![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/cd/bc46ea3c19ba3a81c62a836ed25490da.jpg)
習近平の訪英では、英国は最大級の歓待で応じ、キャメロン首相は英中の黄金時代の到来と絶賛しています。
キャメロン首相が2012年、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマl4世と会談したことで、中国が対英外交で強行姿勢を示し、交流が疎遠となり、独、仏に後れをとった英国は、対中経済交流挽回の為、信念も恥もかなぐり捨てて隷属外交姿勢に転じているのです。女王陛下に、まるで"たいこもち"の様な役回りをさせています。
香港での学生らの民主化運動にも静観し、AIIBには、G7の中で率先して加盟し、中国への隷属姿勢を示しました。
対中経済交流の遅れを取り戻すことと、人民元の台頭を機に、世界の金融の中心の地位を、ニューヨークから護る為なのですね。
しかし、エネルギー安全保障にかかわる原発や、基幹インフラの鉄道を、中国にゆだねる判断は、リスクが大きく大冒険と言えます。原発も高速鉄道も、フランスが先端を走っていますが、その対抗のためなのでしょうか?鉄道は、日立が英北部に車両工場を完成させているのですが?
「英国は中国から高速鉄道車両を買わない」 日立の交通CEO、現地生産に強み - 産経ニュース
英国内でも、中国偏重への非難の声があがっているそうです。当然ですね。
「英国による民主主義の講義は受け付けない」と、完全に上から目線の習近平。チャールス皇太子がひとり抵抗姿勢を示し、晩餐会を欠席したのですね。あまり好印象の無いチャールス皇太子でしたが、英国紳士の気骨を示した姿勢には、拍手を贈ります。
【習近平訪英】習氏演説の異様 「抗日」「日本の残虐性」晩餐会でも繰り返す チャールズ皇太子は欠席 - 産経ニュース
人民元のSDR入りを切望している中国。為替の自由化を条件として、保留になり結論が先送りされています。
この様子では、AIIB同様に、英国が中国のご機嫌とりで、賛成の先鞭をつけ推進役となりそうですね。
かつて中国を植民地化していた英国が、今日では中国に隷属していいように振り回されて、エネルギー産業までゆだねてしまう。
街頭インタビューに答える若い女性が「お金が出してもらえるなら、誰がだしたかは関係ない。」と答えていました。
歴史と伝統を誇る不滅の大英帝国との自信が言わせているのか、面子など気にしない現代っ子堅気なのか。中国の覇権主義の実態を知らないのか。
他国のことなので、その国の人々が選択することで、放置するしかありませんが、危険な匂いがします。
# 冒頭の画像は、晩餐会で演説する習近平と、チャールス皇太子の弟のアンドリュー王子
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キャメロン首相が2012年、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマl4世と会談したことで、中国が対英外交で強行姿勢を示し、交流が疎遠となり、独、仏に後れをとった英国は、対中経済交流挽回の為、信念も恥もかなぐり捨てて隷属外交姿勢に転じているのです。女王陛下に、まるで"たいこもち"の様な役回りをさせています。
香港での学生らの民主化運動にも静観し、AIIBには、G7の中で率先して加盟し、中国への隷属姿勢を示しました。
対中経済交流の遅れを取り戻すことと、人民元の台頭を機に、世界の金融の中心の地位を、ニューヨークから護る為なのですね。
しかし、エネルギー安全保障にかかわる原発や、基幹インフラの鉄道を、中国にゆだねる判断は、リスクが大きく大冒険と言えます。原発も高速鉄道も、フランスが先端を走っていますが、その対抗のためなのでしょうか?鉄道は、日立が英北部に車両工場を完成させているのですが?
