遊爺雑記帳

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岸田政権では難しい「G7結束固め」核兵器のない世界 各国は腹の中で笑っているに違いない

2023-05-21 01:33:55 | my notice
 19日に開幕したG7広島サミット。ウクライナのゼレンスキー大統領も対面参加することとなり、20日広島入りしました。
 「ロシアと中国による『力による現状変更』の試みをどう阻止するか」が今回のサミットの最重要課題であるのは言うまでもないが、岸田文雄首相の答えは「核兵器のない世界」だと。日本は、それで大丈夫かと、元東京新聞の東京新聞らしくなかった長谷川氏。

 ゼレンスキー氏「平和がより近づく」と投稿 広島到着 - 産経ニュース

 
【ニュースの核心】岸田政権では難しい「G7結束固め」核兵器のない世界、各国が日本の方向性に疑問抱く懸念 腹の中で笑っているに違いない - zakzak:夕刊フジ公式サイト 長谷川幸洋 2023.5/20

 G7(先進7カ国)首脳会議が19日、広島で開幕した。「ロシアと中国による『力による現状変更』の試みをどう阻止するか」が最重要課題であるのは言うまでもないが、岸田文雄首相の答えは「核兵器のない世界」だ。日本は、それで大丈夫か

 
首脳たちは岸田首相の話にうなずくフリをしながら、腹の中で笑っているに違いない

 「おいおい、ロシアはウクライナを核で威嚇し、中国も猛烈な核軍拡をしているのに、オレたちは核を手放そうというのか。冗談だろう」

 いや、冗談ではすまない。

 
私は「日本という国の世界情勢に対する認識が問われる事態になる」とみている。それは、もう実際に起きた

 
岸田首相のインタビューを掲載した米誌「タイム」電子版が、「首相は平和主義だった日本を軍事大国に変えようとしている」という見出しを掲げ、外務省が異議を伝える事件があった。同誌は見出しを、「首相は平和主義だった日本に、国際舞台でより積極的な役割を与えようとしている」に変更した。

 
日本が防衛費を増やせば、世界が「軍事大国を目指す」と受け止めるのは当然だ。私は「世界がそう認識するのは正しい」と思うが、岸田政権はそれが不満なのだ。

 
日本には「軍事大国」という言葉に反発する左翼の勢力がいて、実は、岸田政権もそんな反発に同調しているからだ。「核兵器のない世界」論は、その延長線上にある。

 岸田首相の核廃絶論は「単なる念仏」ではなく、現実の政策でもある。

 
安倍晋三元首相は昨年2月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の核威嚇発言を受けて「米国との核共有の議論を始めるべきだ」と問題提起したが、岸田政権は自民党内で1度議論しただけで封印した。昨年末に閣議決定した国家安全保障戦略は「軍事大国を目指さず、非核3原則を堅持する」と明記している。

 
隣の韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が1月、「核の独自開発」に言及し、その後、撤回したものの、4月の米韓首脳会談で、米国の戦略原潜を韓国に寄港させる約束を取り付けた。米国に実質的な「核の拡大抑止」を保障させた点で、念仏路線の岸田政権とは大違いだ。

 
岸田政権が広島サミットで「一方的な現状変更の試みに反対する」と唱える一方で、核廃絶を訴えていれば、世界が「日本はどちらの方向を向いているのか」と疑問を抱いてもおかしくない

 
核で威嚇するロシアに対抗するために、西側もいざとなったら、核の使用を辞さない覚悟を示すのか。それとも、あくまで核を封印しようとするのか。あるいは、中国がロシアと同じように核戦力を背景に台湾奪取に動いたら、日本はどうするのか

 
緊張が高まれば高まるほど世界はタイム誌以上に、日本を理解するのに苦労するだろう。「日本は結局、お花畑に生きている国なのだ」と天を仰ぐに違いない。そうなってから「助けてくれ!」と叫んでも、遅い。

 
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は米中対立に距離を置いて、独自路線を示唆した。英「エコノミスト」誌は、米国の産業重視政策を「保護主義」と批判し、米欧間では隙間風も吹いている

