毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

あらゆる問題の根底に潜む お金 ・ 時間 ・ 法律にまつわる催眠を解く ~ その7

2019年12月07日 09時39分55秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


朝起きたとき、直前まで見ていた夢の氣分を引きずっていることがありませんか?

夢の中で味わった強烈な感情が尾を引いていて、目覚めてなお夢の世界から抜け切れてないように感じる。

身支度をして動き出し 現実に見合った感情が前に出てくるにつれて、夢の世界は薄らぎやがて消えてゆきます。

私たちは 自身の創り上げた世界の内に入り込むこともできれば外から眺めることもできるとお伝えしましたが、この夢の世界を出入りするときのように 二つの視点の切り替えに重要な役割を果たすのが感情だと思うのです。




感情の赴くままに生きているとき、私たちは世界の内にいて、そこで起こる事を体験していると感じます。

私たちが 出来事を単なる傍観者としてではなく我が事としてからだ深く刻み付けることができるのは、感情の働きがあるから。

体験と感情は切っても切れない関係にあります。

一方 物事を感情を挟まず冷静に眺め渡すとき、私たちは世界の外に出て 引きの視点に立っています。

ここからは、自身のありようも含め 世界の内にいたときには見えなかったものが見えます。




私たちが自身の世界を創造するにあたり、感情をうまくコントロールして この二つの視点を自由に行き来できることが大切だと感じます。

感情抜きで俯瞰の視点から得た情報をもとに こうだったらいいなという情景を思い描き、そこに感情が乗ることで望む世界が実現する。

感情はイメージ具現化のための必須条件、ただ思い描くだけでなく感情が伴って初めて現実になります。

だからこそ 望むとおりの世界を創りたければ 自分がいまどんな感情を持っているか正確に把握することが大事だし、望まない感情が意に反して上がってくれば 潜在意識から書き換える必要が生じます。




ここでお金の話をすれば、お金とは一見この上なく即物的唯物的に見えて、実はとてもデリケートな感情と結びついているもの。

お金のあるなしとセルフイメージには密接な関りがあることが多いし、誰それがいくら稼いだの 何々を造るのにいくらかかったのと聞いただけですごいと思い込み 即座に高い評価を与えたりするのもよくあることです。

お金があってこそまっとうな社会人として認められ 望む人生に必要なものが手に入る・・・そんなふうにがっちり条件付けされた中で もし突然お金のシステムが崩壊したりしたら、私たちの心はどうなるか。

金持ちになること、起業すること、会社での地位や給料が上がること、業績を評価されること、勉強していい学校に行っていい会社に入ること、などを目標にがんばっていた人たちは、はしごを外されたような氣持ちになり、その先なにを拠りどころにどう生きてゆけばいいのか苦悩する羽目に陥るのではないでしょうか。

時に無茶な要求に涙を呑み 時に理不尽な仕打ちに歯を食い縛って耐えてきた、それもこれもいつかは状況がよくなる、成功できる、勝者になれると夢見てのことだったのに、社会のルールや価値観自体が変われば あらゆる値打ちも意味づけも変わり、これまでの努力や我慢が無駄になってしまう。

これまでの自分はいったいなんだったのか、これからの自分はどうすればいいのか。

このように私たちが混乱すれば 私たちが創る世界も混乱し、社会がガタガタになって 命に関る事態も起こりかねない。。。。そんな光景が目に浮かびます。




循環で成り立つ世界において、循環から外れた現行のお金のシステムがいまのままずっと続いてゆくことはあり得ません。

上に書いたことは単なる妄想ではなく、このままいけば かなりの確率で近い将来起こりうることです。

その日が来たときこのような思いをしなくて済むように、いまのあいだに催眠から目覚めてほんとうの自分を知り、感情を手なずけて これまで縛られあるいは頼ってきたお金 ・ 時間 ・ 法律から 主軸を自分自身に移すことがとても重要な氣がします。