Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

パーソナル・ショッパー

2018-05-09 | 外国映画(は行)
★★★★ 2016年/フランス 監督/オリビエ・アサイヤス

ファンションにまつわるミステリーかと思ってたのに、まさかの黒沢清的なホラー全開で予想の斜め上の展開。SNS時代におけるテキストメッセージの送受信に本来の伝わる、伝える役割は存在するのか。ともかく、シャネルに身を包むクリスティンスチュワート最高だな。

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

2018-05-09 | 外国映画(あ行)
★★★★ 2017年/アメリカ 監督/クレイグ・ギレスピー

オスカーを獲得したアリソン・ジャネイは貫禄の演技で見応え十分。主演のマーゴット・ロビーもずいぶんスケートを練習したと思われる。えらい。事件の顛末そのものはクズの妄想と暴走が原因で、母娘の確執とは別にあるところが物語のドライブ感を削ぐのが残念ポイント。それでも、アイツのマヌケっぷりと、それが引き起こす事件の重大さのギャップがリアルで刺さる。

あと、あれだけトリプルアクセルに執着したトーニャだが、彼女は本番で失敗し、オリンピックで初めて成功させたのは伊藤みどりということを劇中でも触れて欲しかった