★★★★ 2020年/アメリカ 監督/アーロン・ソーキン
裁判が進むに連れ明かされるデモの経緯。時系列を行き来させ、裁判の行方と暴動の行方、両方にハラハラさせられる語り口が上手い。個人の主張を国家や警察が阻む時、私たちはどうすればいいのか。BlackLivesMatter、香港デモ、そして日本でも。現在進行形の問題として突きつける力作。
ただ配役に関しては少し馴染めない部分も。特にヒールを演じるジョセフゴードンレビットと活動家のエディレッドメイン。今までのイメージとは違う役だからこそ何かインパクトを残して欲しかったがハマっていない印象。対してサシャ・バロン・コーエン、おいしい所をかっさらう。さすがです。