★★★★☆ 2018年/日本 監督/照屋年之
風葬の後、骨を洗う「洗骨」という風習を通じ、壊れた家族が絆を取り戻し、命を繋ぐすばらしさを描く人間賛歌。沖縄の美しい自然を捉えるロングショット、テンポいいセリフ運びとユーモア溢れるやりとり、そして満を持して迎える圧巻の洗骨シーン。お見事。見終わって思わず拍手。
蓋を開けた時は息を呑んだ洗骨シーン。敬意を持って撮影しているのがよくわかる。綿密なリサーチと地元の協力。沖縄出身監督だからできたのかもしれない。それにしてもガレッジセールのゴリさんとは。だって、脚本もすばらしい。ブランコのロングショットなんて巨匠の風格ですよ。大した才能で驚いた。