Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

1917 命をかけた伝令

2020-03-22 | 外国映画(あ行)
★★★★☆ 2019年/イギリス・アメリカ 監督/サム・メンデス

撮影方法ばかりが話題だが舌を巻いたのは戦場のセット。 塹壕、廃墟、荒れ地に墜落する戦闘機。製作者の恐るべき執念。舞台装置の作り込みの凄さがワンカット風のカメラの動きと相まって戦場にいる感覚をもたらす。 幸運にもIMAXで鑑賞。大画面で見るべき作品。

体感型映画と言われていることに異論はない。敵の攻撃をかわしながらただひたすらに一直線に突き進む。まるで戦場版マッドマックス。 しかし、命がけの伝令も明日はくつがえされるかもしれないという途方もない虚しさは主人公とともに戦場を駆け抜けたからこそ得られる感覚だ。