毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

内からしか変えられない

2019年11月17日 12時08分54秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


ブログの更新に勢いがつき始めたところで、早くも内観期に転じてしまいました。

どうもこのところ 「無理やり急かすわけではないが、今はできるだけ回り道しないほうがいいよ」 と言われ続けている氣がします。




最近つくづく 「人は内からしか変われない」 と思います。

形だけなら外からでも変えられますが、本質的な変化は内側からしか起こせない。

大人は子どもによく、もっとああしなさいこうしなさい、あれはしてはいけないこれはしてはいけないなどと言います。

子どもは立場上従わないわけにいきませんが、そうして言われたことがほんとうにその子自身の知恵や思いとなるには、自分の中で腑に落ちる必要があります。

食べ物と同じで、いくらいい忠告でも その子が進んで取り込み じっくり咀嚼し消化して自分の一部とするまでは効力は期待できず、形だけ従っているに過ぎません。

自分の思いとして自然に湧き起こるようになって初めて、その知恵本来の力が働き出すのだと思います。




そう考えると、一方的な上から目線のお説教は その意図と真逆の効果しか生まないと言わざるをえません。

作用反作用の法則にもあるように 押せば押し返してくるのはごく自然な反応ですから、無理強いすればするほど素直に受け取らせることができなくなってしまいます。

ほんとうにその子にわかってほしいなら、有無を言わさず押し付けるのではなく、ひとつの情報として受け取りやすい形で置いておき、あとはその子の自由に任せるのがいいでしょう。

ほんとうにいのちに沿ったいい忠告なら、すぐにではなくても その子なりのタイミングでいつかきっと受け入れます。

それ以上にいいのは、大人自身が身をもって その知恵の素晴らしさを体現してみせることではないでしょうか。

よく 「子は親の背中を見て育つ」 といいますが、なぜ背中なのかといえば、前面は見目よく取り繕うことができても 背中にはそれができないから。

意図して整えたり隠したりできないところに その人の本性が現れるもの。

親 (大人) がその忠告を自身の知恵として身につけていれば、それは言葉を介さず自然に子に伝わり、潜在意識に定着するのだと思います。

潜在意識に植え付けられた情報が人を苦しめることもままありますが、同じやり方で人生を豊かにする知恵を労せず身につけさせることもできるのです。



大人と子どもを例にしましたが、上司と部下でも先輩と後輩でもお役所など公的機関からのお達しでも同じこと。

結局人を (外の世界を) 変えたければ、まず自分から。

金太郎飴のごとく、どこをどう切ってもそこに返ってくる氣がします。

実際そこをわかった上で効果的に動く人たちも どんどん増えているようです。




こんな記事を読んでいたら、ふと久々にブログを書きたくなりました。

このような苦しみが蔓延することになったのは、私たちが長いことほんとうの知恵というものを伝えられないまま いのちを削ぐばかりの枠組みに押し込められてきたからだと思いますが、いまは真実を思い出し 本来の流れに引き戻す動きもあちこちで出てきています。

私たちはずっと顕在意識で捉えられる世界だけがすべてと思い込まされてきたので、なにかをよくしたいと思ったら まず外側から動かそうとついついしてしまいがちですが、実は自身の内から変えてゆくほうがはるかに労少なく益多いのだと 真の自分でないものの手放しが進むほどに思い知らされます。

前の記事から今回までのあいだにもいろいろなことがありました。

そこから見えてきたものを、また少しずつでもお話しできればと思います。

お読み下さってありがとうございました。