与野党対決となった静岡県知事選(26日投開票)は、立憲民主、国民民主両党が推薦した前浜松市長、鈴木康友氏(66)が、自民党推薦の元副知事、大村慎一氏(60)らを破って初当選。
岸田首相や自民党としては、4月末の衆院 3補選に続く敗北で、今後の政権運営に打撃。
夕刊フジが、選挙プランナーの松田馨氏に、現時点で衆院解散した場合の政党別獲得議席予測を依頼。
政権与党の自民党と公明党は「過半数割れ」に追い込まれ、野党第一党の立憲民主党が躍進する結果となった。ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた「日本保守党」も議席を獲得するとの予測。
報道各社の世論調査で、岸田内閣の支持率は下げ止まりの傾向があるが、LGBT法の法制化による「岩盤保守層」の離反や、増税・負担増路線、派閥裏金事件による大逆風は収まらない。
岸田首相は22日の参院予算員会で、「今国会最大の焦点は政治資金規正法改正で、会期中に実現する。『解散』などは何も考えていない」と語った。だが、「派閥解散」を突然表明したように、衆院解散を狙っているとの見方は根強いと、夕刊フジ。
選挙プランナーの松田馨氏に近く解散・総選挙が行われたケースでの議席を予測してもらった。投票率は前回2021年衆院選の55.93%を下回り、50%割れとの想定。
岸田首相の自民党は、現有258議席から53議席減の205議席という予測だ。第一党は維持するが、歴史的大惨敗である。
松田氏は「『政治とカネ』の問題が決定的ともいえる打撃だ。内閣支持率低迷が続いてきたが、ここ数カ月で自民党の政党支持率も低下してきたのが危機的だ。接戦の小選挙区では、競り負ける可能性が高まっている」と分析。
衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数(261議席)」はおろか、全委員会で委員長を出せる「安定多数(244議席)」も失う。国会運営に重大な影響を及ぼしそうだと。
公明党も、現有32議席から 7議席減の25議席。
公明党が厳格な改革を求める「政治とカネ」の問題でも、二の足を踏む自民党との不協和音が絶えない。
松田氏は「公明党は、自民党への批判のあおりを食っている。『常勝』とされた関西圏での選挙も苦戦しそうだ。比例でも取りこぼしが出る可能性がある」と指摘。
岸田首相の〝死守ライン〟とされる「自公過半数」(計233議席)を割り込む見通しだと。
一方、野党第一党、立憲民主党は現有98議席から151議席に躍進する。ただ、過半数には及ばないと、松田氏。
泉氏は「政権交代を求める声が高まっている」と強調するが、次期衆院選の小選挙区立候補予定者は約180人にとどまっている。自民党の「政治とカネ」の問題を批判する最中、幹部の政治資金パーティー開催が取り沙汰されるなど、十八番の〝ブーメラン〟を発動させているのですね。
松田氏は「自公与党が過半数を割っても、野党側も塊(かたまり)として過半数が取れない。『政治とカネ』の問題や不祥事では、立憲民主党も対応がグダグダだ。小選挙区では個人が強さを発揮するが、国民の信頼を勝ち取っていない」と指摘。
日本維新の会は伸び悩みそうだと、松田氏。地方選挙の躍進にブレーキがかかり、現有41議席から45議席獲得にとどまると。
「大阪万博への批判があるなか、議員らの不祥事もあった。『自公政権に代わってほしい』という雰囲気があるが、お膝元の近畿・関西以外には浸透できていない」と、松田氏。
国民民主党は、現有 7議席から10議席に。
共産党は、幹部パワハラ騒動や、党首公選制を求めた党員除名など騒動が続いて10議席の現状維持。福島みずほ党首の社民党も「1議席」を守る見通しだと、松田氏。
山本太郎代表のれいわ新選組は現有 3議席から 6議席に。神谷宗幣代表の参政党は新たに 4議席を獲得すると。
百田氏とジャーナリストの有本香氏が結党した日本保守党は 2議席獲得の可能性があると。
解散の可能性について松田氏は、「岸田首相が解散するのは相当厳しい状況になりそうだ。自民党に怒る旧来からの支持層は、立憲民主党などに投票することはせず、結果として投票に行かない。衆院補選では、自民党にとって有利なはずの低投票率で自民党が負ける現象が起きた。政治に不満がある無党派層も、投票を棄権する傾向があり、次期衆院選は、さらに投票率が落ちる可能性がある。自民党は従来の支持層を呼び戻せるか。野党側は、どれだけ無党派の票を掘り起こせるかがカギになる」と。
