モバイル撮影のため子ども達が小さく、残念
初夏を思わせる穏やかな陽気の昼下がり、所用で出かける。
降り立った駅のホームの向こう側が、小学校のグラウンド。
先を急ぐことも無い。しばし子どもたちの野球の練習風景を眺める。
ユニフォームのズボンに、上半身は揃いのアンダー・シャツ。勿論、ストッキング、靴、野球帽と決めている。
ペアを組んで40~50メートルの遠投。
声を掛け合い、時にはワン・バウンドも。
コースが外れ、隣の組を超えて球を追ったり、後逸して遥かまで拾いに行ったり。
ふと昔を思い出す。
約半世紀前、我等の時代は、文字通りの草野球。
スポーツではなく遊び。場所は原っぱ。
チームはせいぜい5~7人。だから三角ベースの時もある。
暗くなり白球が見えなくなったら、近所のお大尽の家に上がりこんでテレビ。
泥だらけを叱られながら、出して貰ったお菓子や果物をぱくついて、画面に一心不乱。
・・・・・・・思えば遠くに来たもんだ。
櫻井幸雄氏の作品から