿恵韓国大統領と会話 APEC夕食会で:朝日新聞デジタル
 
朴槿恵政権、外交的「孤立」に歯ぎしり (11/18 【日々是世界 国際情勢分析】)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が、外交で迷走している。竹島(島根県隠岐の島町)で計画していた災害などに備える避難施設の建設中止が日本への“譲歩”だと非難を浴び、最近の米朝接触や日中首脳会談の開催で、外交的な「孤立」を危惧する声も広がる。過度な対中依存への警戒感
も強く、日本に要求一辺倒だった朴槿恵外交が守勢を強いられつつあるようだ。
 韓国紙は竹島の施設建設中止について、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が「外交摩擦を避けるべきだ」と発言したためだと報じた。日本側は「平和的な紛争解決」を求める日本の立場が反映されたとの認識を示した。これに韓国紙は社説で一斉に反発。朝鮮日報(電子版、6日)が「日本に誤った認識を与える不適切な対応だ」と論じ、中央日報(8日)は「日本が自国の要求が通ったかのようにコメントし、恥をさらした」と批判した。
 世論の反発に
韓国外務省は「日本への配慮」の否定を余儀なくされ、建設中止を外交メッセージとして生かすことを阻まれた。東亜日報(8日)は「日本から得るものもなく、韓国政府は守勢に追い込まれた」と嘆き、ハンギョレ(7日)は「一貫した戦略もなく右往左往し、日本に領有権主張の口実を与えた」とし、「外交的な討ち死にに近い」
とまで酷評した。

 韓国が竹島問題に拘泥する間に周辺外交はめまぐるしく動いた。米政府はクラッパー国家情報長官を北朝鮮に派遣し、拘束されていた米国人2人の解放にこぎ着けた。朝鮮日報社説(10日)は「外交で重要なのは相手への好き嫌いの感情ではなく、『国益』だと思い知らされた」と指摘する。

 
歴史問題で韓国と歩調を合わせ、安倍晋三政権を糾弾し続けてきた中国の習近平国家主席が一転、日中首脳会談に応じたことについても、中央日報日曜版(9日)は社説で「好悪を離れ、国益追求が外交の本質であることを示す“事件”だ」と伝え、韓国は「疎外される可能性を懸念し、苦心するしかない立場になった」と分析した。
 朴政権も手をこまねいているだけではなく、慌てるように中国との自由貿易協定(FTA)を実質妥結させた。韓国内では「13億人の市場が開かれ、大きなチャンスだ」と歓迎の声が出る半面、
中央日報(13日)は「中国の強力な磁場にのみ込まれれば、属国に転落する可能性も排除できない」と警告する専門家のコラムを掲載。ハンギョレ(9日)は社説で「わが国の外交が直面する四面楚歌(そか)の状況は、表面ばかりきらびやかで、内容が不十分な外交政策が招いた必然の産物だ」
と突き放した。
 
朝鮮日報(11日)はこんな読者の声を伝えている。「外交の孤立を避けたいなら、意思疎通をおろそかにしたまま原則ばかりを前面に出すのではなく、実利を優先する外交政策に取り組まなければ」。朴大統領は追い込まれるように、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議で、安倍首相と並んで「条件なし」の日中韓首脳会談の開催希望を表明した。


 竹島の避難施設の建設を中止したのだそうですが、対日譲歩姿勢だと非難されているのですね。
 メリットが心配されるFTAを締結して中国に接近する姿勢も非難されています。「中国の強力な磁場にのみ込まれれば、属国に転落する」「わが国の外交が直面する四面楚歌の状況は、表面ばかりきらびやかで、内容が不十分な外交政策が招いた必然の産物だ」等。
 
 朴槿恵は、単独で日韓首脳会談をするのが怖いのか、日中韓の3ヵ国での首脳会談を提案してきたことは諸兄がご承知の通りです。
 孤立化は怖いが、中国との共闘なしでは日本と話ができないと言う、登校拒否症状の、迷える朴槿恵。
 日中 & 米中の間で、その動向を見ながらの"コウモリ"外交展開がつづくのでしょうか。今更軟化してきても、米国はじめ世界中で展開している捏造プロパガンダを改修させない限り、日本が韓国を支援することはありませんし、今後も救済は不要です。

 日中関係は、中国経済の苦しさの程度如何ですが、APEC用のゼスチャーだったと考えますので(対日姿勢軟化が続くようなら、中国経済の悪化はそうとうひどいと考えるべき)、今後は基に戻ると思われます。
 となれば、中国に見捨てられて孤立化したのではないと安堵する朴槿恵も、元通りに反日を唱えていればだよい時代に逆戻りできますが。。

 悩める朴槿恵の、今後の動向に注目ですね。



 # 冒頭の画像は、2013年10月のインドネシアでのAPEC関連会議での安倍首相と朴槿恵






  この花の名前は、リュウキンカ  撮影場所;六甲高山植物園 (2014年5月)


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