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プーチン大統領の任期切れ後の大統領に関する改憲案が11日下院を通過し、同日、上院でも可決され、上下両院を通過しました。
ただし内容は、1月15日の年次教書演説でプーチン氏が唱えた、退任後、新憲法に明文化される国家評議会の議長や、下院議長などとして実権を保持するものではなく、「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とするもの。
24年の大統領選にプーチン氏の出馬が可能となり、勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることになるというものです。
10日の第2読会で与党「統一ロシア」の女性議員が、任期制限を撤廃するか、新憲法の発効時に大統領の過去の任期を「ゼロ」に戻すべきだと提案。
第2読会は「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とする内容を盛り込んだ改憲法案を承認し、24年の大統領選にプーチン氏が出馬して勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることとなったのだそうです。
つまり、まわりくどい院政より、大統領として居座る、確実に権力を握る道を選んだのですね。
プーチン氏は、第2読会で、経済や安全保障上の安定のために「強力な大統領による(権力の)垂直構造がロシアには絶対に必要だ」と述べたのだそうです。
露反体制派やリベラル系メディアはプーチン体制永続化への懸念を強めているのだそうですが、どうなるのでしょう。
支持率低下傾向で領土問題もその譲渡禁止が盛り込まれた新憲法。ゼロ島返還となった現状が、回復される芽はやはりない?
露改憲法案、上下両院を通過 「プーチン体制永続」に懸念 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、下院で演説したプーチン大統領
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ただし内容は、1月15日の年次教書演説でプーチン氏が唱えた、退任後、新憲法に明文化される国家評議会の議長や、下院議長などとして実権を保持するものではなく、「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とするもの。
24年の大統領選にプーチン氏の出馬が可能となり、勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることになるというものです。
露の改憲法案が下院通過 プーチン氏の任期撤廃 - 産経ニュース 2020.3.11
【モスクワ=小野田雄一】ロシア下院は11日、憲法改正法案を審議する3度目の読会(本会議)を開き、プーチン大統領の5選出馬を可能にする改憲法案を可決した。プーチン氏のこれまでの大統領任期を帳消しにする内容は10日の第2読会で突如、法案に追加された。プーチン氏は第2読会での演説で「現在のロシアには(政権交代よりも)安定が重要だ」と述べ、5選への決意表明とも取れる発言をした。
法案は今後、上院や地方議会での承認を経て成立する。4月22日に予定される「国民投票」で投票者の過半数が支持すれば発効する流れとなっている。
現行憲法は大統領任期を「連続2期まで」と定めており、通算4期目のプーチン氏は2024年の次期大統領選に出馬できない。改憲法案にも大統領任期を「通算2期まで」に制限する条文が含まれている。
しかし、10日の第2読会で与党「統一ロシア」の女性議員が、任期制限を撤廃するか、新憲法の発効時に大統領の過去の任期を「ゼロ」に戻すべきだと提案。その後に演説したプーチン氏は任期制限の撤廃に反対する一方、任期の帳消しに関しては「国民投票で賛意が示され、憲法裁判所も違憲と判断しなければ、可能だろう」と述べた。
第2読会は「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とする内容を盛り込んだ改憲法案を承認した。仮に24年の大統領選にプーチン氏が出馬して勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることになる。
プーチン氏は1月15日の年次教書演説で、大統領が持つ首相の任命権を下院に移譲するなど大統領権限を弱める改憲を提案。プーチン氏が退任後、新憲法に明文化される国家評議会の議長や、下院議長などとして実権を保持するとの観測が強まった。
しかし同月20日にプーチン氏が提出した改憲法案は大統領に首相任命権を残すなど、演説時の提案よりも大統領の権限が強く残る内容となっていた。
下院第2読会での演説でも、プーチン氏は「国家評議会や安全保障会議など選挙で選ばれていない機関への大統領権限の移譲は間違いであり、危険でさえある」と指摘。一方で、経済や安全保障上の安定のために「強力な大統領による(権力の)垂直構造がロシアには絶対に必要だ」と述べた。
【モスクワ=小野田雄一】ロシア下院は11日、憲法改正法案を審議する3度目の読会(本会議)を開き、プーチン大統領の5選出馬を可能にする改憲法案を可決した。プーチン氏のこれまでの大統領任期を帳消しにする内容は10日の第2読会で突如、法案に追加された。プーチン氏は第2読会での演説で「現在のロシアには(政権交代よりも)安定が重要だ」と述べ、5選への決意表明とも取れる発言をした。
法案は今後、上院や地方議会での承認を経て成立する。4月22日に予定される「国民投票」で投票者の過半数が支持すれば発効する流れとなっている。
現行憲法は大統領任期を「連続2期まで」と定めており、通算4期目のプーチン氏は2024年の次期大統領選に出馬できない。改憲法案にも大統領任期を「通算2期まで」に制限する条文が含まれている。
しかし、10日の第2読会で与党「統一ロシア」の女性議員が、任期制限を撤廃するか、新憲法の発効時に大統領の過去の任期を「ゼロ」に戻すべきだと提案。その後に演説したプーチン氏は任期制限の撤廃に反対する一方、任期の帳消しに関しては「国民投票で賛意が示され、憲法裁判所も違憲と判断しなければ、可能だろう」と述べた。
第2読会は「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とする内容を盛り込んだ改憲法案を承認した。仮に24年の大統領選にプーチン氏が出馬して勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることになる。
プーチン氏は1月15日の年次教書演説で、大統領が持つ首相の任命権を下院に移譲するなど大統領権限を弱める改憲を提案。プーチン氏が退任後、新憲法に明文化される国家評議会の議長や、下院議長などとして実権を保持するとの観測が強まった。
しかし同月20日にプーチン氏が提出した改憲法案は大統領に首相任命権を残すなど、演説時の提案よりも大統領の権限が強く残る内容となっていた。
下院第2読会での演説でも、プーチン氏は「国家評議会や安全保障会議など選挙で選ばれていない機関への大統領権限の移譲は間違いであり、危険でさえある」と指摘。一方で、経済や安全保障上の安定のために「強力な大統領による(権力の)垂直構造がロシアには絶対に必要だ」と述べた。
10日の第2読会で与党「統一ロシア」の女性議員が、任期制限を撤廃するか、新憲法の発効時に大統領の過去の任期を「ゼロ」に戻すべきだと提案。
第2読会は「新憲法の発効時点で、現在や過去の大統領による大統領選への出馬を妨げない」とする内容を盛り込んだ改憲法案を承認し、24年の大統領選にプーチン氏が出馬して勝利した場合、さらに最大2期12年にわたって大統領を務められることとなったのだそうです。
つまり、まわりくどい院政より、大統領として居座る、確実に権力を握る道を選んだのですね。
プーチン氏は、第2読会で、経済や安全保障上の安定のために「強力な大統領による(権力の)垂直構造がロシアには絶対に必要だ」と述べたのだそうです。
露反体制派やリベラル系メディアはプーチン体制永続化への懸念を強めているのだそうですが、どうなるのでしょう。
支持率低下傾向で領土問題もその譲渡禁止が盛り込まれた新憲法。ゼロ島返還となった現状が、回復される芽はやはりない?
露改憲法案、上下両院を通過 「プーチン体制永続」に懸念 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、下院で演説したプーチン大統領
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