遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

衝撃の「トランプ氏暗殺未遂」に思う「故・安倍元首相の存在感」…

2024-07-31 00:01:23 | 日本を復活させる
 米東部ペンシルベニア州バトラーで13日開かれた米共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の選挙集会で、トランプ氏の演説中に暗殺未遂があった。
 アメリカのシークレットサービスの対応は素早かった。120メートルのオープンスペースを作ったのは手落ちだったが、1発目の後の「伏せろ!」という声でトランプ氏は身をかがめ、その後も見事な対応を見せた。

この事件は、イヤでも2年前の安倍晋三元首相の暗殺を思い起こさせる。あの日、1発目の発砲の後に安倍元首相は伏せずに振り返り、命を落としたのだったと、高橋洋一氏。
 
衝撃の「トランプ氏暗殺未遂」に思う「故・安倍元首相の存在感」…激変してしまった世界で、日本は誰に「舵取り」をまかせるべきか | 現代ビジネス | 講談社 2024.07.15 髙橋 洋一 経済学者 嘉悦大学教

■思い起こす「2年前のあの日」
日本時間の14日午前中(米国時間で13日)、とんでもないニュースが飛び込んだ。

米東部ペンシルベニア州バトラーで13日開かれた米共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の選挙集会で、トランプ氏の演説中に暗殺未遂があった

中継映像では、トランプ氏は耳の辺りから出血していたが、警備担当者らに囲まれながら退避する際、拳を突き上げており、命に別状はなく大丈夫のようだ。

トランプ氏を狙った暗殺者は、トランプ氏から120メートルあたりの見晴らしの良い屋上から狙撃したが、わずかに弾がそれた。しかし、弾はトランプ氏の耳をかすめたか、あるいはプロンプターに当たり、その破片がトランプ氏の耳を直撃したようだ。その
直後に、暗殺者は周囲を警護するシークレットサービスのカウンタースナイパーによって射殺された。なお、現場となった選挙集会にいた聴衆のうち1人が死亡、2人が重傷を負った

さずがに、アメリカのシークレットサービスの対応は素早かった。120メートルのオープンスペースを作ったのは手落ちだったが、1発目の後の「伏せろ!」という声でトランプ氏は身をかがめ、その後も見事な対応を見せた。

この事件は、イヤでも2年前の安倍晋三元首相の暗殺を思い起こさせるあの日、1発目の発砲の後に安倍元首相は伏せずに振り返り、命を落としたのだった

■「G20」が懐かしい
安倍元首相が暗殺されてから2年が経過したが、この間、国内政治や海外情勢はどう変化したのか、
安倍元首相不在の影響は政局や経済政策、外交にどのように出ているのか

いろいろな政治家が「安倍元首相の遺志を継ぐ」と口にするが、本当なのか。上辺だけの言葉が少なくない。

まず驚かされるのが、国内政治の混乱だ。旧安倍派において、「献金やパーティ券収入のキックバックをやめよう」と言ったのは安倍元首相なのに、安倍氏が亡くなるや否やキックバックを復活させたのだから、あまりに節操がない。旧安倍派で、しかも安倍元首相の後継者と見られていた幹部の間でも、この体たらくなので、他の派閥の政治家は推して知るべしだ

もうひとつ実感させられるのは、国際情勢の激変だ。安倍元首相が存命中の2019年6月、大阪で開催されたG20サミットではトランプ前大統領、中国の習近平国家主席、プーチン大統領と安倍元首相が、狭い机で肩を並べて議論していた。当時、世界はまだ平和だった。あの頃が懐かしく感じられる。

トランプ前大統領はG20で大阪を訪れたその足で韓国の板門店に飛び、米国大統領として初めて北朝鮮に渡って米朝首脳会談を行った。朝鮮半島にも今ほどの緊迫感はなかった。トランプ前大統領は「安倍元首相が言うことなら聞こう」というスタンスで、世界各国の首脳は、安倍元首相がトランプ前大統領を説得してくれることを期待したほどだ

