つい先日まで知らなかったのですが、「禁糖」というのがあるんですね。
春先から梅雨ごろにかけての1~2週間ほど、糖分・アルコール・コーヒーを断って からだの調整をはかるのだとか。
たまたま目にした情報で、なんとなく頭の片隅に残っていたのですが、19日の朝、起き抜けの布団の中で なぜか急に「よし、あれやろう」と乗り氣になって、その勢いのまま突入してしまいました
というわけで、本日禁糖7日目。
やり始めてから あちこちのサイトでもう少し詳しい説明を探してみたのですが(おい)、ひと口に禁糖といっても、糖分の入っている加工食品や調味料はもちろん 穀類や果物まで制限する厳密なものから、穀類・果物ぐらいはOKとか、黒糖や蜂蜜などの甘味料ならよしとするなんていうのまで、いろいろとあるようですね。
私は、加工食品はまず使わないから問題ないので、砂糖類は 黒糖や蜂蜜も含めて摂らず、穀物・果物・調味料はOKというスタイルに。
あまり神経質になり過ぎると かえってストレスになっちゃうからね☆
アルコールはもともと飲めないし、最近どちらかというと コーヒーより紅茶の方に嗜好が傾いてきてるので、家事の合間に楽しむ温泉コーヒーがちょっぴり恋しいぐらいで これもさしたることはなし。
糖分については、実をいうと 最近、温泉コーヒーに入れるきび糖の量が増えたり、ときどき無性に甘いものが食べたくなることがあって、ちょっと氣になってたんですね。
以前の過食の記憶から、これはからだが欲しがってるのではなく、心のどこかにバランスを崩しかけてる部分があるようだな、と。
だから、そういう状態でいきなり糖断ちというのはちょっとキビしいけれど、とにもかくにも始めてしまったということは、それを超えて 今この時期に心身の調子を整えることを ぜひともやりたかったのでしょう。
過去のさまざまな経験からいって、だいたいキツイのは最初の3日ぐらいかな、と思っていましたが、案の定。
1日目、2日目と、甘いものが氣になって どうも落ち着かず、3日目でクライマックスに。
久々に 心の調子をがたがたに崩しました(^^ゞ
そして、今思うとあれって一種の“好転反応”だったのかな?という感じなんですが、4日目からはうってかわって爽やかな心持ちに。
甘味への欲求もほとんどなくなり、とても清々しい氣分で過ごすことができました♪
そもそも、何かに依存せずにいられないというのは、そこに「調子崩しているところがあるよ。放っておかない方がいいよ」っていうことなんですね。
問題は糖ではなく、必要以上にそれを求めずにいられない心のあり方のほう。
禁糖を始めた時点でそこまで考えていたわけではありませんが、そこで敢えて依存の対象を外してしまうことで バランスを崩した部分があぶり出されたのは、結果的にいいことだったのでしょう。
1~2日目は、落ち着かなくなるたびに、からだに起こっている反応をひたすら見つめていました。
そして、それがいくら観察しても消えるどころか 余計にエスカレートして荒れ狂ったのが3日目。
甘いものどうこうを超えて、過去のイヤな記憶が際限なく上がってきて、打つ手がない。
ほとほとくたびれたところで、これはもうクリアボタンを押すに限ると 早々と布団に入って寝てしまいましたが、翌朝目が覚めたら、前夜のことがウソのような すっきりした寝起きに
この「過去のイヤな記憶」に、格別目新しいものはありませんでした。
やはり、長年積み重ねてきたものは、解き放つにもそれなりの時間がいるということなのでしょう。
ただ、長い付き合いの中で こちらもだんだん賢くなって、あまり振り回されなくなってはきているようです。
今回も、甘いものへの欲求が強まり出した時点で すぐに自分の内側に目を向けていたら、ここまで大暴れはしなかったんじゃないかな。
またひとつ学べたね♪
やがてすっかり鳴りをひそめる日も そう遠くないかもね♪
ひたすら自分を見つめて 曇りを取り去る繰り返し、地道で根氣のいる作業だけれど、それだけの値打ちはあります。
あの大暴れがもっと頻繁に起こっていた時だってあったんだもの。
それを思うと、今のこの穏やかな日々の なんてありがたいことか。
どこまでも続けますよ、自分磨き、魂磨き(^^)
とりあえず1週間をめどにしていた禁糖、いちおう今夜で一区切りなんだけど、明日からどうしようかなぁ。
もう少し続けるもよし、依存ではないところでほどほどに甘味を楽しむもよし。
まあ、始まりと同じく、「氣の向くままに」ということにしておきましょうか