Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

不気味なものの肌に触れる

2021-07-02 | 日本映画(は行)
★★★☆ 2013年/日本 監督/濱口竜介

異世界から来たような染谷将太の存在感がすばらしい。川の底、古代魚、触れそうで触れないダンス。心の奥底に秘めた触れたい欲望は打ち上げられた魚が草むらで跳ねているようだ。エロティックな佇まいや湿度を感じる映像が唯一無二。

おやすみ、また向こう岸で

2021-07-02 | TVドラマ(日本)
★★★☆ 単発ドラマ

ポリアモリーに着想を得たという男女3人の不思議な関係を描く。24分の中で描かれる軽妙な台詞のやり取りと意外な展開。結末を知るとタイトルの意味も味わい深い。

男女3人の恋愛模様は数あれど、いかにも21世紀な新しさ。実に面白かった。長編で見たい。