毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

三十六計逃げるに如かず

2021年08月15日 12時18分55秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見
誰にでも そりが合わないとか苦手だとか感じる人の一人や二人はあるでしょうが、これってお互いの波長に隔たりがあるせいだと思うのです。

好みや考えが大きく違う人、すなわちエネルギーの周波数が大きくずれている人が近づいてきて 目を合わせたり言葉を交わしたりすると、妙にきしむような ざらつくような感覚を覚えたりしませんか?

それでも無理に一緒にいようとすると、不協和音が鳴り響くように体内の違和感が増幅されて、ますます耐えがたくなる。

人だけでなく 物や場所にも相性の良し悪しがありますが、そんな相性のよくない相手を悪者扱いしたり毛嫌いしたりすると、合わないもの ・ 好きでないものにフォーカスが張り付いて大きくなり、しまいには居座ってしまいます。

そりが合わない、好きになれない人や物 ・ 状況に対しては、ただ意識を外してそっと離れる、それだけでいいんですね。

いじめはそんな悪い例の典型ですが、いじめる側は ただの違和感で済むはずのものに 自身のフラストレーションを乗っけて発散しているのですから、いじめられる側からは止めようがない、標的になったら 三十六計逃げるに如かず、自分のエネルギーを削がれないようとにかく距離をとることです。




面白い体験をしたことがあります。

ひとりでいる貴秋のすぐそばに、波長の合わない人がすっと来て座ったんですね。

とたんに内側がざわざわし出して 「うわ」 と思いましたが、それはただの違和感で それ以上膨らませさえしなければ大丈夫だとわかっていましたから、なるべく氣にせず フォーカスを他に向けていました。

少し経ってふと氣づいたら、ざわつきが消えている。。。。あれ? と思って相手を見たら、目を閉じてこっくりこっくりやってるんです。

なるほど、互いに相手を意識するから 波動が干渉し合うのか、と氣がつきました。

だから 眠って意識をなくしたりすれば、心地悪い干渉波も消えるんですね。

眠らなくても、意識のフォーカスをまったく別のところに移してしまえば、それ以上相手を悪く思ったり攻撃したりする必要もないわけです。




私たちは 子どものころから学校などで、嫌いなもの苦手なものから意識を逸らすよりも、逃げずに取り組んで克服することが大事だと教えられてきました。

だから 好きな教科よりも苦手な教科に多くの時間を割かねばならず、大好きな本を読みたい時間に 運動場で逆上がりの練習をしなければならなかったり、サッカーに加わりたいのを我慢して 算数の問題を解かなければならなかったり。

そんなふうにクセ付けられたおかげで、大人になってからも 嫌なことやまずいことが起きたとき、たとえどんなに頑張っても解決がつかないとわかっていても あきらめて手を引くのがいけないことのような錯覚を起こすようになってしまった人も多いのではないでしょうか。

どれほど心を砕いても親しくなれないクラスメートや職場仲間、いくら尽くしても満足しない家族、どんなに訴えてもパワハラをやめない上司、どう頑張っても間に合いそうにない納期、そんなもの相手にどれだけ全力を尽くしても エネルギーを吸い取られるだけです。

もしいまそんな立場におられるのであれば、幼いころから刷り込まれてきた ”バグ” が 自分を追い込んでいる可能性を考えてみてもいいのではないでしょうか。

我慢が美徳、なんて時代はとうの昔に終りました。

私たちは、ほんとうの自分の素晴らしさを味わい楽しむために この形ある世界にやってきたのです。