7割の国民が「自民党はダメだが野党にも期待しない」といっているのだそうです。
パーティ廃止法案を提出しながら、幹部がパーティを予定。世論のバッシングで中止といった現状の立憲民主。
メディアが政権交代風を吹かそうとしていますが、前回、風の勢いで実現した政権交代の結果、製造業の六重苦を招き、日本を沈没させかけたことを忘れていない有権者は少なくないはず。
都知事選に、これまでは掛け声だけだった蓮舫氏が出馬表明。
二重国籍騒動(現在は日本国籍で落着)の蓮舫氏と、一旦鎮静化していたカイロ大学卒業疑惑を再燃させられている小池氏の対決。
都民の方々か、メディアの吹かす風に乗せられるのか、政策を見極めて判断するのか。要注目ですね。
この花の名前は、キンシバイ
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA
岸田首相や自民党としては、4月末の衆院 3補選に続く敗北で、今後の政権運営に打撃。
夕刊フジが、選挙プランナーの松田馨氏に、現時点で衆院解散した場合の政党別獲得議席予測を依頼。
政権与党の自民党と公明党は「過半数割れ」に追い込まれ、野党第一党の立憲民主党が躍進する結果となった。ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた「日本保守党」も議席を獲得するとの予測。
次期衆院選、政党別議席予測 自公が衝撃の過半数割れ 立民は躍進、維新は伸び悩み…日本保守党は2議席獲得の可能性 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2024.5/27
与野党対決となった静岡県知事選(26日投開票)は、立憲民主、国民民主両党が推薦した前浜松市長、鈴木康友氏(66)が、自民党推薦の元副知事、大村慎一氏(60)らを破って初当選した。岸田文雄首相や自民党としては、4月末の衆院 3補選に続く敗北で、今後の政権運営に打撃となりそうだ。ただ、日本を取り巻く国際情勢が悪化するなか、政権継続に意欲を燃やす岸田首相が 9月の自民党総裁選で再選を期すため、「衆院解散・総選挙」の大勝負に打って出るとの憶測は絶えない。夕刊フジは、情勢分析で定評のある選挙プランナーの松田馨氏に、現時点で衆院解散した場合の政党別獲得議席予測を依頼した。政権与党の自民党と公明党は「過半数割れ」に追い込まれ、野党第一党の立憲民主党が躍進する結果となった。ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた「日本保守党」も議席を獲得するという。
◇
「台湾海峡の平和と安定は国際社会にとって極めて重要だ」
岸田首相は26日、中国の李強首相と韓国・ソウルで初会談し、台湾や日本周辺での中国の軍事活動に深刻な懸念を表明した。ただ、その足元はグラついたままだ。
報道各社の世論調査で、岸田内閣の支持率は下げ止まりの傾向があるが、LGBT法の法制化による「岩盤保守層」の離反や、増税・負担増路線、派閥裏金事件による大逆風は収まらない。
岸田首相は22日の参院予算員会で、「今国会最大の焦点は政治資金規正法改正で、会期中に実現する。『解散』などは何も考えていない」と語った。だが、「派閥解散」を突然表明したように、衆院解散を狙っているとの見方は根強い。
こうしたなか、松田氏に近く解散・総選挙が行われたケースでの議席を予測してもらった。投票率は前回2021年衆院選の55.93%を下回り、50%割れとの想定だ。
まず、岸田首相の自民党は、現有258議席から53議席減の205議席という予測だ。第一党は維持するが、歴史的大惨敗である。
松田氏は「『政治とカネ』の問題が決定的ともいえる打撃だ。内閣支持率低迷が続いてきたが、ここ数カ月で自民党の政党支持率も低下してきたのが危機的だ。接戦の小選挙区では、競り負ける可能性が高まっている」と分析する。
衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数(261議席)」はおろか、全委員会で委員長を出せる「安定多数(244議席)」も失う。国会運営に重大な影響を及ぼしそうだ。
山口那津男代表の公明党も、現有32議席から 7議席減の25議席。自公両党は小選挙区での候補者調整などで軋轢(あつれき)を生み、東京での協力解消が取り沙汰された。公明党が厳格な改革を求める「政治とカネ」の問題でも、二の足を踏む自民党との不協和音が絶えない。
松田氏は「公明党は、自民党への批判のあおりを食っている。『常勝』とされた関西圏での選挙も苦戦しそうだ。比例でも取りこぼしが出る可能性がある」と指摘する。