■「盟友」二人の退場で……

2021年1月に米国でトランプ前大統領からバイデン大統領への政権交代が起こり、その1年後の2022年2月、ロシアが一方的にウクライナへ侵攻した

中国の習近平国家主席の独裁化も一層拍車がかかっている。習首席は台湾統一を諦めておらず、台湾問題が現実化しつつある

中東でも、昨年10月にハマスがイスラエルへ一方的に攻撃を仕掛け、泥沼の戦闘が続いている

2021年1月にトランプ政権が終わり、その1年半後に安倍元首相が暗殺された。それと相前後して、世界情勢が不安定化しているのを目の当たりにすると、何か目に見えない大きなものが背後で動いているかのように邪推してしまいそうだ。

国際政治において
「盟友」と言えるトランプ氏と安倍元首相の退場は、独裁者の一方的な行動を誘発した

断固たる意思を持ち、暴挙を思いとどまらせるような態度を示す政治家が国際舞台からいなくなったためだろう

■日本の舵取りをどうするか

国内政治では、岸田政権で官僚主義・財政再建主義が復活した。能登半島後の震災復興補正予算を打てないなど、まともな経済政策が不在の状態だ

安倍・菅政権では、コロナ対策において、細かな積み上げ予算ではなく、事後の失業を防ぐような「有効需要」を事前に決める100兆円対策を行った。もちろん実際には2020年度の一次補正、二次補正(ここまでは安倍政権)、三次補正(菅政権)に分けて実施されたが、その後の失業率の上昇は先進国で最低水準であった

しかも「政府と日銀の連合軍」(安倍元首相による命名)で、発行した国債のほとんどを日銀が購入するとしたので、東日本大震災のような「復興増税」なしで対策が行えた

本コラムでは、対財務省の関係でその当時は詳しく書けなかったことも多かったが、2020年4月6日付け記事で「100兆円対策」の必要性を書き、6月1日付け本コラムでは「政府と日銀の連合軍」について書いた。いずれも安倍元首相から「書いてもいい」とのお許しをいただいた上でのことだ。このあたりの事情は、筆者のYouTubeチャンネル「高橋洋一チャンネル」で安倍さんの二周忌の際に話した。

いずれにしても、
これほどの厳しい国際環境の中で、日本をどのように舵取りしていくべきか。米大統領選はトランプ氏が再選される確率が増している。先日のバイデン氏とトランプ氏の討論会を見れば、バイデン氏には荷が重すぎることは誰の目にも明らかだ。

■「民主主義国の矜持」を見せるとき
一方、
日本でも9月に自民党総裁選が控えている。もし安倍元首相がいれば、3度目の返り咲きは確実だっただろう。となれば、「安倍元首相のようにトランプ氏と伍していける政治家は誰か」という視点から、自民党総裁選を見るのもいいとなると、高市早苗氏が俄然有力になってくる

国内政治を見ても、
緊縮病の財務省と伍していけるのは高市さんくらいしか思い浮かばないもちろん高市氏だけで安倍元首相の代わりはできないので、日本全体で総力戦で行かなければいけない

いずれにしても、
民主主義国の底力を侮るな、ヘタをすると二倍返し、三倍返しになるぞ、という専制国家に対する強い態度がないと、戦争は回避できない


 安倍元首相が暗殺されてから2年が経過したが、この間、国内政治や海外情勢はどう変化したのか、安倍元首相不在の影響は政局や経済政策、外交にどのように出ているのか。

 まず驚かされるのが、国内政治の混乱だと、高橋氏。
 「献金やパーティ券収入のキックバックをやめよう」と言ったのは安倍元首相なのに、安倍氏が亡くなるや否やキックバックを復活させたのだから、あまりに節操がない。旧安倍派で、しかも安倍元首相の後継者と見られていた幹部の間でも、この体たらくなので、他の派閥の政治家は推して知るべしだと。

