Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ナルコス メキシコ編 シーズン1

2020-09-17 | TVドラマ(海外)
★★★☆

やはりディエゴルナでは線が細い。エスコバルやカリカルテル相手だとまるで蛇に睨まれた蛙。 しかし猥雑なメキシコの街、山一面に茂る大麻草、容赦ない銃撃戦など、現地ロケの映像は圧倒的に雄弁。様々なリスクに晒され現地撮影しているのがひしひしと伝わり震える。

政府、州警察、地元警察、軍、麻薬取締局。 全ての組織が賄賂を受け取りカルテルのために働く。 全部だよ、全部。そのため、組織間の駆け引きの醍醐味が弱く感じられる。ドラッグ作ってる奴も悪いが、やっぱり一番悪いのは何もしないで中抜きする奴だよな。という万国共通の怒りを再確認。