毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

ただのキャッチフレーズにあらず

2012年03月23日 23時32分57秒 | ふと思うこと
きのうの卒業式でのこと。

育友会の会長さんが祝辞の中で「失敗は成功のもと」について話されるのを うんうんとうなずきながら聞いていた私。

もし私が卒業生さんたちに言葉を贈らせてもらうとしたら、やっぱりこれについて話しただろうなぁ。



失敗は成功のもと。

子供の頃からさんざん見慣れ聞き慣れた言葉。

あまりに慣れ過ぎて あまり意識することのないキャッチフレーズみたいになっちゃってる氣もするんだけど。

実際私の場合、この言葉が 強い実感を持って ぐんと自分の中に入り込んだのは、ほんのここ数年のことなのです。



人目ばかり氣にして 自分のほんとうの氣持ちに目を向けようとせず長いこと来てしまった私。

頭で考え 計算づくでやってみたことは ことごとく失敗で、失望や自信のなさから 過食したり、鬱になりかけたり。

そんな中 和歌山に移って、見知らぬ土地で 頼りない自分の力だけが頼りの 生まれて初めての一人暮らしをすることになりました。

最初に住んだところでは 比較的穏やかな暮らしを三年近く続けさせてもらいましたが、今にして思えば その先に待ち受けているものへの 備えと充電の時期だったのでしょう。

そこから先は、前にも増して 失敗と失望と不安の嵐。

なんとかそんな状態から抜け出そうと 役立ちそうな情報の載った本を 手当たり次第読みまくり、PCを手に入れてからは メルマガの購読にサイトの情報の渡り歩きと、とにかくジタバタと(笑)

今振り返って、あきらめずにジタバタして ほんとうによかったと思います。

そんなこんなの中で いろいろな世界を知り、力になってくれる人にも出会えたし。

そして、失敗が成功に転化するさまを 身をもって知ることが出来ました。




ほんとうの自分を知るためには、数多くの体験の中から見えてくるデータを積み重ねること。

そして、「失敗」っていうのは 「これこれこうしないほうがいいのね」っていうデータなんですね。

そうやって「しないほうがいいこと」のデータをいっぱい集める中から 「こうすればいいんだ☆」っていうのが見えてくる。

最初っから「こうすればいいんだ」しかないのと違って、不要なものを削り落とした中から現れる「これだぁ」っていうのは、すごく強くて確かで揺らがないんですね♪


「失敗」が失敗のままで終わるのは、それをデータ加工せずにそのまま放ったらかしたときだけ。

そのときは、きっとまた必ず同じような場面に遭遇することに(- -;)

だから、どうせなら一度で学んでしまうに限る。。。ということも学びました(笑)


また、自分の「これが好き」「こうしたい」がなかなか見えなかった私も、失敗の数々から「これはイヤだ」「これはもうやりたくない」というデータはどっさり集めることができました。

で、その「イヤなもの」をどんどん手放していく中から 「ああ、私こういうことが好きだったんだ、やりたかったんだ」っていうのが徐々に見えてきたんですね。

そこまで来るのに きのう書いたように約半世紀かかっちゃった訳だけれど、それだけの値打ちがほんとうにあったと思う(^^)



子供たちの中に 失敗を恐れる子がたくさんいるような氣がします。

自由奔放な小さい子たちでさえ うっすらとそんなところがあるし、自意識が育っていく年頃になればなおさら。

何よりも大人のほうに、子供が時間をかけて学んでいくのを待ってられないようなところが見えるし。

世の中の動きがどんどん早くなって、失敗の中から学ぶなんて まだるっこしくてやってられないっていう風潮があるのかもしれません。

失敗するとすぐ叱られるから、ここぞっていうところでしり込みしたり、前もって「うまくいかないかもしれないよ」って予防線張ったりする子をたくさん見てきました。

いや、誰よりも私自身がそういう子でした。

だから、そんな子供の氣持ち、よくわかる氣がします。


その上で、「たくさん失敗して、そこから学んで幸せになろうね♪」って 心から言ってあげたいです。

失敗したら、なんで思い通りにいかなかったのか、この次はどうすればうまくいきそうか、よぉく考えようね。

そして次のときは もうちょっとうまくやろうね。

失敗は恐くないから。

そこから学んで、どんどん賢く幸せになれるから。

ってね




「失敗は成功のもと」

この言葉、耳に心地よい単なるキャッチフレーズなんかじゃ決してない。

これは宇宙普遍の真理なんだよ~って 声を大にして呼びかけたい氣持ちです。