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朴槿恵政権にまつわるゴシップが炎上している様ですね。その情報の火元は、「チラシ」なのだそうです。語源は日本語。日本では新聞の折り込み広告をチラシと言いますが、韓国では、主に証券、金融市場などで出回っている情報を集めた自称「特ダネ情報誌」のことを指すのだそうです。
そういえば、起訴されている産経の元支局長が書いた記事の元情報として、証券業界の情報というのもありましたね。
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この花の名前は、ネモフィラ・マクラタ
↓よろしかったら、お願いします。
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そういえば、起訴されている産経の元支局長が書いた記事の元情報として、証券業界の情報というのもありましたね。
韓国社会揺るがす「チラシ」爆弾 噂が大増殖、政財界にも深刻な影響:JBpress(日本ビジネスプレス) 2014.12.12(金) 玉置 直司
チラシに出てくるような話が国全体を揺るがすようなことは、本当に韓国にとって恥ずかしいことだ」
2014年12月7日、与党首脳との昼食会で朴槿恵(パク・クネ)大統領は強い口調でこう語った。日本語が語源である「チラシ」で韓国は大騒ぎだ。
大統領が公式の場で口にした「チラシ」とは一体、何のことか。韓国の政界、産業界、メディア業界は、この「チラシ」の話題で持ちきりなのだ。
日本語が語源の「チラシ」は自称「特ダネ情報誌」
韓国には日本語が語源である単語があちこちにあるが、これもその1つだ。日本では最近は、新聞の折り込み広告などについて使うが、韓国では、主に証券、金融市場などで出回っている情報を集めた自称「特ダネ情報誌」のことを「チラシ」と呼ぶ。
その実態はなかなか分からないが、ある大手新聞社の幹部はこう説明する。
「最近はデジタル化されている場合が多いが、何年か前まではA4用紙サイズで60ページほどの分量があった。政界だけでなく、企業情報、スポーツ界、芸能界の話題など、何でも載っていた。『ここだけの話』が売り物だ。私がチェックしていたのは、週刊で購読料は月30万ウォン(1円=9ウォン)から50万ウォンだった」
つまり、有料の情報誌だ。
<中略>
いったい、何が起きたのか。
11月末、ある韓国紙が「青瓦台(大統領府)の機密文書が大量に流出した」と報じて、韓国の政界やメディアが大騒ぎになった。
青瓦台(大統領府)の機密文書が大量流出? 大手メディアも連日の報道
この「機密文書」は、大統領の側近だったA氏の「動向報告」というもので、A氏が、青瓦台の秘書官と定期的に会い、今も政権に影響力を持ち、意思決定に介入しているとの内容だった。
問題の本質は、「機密文書」が流出したのかどうか。流出したのだとすれば、どうしてそんなことが起きたのか。また、その内容が事実かどうかだ。
<中略>
何が真実で何が間違いなのか。とにかく、連日洪水のように関連記事が出た。
「A氏と主要秘書官が定期的に秘密会合を開いている」
「大統領の弟が尾行された」
ドラマか映画か。こんなおどろおどろしい話が「政権内部の暗闘」として報じられる。
騒ぎがこれほど大きくなった理由
どうしてこんな大騒ぎになったのか。韓国は大統領は大きな権限を持っている。だから、政界、官界、産業界にとっては、「誰が大統領の側近で、人事や政策決定に影響力を持っているのか」は、大きな関心事だ。これまでの政権では、大統領の兄や息子、同郷や出身校の先輩が「実力者」として実際、大きな力を持っていたという。
朴槿恵大統領は、「権力型不祥事」が起きることを強く警戒し、家族、親戚などを近付けない。「群れない」ことでも有名で、「側近実力者」が見当たらない。だから、よけいにいろいろな憶測が飛び交う。「誰が実力者なのか?」は、「情報通」とされる人たちにとって、最も知りたい点だ。そこにA氏の名前が出てきたのだ。
それも、「政権内部の暗闘」という味付けで出てきたのだから、一般読者の好奇心を刺激した。
もちろん、大手紙はそれなりに取材をしたり、インタビューを載せる。ただ、そもそももともとの「機密文書」のネタ元、さらに「秘密会合」や「大統領の弟の尾行説」は「チラシ」に載っていた内容が多い。
多くの読者が、SNSなどを通して「チラシ」が発端になった情報を見ているから、無視もできない。報道競争が過熱して、大手メディアにも「チラシ発の未確認」情報が乱舞した。
その大半が、完全な誤りか、「噂話」にすぎないことが徐々に明らかになってきた。にもかかわらず、騒ぎがどんどん大きくなったのだ。
大統領が、「チラシに出るような話が国を揺るがすようなこと・・・」が起きてしまったのだ。
