★★★☆ 1973年/アメリカ 監督/フランシス・フォード・コッポラ
ユニオンスクエアの雑踏のロングショットから盗聴ターゲットにクローズアップする冒頭シークエンスは素晴らしいんだけど、その後ノレず。盗聴器のあまりの時代遅れ感に醒めたか、ジーン・ハックマンのやさぐれ具合にエロスを感じられなかったからか。この手のサスペンスって、主人公が罠にはめられるかもとか、殺されるかもってシチュエーションにドキドキできるかが肝だと思うんだけど、ジーン・ハックマンが好みの役者じゃないんだよねえ。フレンチコネクションも全然ダメだったしなあ。