日本保守党は 2議席獲得の可能性
この結果、岸田首相の〝死守ライン〟とされる「自公過半数」(計233議席)を割り込む見通しだ。
一方、泉健太代表の野党第一党、立憲民主党は現有98議席から151議席に躍進する。ただ、過半数には及ばない見通しだ。
泉氏は「政権交代を求める声が高まっている」と強調するが、次期衆院選の小選挙区立候補予定者は約180人にとどまっている。自民党の「政治とカネ」の問題を批判する最中、幹部の政治資金パーティー開催が取り沙汰されるなど、十八番の〝ブーメラン〟を発動させている。
松田氏は「自公与党が過半数を割っても、野党側も塊(かたまり)として過半数が取れない。『政治とカネ』の問題や不祥事では、立憲民主党も対応がグダグダだ。小選挙区では個人が強さを発揮するが、国民の信頼を勝ち取っていない」と指摘する。
馬場伸幸代表の日本維新の会は伸び悩みそうだ。地方選挙の躍進にブレーキがかかり、現有41議席から45議席獲得にとどまった。
松田氏は「大阪万博への批判があるなか、議員らの不祥事もあった。一定の支持があるなかで選挙に勝ち切れない。『自公政権に代わってほしい』という雰囲気があるが、お膝元の近畿・関西以外には浸透できていない」と語った。
玉木雄一郎代表の国民民主党は、現有 7議席から10議席に。
田村智子委員長となった共産党は、幹部パワハラ騒動や、党首公選制を求めた党員除名など騒動が続いて10議席の現状維持だ。福島みずほ党首の社民党も「1議席」を守る見通しだ。
山本太郎代表のれいわ新選組は現有 3議席から 6議席に。神谷宗幣代表の参政党は新たに 4議席を獲得するなど新興勢力として定着しそうだ。
松田氏は「れいわと参政党は、統一地方選で地方議会に議席を得た。足場を固めたことで、安定した存在感を示しつつある」と語る。
百田氏とジャーナリストの有本香氏が「日本を豊かに、強く」と結党した日本保守党は 2議席獲得の可能性があるという。
松田氏は「4月の衆院東京15区補選で敗れはしたが、一定の票を獲得できることを証明した。近畿や東海などの大ブロックで候補者を擁立できれば、比例の議席を獲得できるかもしれない。誕生間もない政治団体で、組織的な選挙戦にも課題があるが、今後の動きに注目だ」と語る。
自公与党にとって厳しい予測となったが、松田氏は解散の可能性をどう見るのか。
「岸田首相が解散するのは相当厳しい状況になりそうだ。自民党に怒る旧来からの支持層は、立憲民主党などに投票することはせず、結果として投票に行かない。衆院補選では、自民党にとって有利なはずの低投票率で自民党が負ける現象が起きた。政治に不満がある無党派層も、投票を棄権する傾向があり、次期衆院選は、さらに投票率が落ちる可能性がある。自民党は従来の支持層を呼び戻せるか。野党側は、どれだけ無党派の票を掘り起こせるかがカギになる」
>日本の世論が荒れている 7割の国民が「自民党はダメだが野党にも期待しない」
与野党対決となった静岡県知事選(26日投開票)は、立憲民主、国民民主両党が推薦した前浜松市長、鈴木康友氏(66)が、自民党推薦の元副知事、大村慎一氏(60)らを破って初当選した。岸田文雄首相や自民党としては、4月末の衆院 3補選に続く敗北で、今後の政権運営に打撃となりそうだ。ただ、日本を取り巻く国際情勢が悪化するなか、政権継続に意欲を燃やす岸田首相が 9月の自民党総裁選で再選を期すため、「衆院解散・総選挙」の大勝負に打って出るとの憶測は絶えない。夕刊フジは、情勢分析で定評のある選挙プランナーの松田馨氏に、現時点で衆院解散した場合の政党別獲得議席予測を依頼した。政権与党の自民党と公明党は「過半数割れ」に追い込まれ、野党第一党の立憲民主党が躍進する結果となった。ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた「日本保守党」も議席を獲得するという。
◇
「台湾海峡の平和と安定は国際社会にとって極めて重要だ」
岸田首相は26日、中国の李強首相と韓国・ソウルで初会談し、台湾や日本周辺での中国の軍事活動に深刻な懸念を表明した。ただ、その足元はグラついたままだ。
報道各社の世論調査で、岸田内閣の支持率は下げ止まりの傾向があるが、LGBT法の法制化による「岩盤保守層」の離反や、増税・負担増路線、派閥裏金事件による大逆風は収まらない。