朴槿恵大統領は、A氏について「何年も前に自分のもとを離れた人」とし、弟についても「歴代政権で起きた家族や親戚関連の不祥事をたくさん見てきており、弟夫婦は青瓦台に近付くことができないようにした」と述べ、A氏が政権に影響力があるとか、A氏と弟の暗闘説を一蹴した。
「機密文書流出」に端を発した今回の騒動は、青瓦台が大手紙記者を告訴、これを野党が批判するなど、政界での争いにまで発展し、まだ完全に収拾する兆しは見えない。それでも、検察捜査が進めば、真相も明らかになり、沈静化するはずだ。
だが、問題は、「チラシ騒動」の本質にある。
デマ拡散の規模とスピード、「沸点」の低さという韓国ネット社会の問題
「チラシ」の情報が、SNSを通してどんどん拡散する。その間、「チラシ」情報にさらに何らかの情報がプラスされて急速に拡散する。内容によっては、爆発的に広まる。
今回の一件だけでなく、韓国では、芸能人の恋愛結婚の虚偽情報、誤った企業ニュースが一気に拡散することが実に多い。
筆者も、「企業ニュース」として、どう見ても「デマ」である情報をスマホで見せられたことが何度もある。
福島原発問題についての「デマ」も何度も見せられた。
こうした「デマ」が、拡散、増幅すると、時には、バッシングに発展してしまう。
こうした「デマ」の拡散規模とスピード、さらに「沸点」の低さが、韓国の深刻なネット社会の問題だ。
「チラシ」の情報を、半分は疑いながらも、「本当ではないか」と思っているのが、ごく一部の国民に限られていないことも驚かされる。
<中略>
ある大手紙は、今の状況を「チラシ共和国」とまで書いた。
どうしてこんなに威力を持つのか。
「『カカオ』や『LINE』の爆発的普及で、韓国ではSNSが他国以上に頻繁に使われている」
「ニュースが何でもネットで無料で見られる。大手紙のサイトの記事も、『噂話』も、スマホで出てくる情報はみんな同じように読んでしまう」
経済紙社説の批評
今回の一連の報道に経済紙は比較的距離を置いていた。
「韓国経済新聞」は12月8日付の社説で「政治中毒に陥り、チラシに興奮する浮薄な社会」と題した社説を掲載した。
「青瓦台秘書室に対する(外部の)秘密ラインの介入や機密文書流出疑惑事件をめぐる騒ぎはさらに激しくなっている。闇雲な疑惑が洪水のようにあふれている。一方的な主張も横行している。重要な国政課題はそっちのけだ。浮薄な韓国政治のありようを露呈してしまった。メディアも噂社会、ゴシップ政治をあおっている。低次元の政治に中毒になり、チラシに狂奔するメディアという批判まで出ている始末だ」
「チラシ」情報が韓国を徘徊している。
チラシに出てくるような話が国全体を揺るがすようなことは、本当に韓国にとって恥ずかしいことだ」
2014年12月7日、与党首脳との昼食会で朴槿恵(パク・クネ)大統領は強い口調でこう語った。日本語が語源である「チラシ」で韓国は大騒ぎだ。
大統領が公式の場で口にした「チラシ」とは一体、何のことか。韓国の政界、産業界、メディア業界は、この「チラシ」の話題で持ちきりなのだ。
日本語が語源の「チラシ」は自称「特ダネ情報誌」
韓国には日本語が語源である単語があちこちにあるが、これもその1つだ。日本では最近は、新聞の折り込み広告などについて使うが、韓国では、主に証券、金融市場などで出回っている情報を集めた自称「特ダネ情報誌」のことを「チラシ」と呼ぶ。
その実態はなかなか分からないが、ある大手新聞社の幹部はこう説明する。
「最近はデジタル化されている場合が多いが、何年か前まではA4用紙サイズで60ページほどの分量があった。政界だけでなく、企業情報、スポーツ界、芸能界の話題など、何でも載っていた。『ここだけの話』が売り物だ。私がチェックしていたのは、週刊で購読料は月30万ウォン(1円=9ウォン)から50万ウォンだった」
つまり、有料の情報誌だ。
<中略>
いったい、何が起きたのか。
11月末、ある韓国紙が「青瓦台(大統領府)の機密文書が大量に流出した」と報じて、韓国の政界やメディアが大騒ぎになった。
青瓦台(大統領府)の機密文書が大量流出? 大手メディアも連日の報道
この「機密文書」は、大統領の側近だったA氏の「動向報告」というもので、A氏が、青瓦台の秘書官と定期的に会い、今も政権に影響力を持ち、意思決定に介入しているとの内容だった。
問題の本質は、「機密文書」が流出したのかどうか。流出したのだとすれば、どうしてそんなことが起きたのか。また、その内容が事実かどうかだ。
<中略>
何が真実で何が間違いなのか。とにかく、連日洪水のように関連記事が出た。
「A氏と主要秘書官が定期的に秘密会合を開いている」
「大統領の弟が尾行された」
ドラマか映画か。こんなおどろおどろしい話が「政権内部の暗闘」として報じられる。
騒ぎがこれほど大きくなった理由
どうしてこんな大騒ぎになったのか。韓国は大統領は大きな権限を持っている。だから、政界、官界、産業界にとっては、「誰が大統領の側近で、人事や政策決定に影響力を持っているのか」は、大きな関心事だ。これまでの政権では、大統領の兄や息子、同郷や出身校の先輩が「実力者」として実際、大きな力を持っていたという。
