イギリスでのアフタヌーンティーは美味しい紅茶とスイーツで、
あまり美味しい食べ物に巡り会えないイギリスの旅でも
このアフタヌーンティーだけは素晴らしいものです。
イギリスの男達は粗食に馴らされているから、七つの海へこぎ出しても平気だったのでしょう。
留守を預かるご婦人達は美味しいアフタヌーンティーで夫不在の無聊を慰めていたのでしょう。
ラフレでの、アフタヌーンティーはイギリスほど豪華なものではありませんが
パテシエが頑張ってくれて、毎回違う趣向のスイーツが供されます。
今回はモンブランでしたが、栗は季節外れですから、イマイチでした。
モンブランはなんと言っても、小布施のお店が最高です。
私はアフタヌーンティーはどうでも良いので、奧川恆治師のお話しが楽しみで通っています。
師の能に関する造詣の深さと謡の美事さは素晴らしい体験です。
高名な能楽師に、こんな近距離でお話を伺える時間は、私にとって何物にも代えがたいものです。