岸田首相は22日の参院予算員会で、「今国会最大の焦点は政治資金規正法改正で、会期中に実現する。『解散』などは何も考えていない」と語った。だが、「派閥解散」を突然表明したように、衆院解散を狙っているとの見方は根強い。
こうしたなか、松田氏に近く解散・総選挙が行われたケースでの議席を予測してもらった。投票率は前回2021年衆院選の55.93%を下回り、50%割れとの想定だ。
まず、岸田首相の自民党は、現有258議席から53議席減の205議席という予測だ。第一党は維持するが、歴史的大惨敗である。
松田氏は「『政治とカネ』の問題が決定的ともいえる打撃だ。内閣支持率低迷が続いてきたが、ここ数カ月で自民党の政党支持率も低下してきたのが危機的だ。接戦の小選挙区では、競り負ける可能性が高まっている」と分析する。
衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数(261議席)」はおろか、全委員会で委員長を出せる「安定多数(244議席)」も失う。国会運営に重大な影響を及ぼしそうだ。
山口那津男代表の公明党も、現有32議席から 7議席減の25議席。自公両党は小選挙区での候補者調整などで軋轢(あつれき)を生み、東京での協力解消が取り沙汰された。公明党が厳格な改革を求める「政治とカネ」の問題でも、二の足を踏む自民党との不協和音が絶えない。
松田氏は「公明党は、自民党への批判のあおりを食っている。『常勝』とされた関西圏での選挙も苦戦しそうだ。比例でも取りこぼしが出る可能性がある」と指摘する。
日本保守党は 2議席獲得の可能性
この結果、岸田首相の〝死守ライン〟とされる「自公過半数」(計233議席)を割り込む見通しだ。
一方、泉健太代表の野党第一党、立憲民主党は現有98議席から151議席に躍進する。ただ、過半数には及ばない見通しだ。
泉氏は「政権交代を求める声が高まっている」と強調するが、次期衆院選の小選挙区立候補予定者は約180人にとどまっている。自民党の「政治とカネ」の問題を批判する最中、幹部の政治資金パーティー開催が取り沙汰されるなど、十八番の〝ブーメラン〟を発動させている。
松田氏は「自公与党が過半数を割っても、野党側も塊(かたまり)として過半数が取れない。『政治とカネ』の問題や不祥事では、立憲民主党も対応がグダグダだ。小選挙区では個人が強さを発揮するが、国民の信頼を勝ち取っていない」と指摘する。
馬場伸幸代表の日本維新の会は伸び悩みそうだ。地方選挙の躍進にブレーキがかかり、現有41議席から45議席獲得にとどまった。
松田氏は「大阪万博への批判があるなか、議員らの不祥事もあった。一定の支持があるなかで選挙に勝ち切れない。『自公政権に代わってほしい』という雰囲気があるが、お膝元の近畿・関西以外には浸透できていない」と語った。
玉木雄一郎代表の国民民主党は、現有 7議席から10議席に。
田村智子委員長となった共産党は、幹部パワハラ騒動や、党首公選制を求めた党員除名など騒動が続いて10議席の現状維持だ。福島みずほ党首の社民党も「1議席」を守る見通しだ。
山本太郎代表のれいわ新選組は現有 3議席から 6議席に。神谷宗幣代表の参政党は新たに 4議席を獲得するなど新興勢力として定着しそうだ。
松田氏は「れいわと参政党は、統一地方選で地方議会に議席を得た。足場を固めたことで、安定した存在感を示しつつある」と語る。
百田氏とジャーナリストの有本香氏が「日本を豊かに、強く」と結党した日本保守党は 2議席獲得の可能性があるという。
松田氏は「4月の衆院東京15区補選で敗れはしたが、一定の票を獲得できることを証明した。近畿や東海などの大ブロックで候補者を擁立できれば、比例の議席を獲得できるかもしれない。誕生間もない政治団体で、組織的な選挙戦にも課題があるが、今後の動きに注目だ」と語る。
自公与党にとって厳しい予測となったが、松田氏は解散の可能性をどう見るのか。
「岸田首相が解散するのは相当厳しい状況になりそうだ。自民党に怒る旧来からの支持層は、立憲民主党などに投票することはせず、結果として投票に行かない。衆院補選では、自民党にとって有利なはずの低投票率で自民党が負ける現象が起きた。政治に不満がある無党派層も、投票を棄権する傾向があり、次期衆院選は、さらに投票率が落ちる可能性がある。自民党は従来の支持層を呼び戻せるか。野党側は、どれだけ無党派の票を掘り起こせるかがカギになる」
>日本の世論が荒れている 7割の国民が「自民党はダメだが野党にも期待しない」
報道各社の世論調査で、岸田内閣の支持率は下げ止まりの傾向があるが、LGBT法の法制化による「岩盤保守層」の離反や、増税・負担増路線、派閥裏金事件による大逆風は収まらない。