「英国は中国から高速鉄道車両を買わない」 日立の交通CEO、現地生産に強み - 産経ニュース
中国外交 英に照準 習主席 訪問 経済武器に関係を強化 (10/22 読売朝刊)
【ロンドン=角谷志保美】習近平中国国家主席とキャメロン英首相は21日、ロンドンで会談し、原子力発電所や高速鉄道の建設協力など総額約400億ポンド(約7兆4000億円)にのぼる両国の経済案件について協議した。習政権は対米関係で改善が見込めないなか、「経済外交」を武器に英国との関係を深めようとしている。
習氏は首脳会談後の共同記者会見で「(会談では)重要な成果を得た。特に、英南西部ヒンクリーポイントの原子力発電所への中国企業の参加は、今後の両国間の一層の協力増加につながる旗艦事業だ」と語った。
習氏は9月、米国を公式訪問したが、オバマ大統領との間では南シナ海の領有権問題やサイバー問題などで立場の違いが際立ち、大きな成果を残せなかった。
中国の指導者が欧州を訪れる場合は、複数の国を歴訪することが多いが、習氏は今回、英国に絞り、英国重視の姿勢を示した。英国は欧州金融の中心で、先進7か国(G7)の一員でもある。中国には、英国との関係強化を通じて、欧州各国や米国にも影響力を与えようという思惑もある。
英メディアによると、今回の首脳会談では、英国が新設する原子力発電所への中国の投資が焦点となった。将来、中国製の原子炉を導入する計画も議題にのぼった可能性がある。
このほか、高速鉄道建設など社会基盤事業への中国の投資や事業参画、中国人の訪英ビザ申請費用の値下げ、研究開発協力など、幅広い協力が話し合われた模様だ。
中国企業はすでに、ロンドン全域に水道水を提供する水道事業会社テムズ・ウォーターや、ヒースロー空港の株式などを保有している。ロンドンのテムズ河畔の再開発事業でも大きな役割を果たす。英国に投資する利点について、劉暁明・駐英中国大使は、「他国なら認めないような分野にも投資を受け入れる」と指摘した。
中国メディアは、英王室による歓待を大々的に報じている。習氏にとって、かつて中国を侵略した英国の王室関係者との華々しい映像は、国内での宣伝効果が高い。「庶民派」を演出する習氏側の意向で、滞在中にパブに行き、英庶民の味、フィッシュ・アンド・チップスも食べる予定だ。
ロンドンで人民元手形 国外初
【北東=鎌田秀男】中国人民銀行(中央銀行)は21日、英国との金融協力の一環として、ロンドンで人民元建ての中央銀行手形50億元(約950億円)を発行したと発表した。人民銀が海外で元建て手形を発行するのは初めて。通貨・人民元をより多く流通させ、米ドルや日本円に並ぶ主要通貨とする「人民元の国際化」戦略を進める布石だ。
期間は1年で表面利率は3.1%。英国内で人民元の使い勝手が良くなる効果が見込まれる。人民銀は、ロンドンで海外初の人民元建て国債も発行する見通しだ。国有の中国銀行も20日、ロンドンに金融商品の取引センターを開設した。
【ロンドン=角谷志保美】習近平中国国家主席とキャメロン英首相は21日、ロンドンで会談し、原子力発電所や高速鉄道の建設協力など総額約400億ポンド(約7兆4000億円)にのぼる両国の経済案件について協議した。習政権は対米関係で改善が見込めないなか、「経済外交」を武器に英国との関係を深めようとしている。
習氏は首脳会談後の共同記者会見で「(会談では)重要な成果を得た。特に、英南西部ヒンクリーポイントの原子力発電所への中国企業の参加は、今後の両国間の一層の協力増加につながる旗艦事業だ」と語った。
習氏は9月、米国を公式訪問したが、オバマ大統領との間では南シナ海の領有権問題やサイバー問題などで立場の違いが際立ち、大きな成果を残せなかった。
中国の指導者が欧州を訪れる場合は、複数の国を歴訪することが多いが、習氏は今回、英国に絞り、英国重視の姿勢を示した。英国は欧州金融の中心で、先進7か国(G7)の一員でもある。中国には、英国との関係強化を通じて、欧州各国や米国にも影響力を与えようという思惑もある。
英メディアによると、今回の首脳会談では、英国が新設する原子力発電所への中国の投資が焦点となった。将来、中国製の原子炉を導入する計画も議題にのぼった可能性がある。
このほか、高速鉄道建設など社会基盤事業への中国の投資や事業参画、中国人の訪英ビザ申請費用の値下げ、研究開発協力など、幅広い協力が話し合われた模様だ。
中国企業はすでに、ロンドン全域に水道水を提供する水道事業会社テムズ・ウォーターや、ヒースロー空港の株式などを保有している。ロンドンのテムズ河畔の再開発事業でも大きな役割を果たす。英国に投資する利点について、劉暁明・駐英中国大使は、「他国なら認めないような分野にも投資を受け入れる」と指摘した。
中国メディアは、英王室による歓待を大々的に報じている。習氏にとって、かつて中国を侵略した英国の王室関係者との華々しい映像は、国内での宣伝効果が高い。「庶民派」を演出する習氏側の意向で、滞在中にパブに行き、英庶民の味、フィッシュ・アンド・チップスも食べる予定だ。
ロンドンで人民元手形 国外初
【北東=鎌田秀男】中国人民銀行(中央銀行)は21日、英国との金融協力の一環として、ロンドンで人民元建ての中央銀行手形50億元(約950億円)を発行したと発表した。人民銀が海外で元建て手形を発行するのは初めて。通貨・人民元をより多く流通させ、米ドルや日本円に並ぶ主要通貨とする「人民元の国際化」戦略を進める布石だ。
期間は1年で表面利率は3.1%。英国内で人民元の使い勝手が良くなる効果が見込まれる。人民銀は、ロンドンで海外初の人民元建て国債も発行する見通しだ。国有の中国銀行も20日、ロンドンに金融商品の取引センターを開設した。