 もうひとつ実感させられるのは、国際情勢の激変だと、高橋氏。
 2019年6月、大阪で開催されたG20サミットではトランプ前大統領、中国の習近平国家主席、プーチン大統領と安倍元首相が、狭い机で肩を並べて議論していた。
 トランプ前大統領はG20で大阪を訪れたその足で韓国の板門店に飛び、米国大統領として初めて北朝鮮に渡って米朝首脳会談を行った。トランプ前大統領は「安倍元首相が言うことなら聞こう」というスタンスで、世界各国の首脳は、安倍元首相がトランプ前大統領を説得してくれることを期待したほどだと。

 2021年1月に米国でトランプ前大統領からバイデン大統領への政権交代が起こり、その1年後の2022年2月、ロシアが一方的にウクライナへ侵攻した。

 中国の習近平国家主席の独裁化も一層拍車がかかっている。習首席は台湾統一を諦めておらず、台湾問題が現実化しつつある。

 中東でも、昨年10月にハマスがイスラエルへ一方的に攻撃を仕掛け、泥沼の戦闘が続いている。

 2021年1月にトランプ政権が終わり、その1年半後に安倍元首相が暗殺された。それと相前後して、世界情勢が不安定化しているのを目の当たりにすると、何か目に見えない大きなものが背後で動いているかのように邪推してしまいそうだと、高橋氏。

 「盟友」と言えるトランプ氏と安倍元首相の退場は、独裁者の一方的な行動を誘発した。断固たる意思を持ち、暴挙を思いとどまらせるような態度を示す政治家が国際舞台からいなくなったためだろうと。

 国内政治では、岸田政権で官僚主義・財政再建主義が復活した。能登半島後の震災復興補正予算を打てないなど、まともな経済政策が不在の状態だと、高橋氏。
 安倍・菅政権では、コロナ対策において、細かな積み上げ予算ではなく、事後の失業を防ぐような「有効需要」を事前に決める100兆円対策を行った。
 その後の失業率の上昇は先進国で最低水準であった。

 しかも「政府と日銀の連合軍」(安倍元首相による命名)で、発行した国債のほとんどを日銀が購入するとしたので、東日本大震災のような「復興増税」なしで対策が行えたと、高橋氏。

 いずれにしても、これほどの厳しい国際環境の中で、日本をどのように舵取りしていくべきか。米大統領選はトランプ氏が再選される確率が増している。

 民主党は、バイデン氏が降りて、ハマス副大統領に禅譲される様子。
 トランプ vs ハマスの大統領選 伯仲 - 遊爺雑記帳

 日本でも9月に自民党総裁選が控えている。もし安倍元首相がいれば、3度目の返り咲きは確実だっただろう。となれば、「安倍元首相のようにトランプ氏と伍していける政治家は誰か」という視点から、自民党総裁選を見るのもいい。となると、高市早苗氏が俄然有力になってくると、高橋氏。

 緊縮病の財務省と伍していけるのは高市さんくらいしか思い浮かばない。もちろん高市氏だけで安倍元首相の代わりはできないので、日本全体で総力戦で行かなければいけないとも。

 高市氏を巡っては、本人はやる気満々の様子ですが、前回の様な安倍氏の支援はない。
 高市早苗氏「保守団結の会」と会食 総裁選見据え根回し活発化 安倍氏の助言や〝高市潰し〟の動き…逆境はね返せるか(1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 岸田派は、高市氏の出馬への妨害工作をしている様子。
 自民総裁選、高市早苗氏〝出馬封じ〟報道 選管委メンバー選び、候補の推薦人になれない…「岸田派ゼロ」の異様 無派閥から最多5人(1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 次期総裁選。水面下でのバトルは既に始まっているのですね。麻生 VS 菅 のキングメーカーバトル?




  この花の名前は、ペンタスの白花


↓よろしかったら、お願いします。


遊爺さんの写真素材 - PIXTA


月刊Hanada2024年2月号 - 花田紀凱, 月刊Hanada編集部 - Google ブックス






 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 習近平政権が続く限り不況も続く | トップ | 激突!トランプ氏vsハリス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本を復活させる」カテゴリの最新記事