Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

コンテイジョン

2020-04-18 | 外国映画(か行)
★★★★☆ 2011年/アメリカ 監督/スティーブン・ソダーバーグ

本当に怖かった。予見していたと言われるのも納得。発生からパンデミックに至るまで悉く現状と一致。ウィルスの発生源が「コウモリ〜」と出た時には鳥肌立った。DAY2に始まりDAY1で終わる構成も見事。コロナ禍の今見るとリアルホラーなので、腹くくって見た方がいい。

なにせ潜伏期間や感性経路の話がわかりすぎて悲しい。公開時に見たら今ほど理解できなかっただろう。前半部があまりに今をなぞらえているので、ワクチン開発以降の世界の混沌とした状況も「きっとこうなるんだろう」と思えてしまう。情報を持っている人間がむき出しにするエゴに寒気がした。

豪華俳優陣、誰一人突出せず見事なアンサンブル。一人ひとりの出演時間は決して長くないが、パンデミック下のそれぞれの立場の代表として、どの人物にも気持ちを重ねられる。一人のクズを除いて、みんな助かって…と思うがそうは問屋がおろさない。。まあそのクズの発言にも一理あるのがまた恐ろしい。