遊爺雑記帳

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2月7日は、「北方領土の日」

2025-02-07 01:57:18 | ロシア全般
 昭和20年の終戦直後、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連が千島列島に侵攻した。
 「断乎(だんこ)、反撃に転じ、上陸軍を粉砕せよ-。」
 第5方面軍司令官の樋口季一郎中将は、こう打電して徹底抗戦を命じた。
 
<浪速風>2月7日は「北方領土の日」 歴史とロシアの不当性を胸に刻みたい - 産経ニュース 2025/2/6

 断乎(だんこ)、反撃に転じ、上陸軍を粉砕せよ-。昭和20年の終戦直後、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連が千島列島に侵攻した際、第5方面軍司令官の樋口季一郎中将は、こう打電して徹底抗戦を命じた

千島列島の北東端に位置する占守(しゅむしゅ)島での激しい戦闘の末、日本軍優勢のまま 8月21日に停戦が成立した。ソ連には北海道の北半分を占領する計画があったとされるが、米軍が北海道に進駐して「北海道占領を認めない」と伝え、ソ連は断念した。その後、北方領土は奪われ、ソ連に続くロシアによる不法占拠が続く

▶択捉、国後、色丹、歯舞群島を日本領土として国境線を定めた
日魯通好条約が1855年2月7日に調印されたことにちなみ、2月7日は「北方領土の日」。日本人として歴史を学ぶとともに、ウクライナ侵略でも目の当たりにしているロシアの不当性を胸に刻みたい

 千島列島の北東端に位置する占守(しゅむしゅ)島での激しい戦闘の末、日本軍優勢のまま 8月21日に停戦が成立。
 ソ連には北海道の北半分を占領する計画があったとされるが、米軍が北海道に進駐して「北海道占領を認めない」と伝え、ソ連は断念。

 その後、北方領土は奪われ、ソ連に続くロシアによる不法占拠が続く。
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北方領土交渉経緯
 プーチン次期大統領が北方領土問題の最終解決を目指したいと - 遊爺雑記帳

■日ソ共同宣言
1956年10月19日 鳩山首相とソ連のブルガーニン首相がモスクワで署名
 北方領土問題は、まず国交回復を先行させ、平和条約締結後にソ連が歯舞群島と色丹島を引き渡すという前提で、改めて平和条約の交渉を行うという合意

■日ソ共同声明(1991年)
 1991年4月海部総理とゴルバチョフ大統領により署名された。
 北方四島が、平和条約において解決されるべき領土問題の対象であることが初めて確認された。
 日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡す。


■東京宣言(1993年)
 1993年10月、細川総理とエリツィン大統領により署名された。
 領土問題を、北方四島の島名を列挙して、その帰属に関する問題と位置づけるとともに、領土問題解決のための交渉指針が示された。
 また、日ソ間のすべての国際約束が、日露間で引き続き適用されることを確認した。


■クラスノヤルスク合意(1997年)
 1997年11月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、東京宣言に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くすことで一致。


■川奈合意(1998年)
 1998年4月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、平和条約に関し、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決することを内容とし、21世紀に向けた日露の友好協力に関する原則等を盛り込むことで一致。


■イルクーツク声明(2001年)
 2001年3月、森総理とプーチン大統領により署名された。
 日ソ共同宣言が交渉プロセスの出発点を設定した基本的な法的文書であることを確認した。その上で、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結すべきことを再確認した。


■日露行動計画(2003年)
 2003年1月、小泉総理とプーチン大統領により採択された。日ソ共同宣言、東京宣言、イルクーツク声明及びその他の諸合意が、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、両国関係を完全に正常化することを目的とした交渉における基礎と認識し、交渉を加速することを確認した。


▽プーチン来日 過去を否定 (2005年11月)
 「 プーチン来日で惨敗の日本外交 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

▽山口での首脳会談(2016年12月15日)
 北方4島で「特別な制度」の下での共同経済活動実現へ協議。

▽ロシア極東ウラジオストクでの東方経済フォーラム (2018年9月)
檀上で、プーチン大統領が突如平和条約交渉先行を呼びかけ。

▽シンガポールでの首脳会談(2018年11月14日)
 1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速。

▽ドイツ・ミュンヘンでの日露外相会談 (2019年2月17日未明)
 ラブロフ外相は、第2次世界大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったと認めるよう改めて強調。「日本が、4島を含む全てのクリル諸島(千島列島)の主権をロシアが有することなど、第2次世界大戦の結果を認めることが不可欠だ」と述べ、ゼロ島を主張。

