★★★★☆ 1987年/アメリカ 監督/スタンリー・キューブリック
人殺しこそ正義という狂った状況下で青年たちの精神は蝕まれ、やがて己自身が狂うことで精神の安寧を得る。
いわば「時計じかけのオレンジ」戦争編。殺戮後の焼け野原でミッキーマウス行進曲を歌う主人公はアレックスだ。
Fワードを始めとする卑猥で醜悪な号令で訓練を行うハートマン軍曹は地獄の黙示録のキルゴアと双璧のインパクト。キャラ立ちが凄い。戦後、彼の末路がどうなったのか、めちゃくちゃ気になる。ラチェットをドラマ化したんだから、Netflixがハートマンのその後とかドラマ化してくれないだろうか。