遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

名古屋市議会リコール署名 再審査で法定数を上回る

2010-12-15 23:15:21 | my notice
 必要数365,795人に対し、約456千人の署名を集めながら、大幅な無効票の審査結果で、12,004人分不足の結果となっていた名古屋市議リコール署名が、異議・再審査で無効から有効に変更されるものが続出し、法定必要数を超える署名数となったそうです。
 当初、河村市長は異議申し立てで約 1万は取り返せると望みを託す発言もしてはおられましたが、大勢は後出しで厳しくされた署名審査での復活は困難との見方でした。河村市長も、辞職・再市長選挙の作戦に転じていました。
 その絶望を逆転したのは、名古屋市民の方々なのでした。署名の縦覧期間に約32千人分の異議申し出があったのだそうです。市議会と選管がぐるになって署名つぶしをしたとしか考えられない「受任者」が云々他の審査基準と、審査内容に、市民が決起された結果なのですね。

 
中日新聞 : 住民投票の実施確定 名古屋リコール、有効署名法定数上回る
 
"民意"が後出しジャンケンに勝利~名古屋市議会リコール署名:|ネットアイビーニュース

 約46万5,000名分も集めた署名から、約11万2,000名分が削られるという、絶望的状況に陥っていた名古屋市議会リコール署名。その状況を打破したのは、署名した名古屋市民一人ひとりの「ナゴヤ庶民革命」における熱意だった。
 名古屋市役所 住民投票の実施に必要となる法定数(約36万6千名)を10万近く上回り、名古屋市選挙管理委員会(以下、市選管)に提出した当初、署名した市民は喜びに沸いた。しかし、「後だしジャンケン」(河村たかし市長)と批判された、厳しい署名審査基準の厳格化により、市民の予想を超える数の署名が「無効」と判断された。
 法定数まで不足した有効署名は1万2,004名分。そのなかには、「代表請求者の印が薄くて読みにくい、または押印忘れ」「受任者が住所または名前を誤記入し、二重線で訂正したものの訂正印を押してない」など、一人ひとりの署名に関係なく、署名簿自体が「無効」になったケースがあった。
 また、「署名時は生存していた人が、審査時に亡くなっていた」「署名時は名古屋市に在住していたが、審査時に他市へ引っ越していた」など、本来、「有効」となるべきところが「無効」となっていたミスもあったという。このほか、誤字・脱字や、同世帯で署名し、住所欄に「〃」と記入したため「無効」になったケースも...。

 こうした審査内容に、署名した市民の怒りが爆発。11月25日から7日間、各区で行なわれた署名の縦覧には、終了時刻ぎりぎりまでひっきりなしに多数の署名者や署名を集めた受任者らが詰めかけた。その後、無効になった署名に対する市民の異議申し立てを受けた市選管は再審査を実施。14日、市内16 区のうち9区で計1万169人分が復活、「無効」から「有効」となったと発表した。残り7区の再審査結果を待つところであるが法定数まで残り1,835名であることからも、到達する可能性は高いと言える。

 同リコール運動は、市民税10%削減、地域委員会の継続、議員報酬の半減という公約実施を掲げ、河村たかし市長のもと、市民の支援団体が実施していた。有効署名が法定数を超えれば、来年(2011年)2月、名古屋市議会解散の賛否を問う住民投票が実施されるといわれている。同月には、任期満了に伴う愛知県知事選(1月20日告示、2月6日投票)と、河村たかし市長辞職による名古屋市長選挙が行なわれる見通しだ。

 議会解散の是非を問う住民投票は、政令指定市では初めてとなるのだそうです。
 約10万票の無効の内の 1万票は、惜しいわずかの差とはいえ、署名した人がもう一度自分の署名を無効かどうか確認しに出かけて、異議を申し立てるかを考えると、絶望的な数字ではありました。
 それが、3万を超す異議。ということは、確認に出かけた人(個人 o r 受任者)は何人いたのでしょう?
 県議の方が当初インタビューで、社員リストをそのまま添付したような署名もあるとか内容がずさんと指摘していましたが、義理で署名していたら、これだけの人が確認し異議を申し出なかったはずです。

 今回の件では、名古屋市民の方々に賛辞をお贈りしたいのですが、2つの意味を込めています。
 ひとつは、市議会への関心を強く持たれ、署名されたことと、署名の確認に再度出かけられた熱意。もうひとつは、選管という絶対的信頼を置かれてきた組織に、絶対の信頼をしてはいけないという実証をされたことです。
 米国の大統領選でもカウントのやり直しをしたことがありましたが、日本の選管ではありえないと考えていましたから、再審査で結果が逆転するとは思ってもみませんでした。
 初回の選管の審査に誤りがあったことの怖さ。再審査でその誤りが是正されたことの自浄能力が残っていたことと、でも多くの市民が立ち上がらなかったら誤りがそのまま葬られていた危うさ。ほっとする面と、世の中信じられるものが減ってきている事実と両方に接しさせていただきました。
 
 市長選では、民主党の石田芳弘衆院議員との争いになるのだそうですね。県知事選では、自民党の大村氏が河村市長と連携して立候補するのに対し、除名騒動でもめていますね。
 まだまだ名古屋は当分熱い日がつづきそうですね。



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