Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

最初の晩餐

2021-08-01 | 日本映画(さ行)
★★★☆ 2018年/日本 監督/常盤司郎

父の葬儀で久しぶりに家族が集まる。なぜ兄は家を出たのか、次第にわかる真相。葬儀を起点にした家族の再生物語はありがちなだが、人間ドラマとしての引力の所以は永瀬正敏と斉藤由貴。永瀬正敏の病人演技の説得力よ。そして私生活のあれやこれやを彷彿とさせ、凌駕する斉藤由貴の凄み。

作品批評とはズレるが、個人的には家族の問題を子供に何も話さず、家族が崩壊する話が好きではない。子供にも知る権利があると思うからだ。親がどう生きようが自由だが、付き合わされる子供には言葉を尽くして欲しい。子供が子供のうちに親ときちんと対話する物語が邦画には少ないように感じる。

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