★★★☆ 1971年/アメリカ 監督/クリント・イーストウッド
バーで引っ掛け一夜を共にした女。翌日から彼女気取りで狂気のストーキング。完全に一線を超えた女の思い込みが怖いのなんの。何度も命を狙われる展開は完全にホラー。刃物を振り回すシーンがまんまサイコなのは笑った。御大イーストウッドもヒッチコック演出をしていたんだと感慨。
今やミソジニー映画として名高い危険な情事の元ネタとも評される本作。確かに女は怖いという印象の植え付けもなくはないが、イブリンが元々DJであるデイブのファンであるため、純粋にストーカー恐怖を描いているように感じられる。熱狂的ファンの暴走という視点では、ミザリーの方が近いのではないか。