絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

古河宿 ① 棟続きの家

2008-05-05 00:36:04 | 絵画
埼玉県の栗橋宿から利根川を渡ると茨城県に入ります。栗橋宿の対岸にあった中田宿には古い建物を見つけることが出来ませんでした。
利根川に橋が架かって渡し場としての役割が終わったことで、中田宿は寂れてしまったのでしょう。
次の古河宿にはかなり多くの建物が残っています。古河市が指定してる宿場跡の他にも由緒ありそうな建物がありました。
市の指定外とは言ってもこれらを描かないのでは、せっかく保存してきた方々に申し訳ないと思い、描かせて頂きました。
前置きが長くなりましたが、この家も宿場指定区域外の建物です。鍵の手に二棟の家屋が繋がっています。どちらの棟も前面を改装してお店になっていますが、屋根の部分には往時の面影が残っています。かなり大きな商家だったのでしょう。
勝手口の窓越しに若い女性がなにやら話し込んでいました。
女性の登場と鍵の手になっているという事で古河宿のトップに座って貰いました。
下の絵は同じ家屋を角度を変えて描いたものです。