米国務省は、ティラーソン国務長官が5月4日に、ワシントンで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相と特別会合を開くと発表したのだそうですね。
ASEANからの要請を受けたもので、中国による南シナ海の軍事拠点化などをめぐり、米国の「東南アジア関与」をASEAN諸国に確約する狙いがあるのだと。
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【北朝鮮情勢】トランプ米大統領「問題は処理される」 習近平氏を「特別な男」と持ち上げ 中国の対北影響力行使に自信 - 産経ニュース
ASEAN側で、トランプ政権が「対中融和」姿勢を強めるのを警戒しているのだそうで、南シナ海問題などで米政権の立場を確認したい考えなのだそうです。
大統領選最中はもとより、当選後に「一つの中国」を否定するかの発言をしていたにも関わらず、このところの北朝鮮の核やミサイル開発を巡っての対中姿勢は手のひら返しで、トランプ政権の真意を確認したくるのは、当然のことですね。
オバマ政権で、クリントン国務長官時代に、アジア回帰姿勢を打ち出した米国。国務省のマーフィー次官補代理は、中国が南シナ海で一方的に一大軍事拠点を完成させつつあることに対し、ASEANと結束して対処していく構えを強く打ち出し、「航行の自由」作戦を継続する方針を表明したのだそうです。
アメリカファーストを中核政策とするトランプ政権ですが、中東や、北朝鮮、南シナ海・東シナ海については、関与を強めるのが最近の姿勢ですね。
8月にフィリピンで開かれるASEAN関連会合やASEAN地域フォーラム(ARF)、さらには、東アジアサミット(EAS)での、ASEAN諸国と米国との中国の覇権拡大への共同戦線が期待されますが。
南シナ海での中国の覇権拡大行動は、いまなを健在で、中国の警備艇が、スブラトリー諸島のフィリピンのEEZ内で、フィリピン漁船に威嚇射撃を受けた疑いがあるのだそうですね。
【緊迫・南シナ海】中国警備艇、比漁船に発砲 南沙諸島に近いEEZ内 比側は抗議へ - 産経ニュース
アメリカ嫌いで、中国や日本に接近する姿勢のドゥテルテ大統領。6月には日本に再来日されるのだそうですが、トランプ政権との距離はどうとるのか、注目されます。
ドゥテルテ大統領6月来日へ…都内で講演も予定 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
# 冒頭の画像は、会談後に散策したトランプ大統領と、習近平主席
この花の名前は、シラヤマギク
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ASEANからの要請を受けたもので、中国による南シナ海の軍事拠点化などをめぐり、米国の「東南アジア関与」をASEAN諸国に確約する狙いがあるのだと。
米首都でASEAN会合 来月4日、南シナ海めぐり対中結束 (4/22 産経)
【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は20日、ティラーソン国務長官が5月4日に、ワシントンで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相と特別会合を開くと発表した。トランプ米政権が北朝鮮情勢への対応で中国との接近姿勢を強める中、東南アジアの安全保障上の最大懸案である中国による南シナ海の軍事拠点化などをめぐり、米国の「東南アジア関与」をASEAN諸国に確約する狙いがあるとみられる。
国務省のマーフィー次官補代理が20日の電話記者会見で明らかにしたところでは、特別外相会合はASEANからの要請を受けて実施が決まった。
ASEANはトランプ政権が北朝鮮などを通じて「対中融和」姿勢を強めるのを警戒しており、ティラーソン氏が8月にフィリピンで開かれるASEAN関連会合やASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議に出席するのを前に、南シナ海問題などで米政権の立場を確認したい考えだ。
マーフィー氏は南シナ海情勢について「紛争の平和的解決と、法の支配の順守」の重要性を指摘し、中国が南シナ海で一方的に多数の人工島を造成し、一大軍事拠点を完成させつつあることに対し、ASEANと結束して対処していく構えを強く打ち出した。
中国の人工島周辺に米海軍の艦船や航空機を派遣する「航行の自由」作戦については「(国際法に基づく)わが国の権利であり、われわれには実施する責任がある」と述べ、継続する方針を表明した。
【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は20日、ティラーソン国務長官が5月4日に、ワシントンで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相と特別会合を開くと発表した。トランプ米政権が北朝鮮情勢への対応で中国との接近姿勢を強める中、東南アジアの安全保障上の最大懸案である中国による南シナ海の軍事拠点化などをめぐり、米国の「東南アジア関与」をASEAN諸国に確約する狙いがあるとみられる。
国務省のマーフィー次官補代理が20日の電話記者会見で明らかにしたところでは、特別外相会合はASEANからの要請を受けて実施が決まった。
ASEANはトランプ政権が北朝鮮などを通じて「対中融和」姿勢を強めるのを警戒しており、ティラーソン氏が8月にフィリピンで開かれるASEAN関連会合やASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議に出席するのを前に、南シナ海問題などで米政権の立場を確認したい考えだ。
マーフィー氏は南シナ海情勢について「紛争の平和的解決と、法の支配の順守」の重要性を指摘し、中国が南シナ海で一方的に多数の人工島を造成し、一大軍事拠点を完成させつつあることに対し、ASEANと結束して対処していく構えを強く打ち出した。
中国の人工島周辺に米海軍の艦船や航空機を派遣する「航行の自由」作戦については「(国際法に基づく)わが国の権利であり、われわれには実施する責任がある」と述べ、継続する方針を表明した。
トランプ、習近平と「傑出した関係」構築 問題乗り越えられる | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
【北朝鮮情勢】トランプ米大統領「問題は処理される」 習近平氏を「特別な男」と持ち上げ 中国の対北影響力行使に自信 - 産経ニュース
ASEAN側で、トランプ政権が「対中融和」姿勢を強めるのを警戒しているのだそうで、南シナ海問題などで米政権の立場を確認したい考えなのだそうです。
大統領選最中はもとより、当選後に「一つの中国」を否定するかの発言をしていたにも関わらず、このところの北朝鮮の核やミサイル開発を巡っての対中姿勢は手のひら返しで、トランプ政権の真意を確認したくるのは、当然のことですね。
オバマ政権で、クリントン国務長官時代に、アジア回帰姿勢を打ち出した米国。国務省のマーフィー次官補代理は、中国が南シナ海で一方的に一大軍事拠点を完成させつつあることに対し、ASEANと結束して対処していく構えを強く打ち出し、「航行の自由」作戦を継続する方針を表明したのだそうです。
アメリカファーストを中核政策とするトランプ政権ですが、中東や、北朝鮮、南シナ海・東シナ海については、関与を強めるのが最近の姿勢ですね。
8月にフィリピンで開かれるASEAN関連会合やASEAN地域フォーラム(ARF)、さらには、東アジアサミット(EAS)での、ASEAN諸国と米国との中国の覇権拡大への共同戦線が期待されますが。
南シナ海での中国の覇権拡大行動は、いまなを健在で、中国の警備艇が、スブラトリー諸島のフィリピンのEEZ内で、フィリピン漁船に威嚇射撃を受けた疑いがあるのだそうですね。
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アメリカ嫌いで、中国や日本に接近する姿勢のドゥテルテ大統領。6月には日本に再来日されるのだそうですが、トランプ政権との距離はどうとるのか、注目されます。
ドゥテルテ大統領6月来日へ…都内で講演も予定 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
# 冒頭の画像は、会談後に散策したトランプ大統領と、習近平主席
この花の名前は、シラヤマギク
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