Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

續姿三四郎

2017-12-05 | 日本映画(さ行)
★★★☆ 1945年/日本 監督/黒澤明

(CS)


前作「姿三四郎」に比べて、スピード感のあるカット割が増えアクション映画として面白くなっている。
しかも、柔道VSボクシング、柔道VS唐手という異種格闘技戦の面白さをこの時代にやってることがすごい。
ラストの大雪山での決闘に迫力が欠けるのが何とも残念。
前回が風ふきすさぶ草原だったから、今回の決闘は雪だ!って感じでハンパない大雪山なんだけど、
足元を雪にとられて全然アクションが成り立ってないw。
これはもう、黒澤が雪山設定に気合い入れたけど、
役者が全然動けんかったってことなのか。無茶させてるのがよおくわかる。
しかし、戦時中なのにアメリカ人キャストはたくさん出てるし、これだけの娯楽作をよく作れたものだ。