蝉は地中生活が長く、地上に出たら、子孫を残して直ぐに死んでしまいます。
卵からかえった幼虫は又地中に潜ってまたながい時間を過ごします。
地表で農薬に晒される時間が短い為か、わが家の周辺でも蝉の合唱を聴くことが出来ます。
ところが蝶やトンボ、蛾の類いは殆ど姿を見せてく無くなりました。
農地に大量に散布されるネオニコチノイド系の農薬のせいです。
日本のお役所はネオニコチノイド系の農薬は昆虫への殺傷力は強力で薬効の持続性も長いから
優れた農薬だと大量使用を奨励して居ます。 人間などの動物には害がないというのです。
でも、虫が居なくなったらツバメも餌が採れません。
夕空に舞うコウモリも姿を見なくなりました。
自然界の食物連鎖を1ヶ所で断ち切れば虫を食べる生き物は生きていけません。
今は田圃などの農地が多い地域より、渡海の方が虫が住みやすい世界になっています。
因みに日本のネオニコチノイドの使用狭量はヨーロッパの50倍、
中国の方が低く抑えられているそうです。