朴槿恵大統領は、「権力型不祥事」が起きることを強く警戒し、家族、親戚などを近付けない。「群れない」ことでも有名で、「側近実力者」が見当たらない。だから、よけいにいろいろな憶測が飛び交う。「誰が実力者なのか?」は、「情報通」とされる人たちにとって、最も知りたい点だ。そこにA氏の名前が出てきたのだ。
それも、「政権内部の暗闘」という味付けで出てきたのだから、一般読者の好奇心を刺激した。
もちろん、大手紙はそれなりに取材をしたり、インタビューを載せる。ただ、そもそももともとの「機密文書」のネタ元、さらに「秘密会合」や「大統領の弟の尾行説」は「チラシ」に載っていた内容が多い。
多くの読者が、SNSなどを通して「チラシ」が発端になった情報を見ているから、無視もできない。報道競争が過熱して、大手メディアにも「チラシ発の未確認」情報が乱舞した。
その大半が、完全な誤りか、「噂話」にすぎないことが徐々に明らかになってきた。にもかかわらず、騒ぎがどんどん大きくなったのだ。
大統領が、「チラシに出るような話が国を揺るがすようなこと・・・」が起きてしまったのだ。
朴槿恵大統領は、A氏について「何年も前に自分のもとを離れた人」とし、弟についても「歴代政権で起きた家族や親戚関連の不祥事をたくさん見てきており、弟夫婦は青瓦台に近付くことができないようにした」と述べ、A氏が政権に影響力があるとか、A氏と弟の暗闘説を一蹴した。
「機密文書流出」に端を発した今回の騒動は、青瓦台が大手紙記者を告訴、これを野党が批判するなど、政界での争いにまで発展し、まだ完全に収拾する兆しは見えない。それでも、検察捜査が進めば、真相も明らかになり、沈静化するはずだ。
だが、問題は、「チラシ騒動」の本質にある。
デマ拡散の規模とスピード、「沸点」の低さという韓国ネット社会の問題
「チラシ」の情報が、SNSを通してどんどん拡散する。その間、「チラシ」情報にさらに何らかの情報がプラスされて急速に拡散する。内容によっては、爆発的に広まる。
今回の一件だけでなく、韓国では、芸能人の恋愛結婚の虚偽情報、誤った企業ニュースが一気に拡散することが実に多い。
筆者も、「企業ニュース」として、どう見ても「デマ」である情報をスマホで見せられたことが何度もある。
福島原発問題についての「デマ」も何度も見せられた。
こうした「デマ」が、拡散、増幅すると、時には、バッシングに発展してしまう。
こうした「デマ」の拡散規模とスピード、さらに「沸点」の低さが、韓国の深刻なネット社会の問題だ。
「チラシ」の情報を、半分は疑いながらも、「本当ではないか」と思っているのが、ごく一部の国民に限られていないことも驚かされる。
<中略>
ある大手紙は、今の状況を「チラシ共和国」とまで書いた。
どうしてこんなに威力を持つのか。
「『カカオ』や『LINE』の爆発的普及で、韓国ではSNSが他国以上に頻繁に使われている」
「ニュースが何でもネットで無料で見られる。大手紙のサイトの記事も、『噂話』も、スマホで出てくる情報はみんな同じように読んでしまう」
経済紙社説の批評
今回の一連の報道に経済紙は比較的距離を置いていた。
「韓国経済新聞」は12月8日付の社説で「政治中毒に陥り、チラシに興奮する浮薄な社会」と題した社説を掲載した。
「青瓦台秘書室に対する(外部の)秘密ラインの介入や機密文書流出疑惑事件をめぐる騒ぎはさらに激しくなっている。闇雲な疑惑が洪水のようにあふれている。一方的な主張も横行している。重要な国政課題はそっちのけだ。浮薄な韓国政治のありようを露呈してしまった。メディアも噂社会、ゴシップ政治をあおっている。低次元の政治に中毒になり、チラシに狂奔するメディアという批判まで出ている始末だ」
「チラシ」情報が韓国を徘徊している。
大統領の持つ権限は偉大。それゆえに政権内の実力者は誰か、その動向はと、政財界も国民も注目する。
そこへ、「政権内部の暗闘」という味付けで情報が出て来たので、メディアが飛びついた。
報道競争が過熱して、大手メディアにも「チラシ発の未確認」情報が乱舞した。
そして、青瓦台が大手紙記者を告訴、これを野党が批判し、政界での争いにまで発展した。重要な国政課題はそっちのけ状態。浮薄な韓国政治の正体が露呈したということだそうです。
韓国の深刻なネット社会の問題として、「デマ」の拡散規模とスピード、さらに「沸点」の低さがあり、メディアも噂社会、ゴシップ政治をあおっているという、韓国の社会に今回の騒動の根っこがあるのだと。
その社会には、反日の歴史問題は格好の餌なのですね。暫くは、関わり合いを持たず、捨て置くしかない社会。。
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この花の名前は、ネモフィラ・マクラタ
↓よろしかったら、お願いします。
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