岸田首相は22日の参院予算員会で、「今国会最大の焦点は政治資金規正法改正で、会期中に実現する。『解散』などは何も考えていない」と語った。だが、「派閥解散」を突然表明したように、衆院解散を狙っているとの見方は根強いと、夕刊フジ。
選挙プランナーの松田馨氏に近く解散・総選挙が行われたケースでの議席を予測してもらった。投票率は前回2021年衆院選の55.93%を下回り、50%割れとの想定。
岸田首相の自民党は、現有258議席から53議席減の205議席という予測だ。第一党は維持するが、歴史的大惨敗である。
松田氏は「『政治とカネ』の問題が決定的ともいえる打撃だ。内閣支持率低迷が続いてきたが、ここ数カ月で自民党の政党支持率も低下してきたのが危機的だ。接戦の小選挙区では、競り負ける可能性が高まっている」と分析。
衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数(261議席)」はおろか、全委員会で委員長を出せる「安定多数(244議席)」も失う。国会運営に重大な影響を及ぼしそうだと。
公明党も、現有32議席から 7議席減の25議席。
公明党が厳格な改革を求める「政治とカネ」の問題でも、二の足を踏む自民党との不協和音が絶えない。
松田氏は「公明党は、自民党への批判のあおりを食っている。『常勝』とされた関西圏での選挙も苦戦しそうだ。比例でも取りこぼしが出る可能性がある」と指摘。
岸田首相の〝死守ライン〟とされる「自公過半数」(計233議席)を割り込む見通しだと。
一方、野党第一党、立憲民主党は現有98議席から151議席に躍進する。ただ、過半数には及ばないと、松田氏。
泉氏は「政権交代を求める声が高まっている」と強調するが、次期衆院選の小選挙区立候補予定者は約180人にとどまっている。自民党の「政治とカネ」の問題を批判する最中、幹部の政治資金パーティー開催が取り沙汰されるなど、十八番の〝ブーメラン〟を発動させているのですね。
松田氏は「自公与党が過半数を割っても、野党側も塊(かたまり)として過半数が取れない。『政治とカネ』の問題や不祥事では、立憲民主党も対応がグダグダだ。小選挙区では個人が強さを発揮するが、国民の信頼を勝ち取っていない」と指摘。
日本維新の会は伸び悩みそうだと、松田氏。地方選挙の躍進にブレーキがかかり、現有41議席から45議席獲得にとどまると。
「大阪万博への批判があるなか、議員らの不祥事もあった。『自公政権に代わってほしい』という雰囲気があるが、お膝元の近畿・関西以外には浸透できていない」と、松田氏。
国民民主党は、現有 7議席から10議席に。
共産党は、幹部パワハラ騒動や、党首公選制を求めた党員除名など騒動が続いて10議席の現状維持。福島みずほ党首の社民党も「1議席」を守る見通しだと、松田氏。
山本太郎代表のれいわ新選組は現有 3議席から 6議席に。神谷宗幣代表の参政党は新たに 4議席を獲得すると。
百田氏とジャーナリストの有本香氏が結党した日本保守党は 2議席獲得の可能性があると。
解散の可能性について松田氏は、「岸田首相が解散するのは相当厳しい状況になりそうだ。自民党に怒る旧来からの支持層は、立憲民主党などに投票することはせず、結果として投票に行かない。衆院補選では、自民党にとって有利なはずの低投票率で自民党が負ける現象が起きた。政治に不満がある無党派層も、投票を棄権する傾向があり、次期衆院選は、さらに投票率が落ちる可能性がある。自民党は従来の支持層を呼び戻せるか。野党側は、どれだけ無党派の票を掘り起こせるかがカギになる」と。
7割の国民が「自民党はダメだが野党にも期待しない」といっているのだそうです。
パーティ廃止法案を提出しながら、幹部がパーティを予定。世論のバッシングで中止といった現状の立憲民主。
メディアが政権交代風を吹かそうとしていますが、前回、風の勢いで実現した政権交代の結果、製造業の六重苦を招き、日本を沈没させかけたことを忘れていない有権者は少なくないはず。
都知事選に、これまでは掛け声だけだった蓮舫氏が出馬表明。
二重国籍騒動(現在は日本国籍で落着)の蓮舫氏と、一旦鎮静化していたカイロ大学卒業疑惑を再燃させられている小池氏の対決。
都民の方々か、メディアの吹かす風に乗せられるのか、政策を見極めて判断するのか。要注目ですね。
この花の名前は、キンシバイ
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA