Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

イノセント・ガーデン

2013-06-20 | 外国映画(あ行)
★★★★ 2013年/アメリカ 監督/パク・チャヌク
(映画館にて鑑賞)


「血の系譜」


とにもかくにもミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グードのキャスティングが完璧。
この3人しかいないでしょうというハマりっぷりで、見ていて気持ちいい。
そして、ハリウッドに進出したパク・チャヌクですが、いつも通り彼らしい映像美が満載。
惜しむらくは本国で撮ってきた粘着質な感じが薄まっていることでしょうか。
ちょっと洗練されすぎかも。
脚本は別人なので、ストーリーとしてもキレイに収まりすぎという感じも否めません。

まあ、アメリカでは彼の過剰さが抑えられたのかも知れず、
そういう意味ではより広い観客層に受け入れてもらえるのかも知れません。

しかし、堂々とした映画の面構えがすばらしいですね。
かなりアブノーマルなテーマですけど、言い訳を一切せず描ききっている。
監督の自身の現れだと思います。