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 択捉、国後、色丹、歯舞群島を日本領土として国境線を定めた日魯通好条約が1855年2月7日に調印されたことにちなみ、2月7日は「北方領土の日」。日本人として歴史を学ぶとともに、ウクライナ侵略でも目の当たりにしているロシアの不当性を胸に刻みたいと、産経。

 ロシアの東の日本との国境での不法占拠に対し、西のウクライナとの国境では、ロシアの侵略戦争が継続中です。

 戦争を始めた事のない稀有な米国大統領のトランプ氏の大統領復帰。

 
トランプ氏「ウクライナに圧力」間違い気づく ロシアを説得できるか [ウクライナ情勢]:朝日新聞 2025年2月6日

 ロシアとウクライナの停戦を目指すトランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領との会談の早期実現を目指しているとされます。消耗戦を続ける双方の停戦合意は可能なのか。安全保障政策に詳しい鶴岡路人・慶応大学准教授に聞きました。

 ――トランプ氏はロシアとウクライナを停戦に導けるのでしょうか。

 
トランプ氏は就任前の記者会見で、停戦までに必要な時間について「6カ月」と、それまでの発言を修正しました。大統領選で「1日で戦争を終わらせる」と言っていたときは、前提に「戦争が続くのはウクライナが奪われた領土をあきらめないから。ウクライナに圧力をかければ戦争は終わるという単純な理解があったと思います。

 
抜け落ちていたのは、ロシアに停戦する気があるのか、という点です。ロシアは戦況を優位に進め、占領地の拡大を続けています。攻撃をやめるインセンティブがありません。トランプ政権が本気で停戦を実現させたいのであれば、課題はどうやってロシアに譲歩させるか、です

 侵攻が始まった直後の2022年春のイスタンブールでの停戦交渉で、ロシアはウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に入らないだけでなく、ウクライナ軍の徹底的な弱体化を求め、それが大きな原因の一つとなり、交渉は決裂しました。
プーチン大統領が「今も変わらない」とする侵攻の最終的な目的はウクライナの属国化であり、軍事的な弱体化はその中心に位置づけられます。停戦交渉になれば再び同じ問題が出てきます。トランプ氏が発言を修正したのは、当初の想定が現実離れしていたことに気づいたからです。

 トランプ政権はウクライナ支援を引き揚げるのか?

 トランプ氏は就任前の記者会見で、停戦までに必要な時間について「6カ月」と、それまでの発言を修正しました。大統領選で「1日で戦争を終わらせる」と言っていたときは、「ウクライナに圧力をかければ戦争は終わる」という単純な理解があったと思いますと、鶴岡路人・慶応大学准教授。

 トランプ氏に抜け落ちていたのは、ロシアに停戦する気があるのか、という点。
 ロシアは戦況を優位に進め、占領地の拡大を続けています。攻撃をやめるインセンティブがありません。トランプ政権が本気で停戦を実現させたいのであれば、課題はどうやってロシアに譲歩させるか、ですと、鶴岡准教授。
 トランプ氏が発言を修正したのは、当初の想定が現実離れしていたことに気づいたからですと。

 東西の国境で不法占拠を続けるプーチン氏。
 昨年10月のニューズウィーク日本版の記事ですが、「高支持率の裏で、多くの支持者が外交政策に不満を持ち、和平を求めていることが判明した」との報道もありました。
 プーチン支持者の本音...外交政策支持わずか14%、和平を求める声61%|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト


 常に領土拡大をつづけるロシア。
 世界の対露包囲網の中、米・エクソンモービル、英・シェルは、サハリン1, 2から撤退しましたが、日本の岸田政権は、後継のガスプロムとの操業に継続参画し、今日も継続しています。

 北方四島の不法占拠をされているのに、米・英が対露制裁で撤退したサハリンの天然ガス生産には参画!
 ウクライナと同様に国土を不法占拠されているにもかかわらず。。。!
 「北方領土の日」は、「竹島の日」とは異なり、政府主催の記念式典が開かれます。

 今年の 2月 7日は、石破首相とトランプ大統領の初の面談日と重なりました。
 対露包囲網外交に迄話が及ぶのかどうか?


 # 冒頭の画像は、石破首相とトランプ大統領



  コウヤボウキ


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遊爺さんの写真素材 - PIXTA





 

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