英国内でも、中国偏重への非難の声があがっているそうです。当然ですね。
「黄金時代」英首相は強調 「人権棚上げ」批判の声 (10/22 読売朝刊)
【ロンドン=角谷志保美】キャメロン英首相は習近平国家主席との共同記者会見で、中国の英原発への投資を「歴史的な取引」と評価し、英中の「黄金時代」を強調した。経済協力だけでなく、中国の人権問題も議論するとの姿勢を示したが、王室ぐるみでの習氏に対する厚遇に、英国内では「人権を棚上げしている」との批判が強い。
中英関係が進展したのはここ数年のことだ。
キャメロン首相が2012年、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマl4世と会談すると、中国は猛反発し、1年以上、首脳会談を拒否した。英国はその後、中国に対して人権問題などを強く提起していない。昨年、香港で学生らの民主化運動が起き、当局と衝突した際も、旧宗主国でありながら関与を控えた。
今年3月には先進7か国(G7)でいち早く、中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」への参加を表明した。
今回の習氏の訪英にあたっても、英国は習氏と彭麗媛夫人の宿泊先として、エリザベス女王の住居であるパッキンガム宮殿を提供。華やかな王室外交で歓待し、蜜月を演出している。
しかし、英国の軍、安全保障関係者は、原発事業などに中国が参加することに対し、「経済の可能性だけに目を向け、リスクを考慮していない」と批判。英中関係が悪化した際に、中国が原発事業に参画していることが悪用される恐れもあると指摘している。
英主要紙も、人権問題を事実上棚上げするキャメロン政権について、社説などで、「経済関係は大事だが、そのために英国の価値観に背くべきではない」「利益と信念のバランスを欠く中国偏重だ」などと批判している。米国との「特別な関係」に、ひびが入ることを懸念する声もある。
オックスフォード大学のローズマリー・ブート教授(国際関係学)は、「英国は海洋航行の自由や人権などにも関心を示し、もっと広い視野で中国とつきあうべきだ。経済に偏重しすぎると中国に足元を見られることになる」と指摘する。
【ロンドン=角谷志保美】キャメロン英首相は習近平国家主席との共同記者会見で、中国の英原発への投資を「歴史的な取引」と評価し、英中の「黄金時代」を強調した。経済協力だけでなく、中国の人権問題も議論するとの姿勢を示したが、王室ぐるみでの習氏に対する厚遇に、英国内では「人権を棚上げしている」との批判が強い。
中英関係が進展したのはここ数年のことだ。
キャメロン首相が2012年、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマl4世と会談すると、中国は猛反発し、1年以上、首脳会談を拒否した。英国はその後、中国に対して人権問題などを強く提起していない。昨年、香港で学生らの民主化運動が起き、当局と衝突した際も、旧宗主国でありながら関与を控えた。
今年3月には先進7か国(G7)でいち早く、中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」への参加を表明した。
今回の習氏の訪英にあたっても、英国は習氏と彭麗媛夫人の宿泊先として、エリザベス女王の住居であるパッキンガム宮殿を提供。華やかな王室外交で歓待し、蜜月を演出している。
しかし、英国の軍、安全保障関係者は、原発事業などに中国が参加することに対し、「経済の可能性だけに目を向け、リスクを考慮していない」と批判。英中関係が悪化した際に、中国が原発事業に参画していることが悪用される恐れもあると指摘している。
英主要紙も、人権問題を事実上棚上げするキャメロン政権について、社説などで、「経済関係は大事だが、そのために英国の価値観に背くべきではない」「利益と信念のバランスを欠く中国偏重だ」などと批判している。米国との「特別な関係」に、ひびが入ることを懸念する声もある。
オックスフォード大学のローズマリー・ブート教授(国際関係学)は、「英国は海洋航行の自由や人権などにも関心を示し、もっと広い視野で中国とつきあうべきだ。経済に偏重しすぎると中国に足元を見られることになる」と指摘する。
「英国による民主主義の講義は受け付けない」と、完全に上から目線の習近平。チャールス皇太子がひとり抵抗姿勢を示し、晩餐会を欠席したのですね。あまり好印象の無いチャールス皇太子でしたが、英国紳士の気骨を示した姿勢には、拍手を贈ります。
【習近平訪英】習氏演説の異様 「抗日」「日本の残虐性」晩餐会でも繰り返す チャールズ皇太子は欠席 - 産経ニュース
人民元のSDR入りを切望している中国。為替の自由化を条件として、保留になり結論が先送りされています。
この様子では、AIIB同様に、英国が中国のご機嫌とりで、賛成の先鞭をつけ推進役となりそうですね。
かつて中国を植民地化していた英国が、今日では中国に隷属していいように振り回されて、エネルギー産業までゆだねてしまう。
街頭インタビューに答える若い女性が「お金が出してもらえるなら、誰がだしたかは関係ない。」と答えていました。
歴史と伝統を誇る不滅の大英帝国との自信が言わせているのか、面子など気にしない現代っ子堅気なのか。中国の覇権主義の実態を知らないのか。
他国のことなので、その国の人々が選択することで、放置するしかありませんが、危険な匂いがします。
# 冒頭の画像は、晩餐会で演説する習近平と、チャールス皇太子の弟のアンドリュー王子
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