 本来なら、
日本がG7の結束固めに知恵を絞らねばならない局面だが、岸田政権ではとても無理だろう


 「おいおい、ロシアはウクライナを核で威嚇し、中国も猛烈な核軍拡をしているのに、オレたちは核を手放そうというのか。冗談だろう」
 首脳たちは岸田首相の話にうなずくフリをしながら、腹の中で笑っているに違いない。

 勿論、核兵器のない世界を、被爆国の日本が、広島の地で訴えるのは否定されるものではなく、奨励される事です。
 しかし、核兵器を全面的に禁じた核兵器禁止条約の初めての締約国会議が、2022年 6月、オーストリア・ウィーンで開かれましたが、日本は参加していません。
 岸田首相の話に説得力が感じられないのは当然でしょう。「けんとうし・岸田」の本領発揮!?
 日本政府が参加せぬ中 広島、長崎市長「核廃絶」訴え 核禁条約会議 [核といのちを考える]:朝日新聞デジタル

 「日本という国の世界情勢に対する認識が問われる事態になる」とみている。それは、もう実際に起きたと、長谷川氏。
 岸田首相のインタビューを掲載した米誌「タイム」電子版が、「首相は平和主義だった日本を軍事大国に変えようとしている」という見出しを掲げ、外務省が異議を伝える事件があった。
 日本が防衛費を増やせば、世界が「軍事大国を目指す」と受け止めるのは当然だ。私は「世界がそう認識するのは正しい」と思うが、岸田政権はそれが不満なのだと、長谷川氏。
 日本には「軍事大国」という言葉に反発する左翼の勢力がいて、実は、岸田政権もそんな反発に同調しているからだ。「核兵器のない世界」論は、その延長線上にあると。

 安倍元首相は昨年 2月、ロシアのプーチン大統領の核威嚇発言を受けて「米国との核共有(ドイツでは実施済)の議論を始めるべきだ」と問題提起したが、岸田政権は自民党内で 1度議論しただけで封印した。昨年末に閣議決定した国家安全保障戦略は「軍事大国を目指さず、非核3原則を堅持する」と明記。
 
 隣の韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、4月の米韓首脳会談で、米国の戦略原潜を韓国に寄港させる約束を取り付けた。米国に実質的な「核の拡大抑止」を保障させた点で、念仏路線の岸田政権とは大違いだと、長谷川氏。

 岸田政権が広島サミットで「一方的な現状変更の試みに反対する」と唱える一方で、核廃絶を訴えていれば、世界が「日本はどちらの方向を向いているのか」と疑問を抱いてもおかしくないと。

 核で威嚇するロシアに対抗するために、西側もいざとなったら、核の使用を辞さない覚悟を示すのか。それとも、あくまで核を封印しようとするのか。あるいは、中国がロシアと同じように核戦力を背景に台湾奪取に動いたら、日本はどうするのか。
 世界はタイム誌以上に、日本を理解するのに苦労するだろう。「日本は結局、お花畑に生きている国なのだ」と天を仰ぐに違いない。そうなってから「助けてくれ!」と叫んでも、遅いと、長谷川氏。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は米中対立に距離を置いて、独自路線を示唆し波紋を広げました。
 しかし、今回のゼレンスキー氏の日本訪問は、フランスの政府専用機。
 英「エコノミスト」誌は、米国の産業重視政策を「保護主義」と批判し、米欧間では隙間風も吹いている。

 本来なら、日本がG7の結束固めに知恵を絞らねばならない局面だが、岸田政権ではとても無理だろうと、長谷川氏。
 かつて、カナダでのG7時、トランプ氏とメルケルさんが対立した時、安倍氏が仲裁に入ったことがありました。

 議長国の肩書をひけらかす岸田首相。議長として、7か国や招待国を、プーチンのウクライナ侵攻停止に向け、何処までまとめられるか。
 「けんとうし」の矛盾する信頼を失う言動でなく、議長としての役割をどこまではたせるか。安部氏が築いた世界からの信頼に応えることが出来るのか。
 長谷川氏は、岸田政権ではとても無理だろうとの評価ですが、信頼を失うことが無いよう願っています。



 # 冒頭の画像は、広島空港に到着したウクライナのゼレンスキー大統領



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