【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

よろしおすなぁ 大事にしましょな ”京ことば”

2007-10-18 | 京ことば
【ぽっぽ】

「はい!おつり、落としたらあかんえ、失くさんようにポッポにないないしといてなぁ」
“ぽっぽ”可愛らしい響きどすやろ?
“ぽっぽ”言うのは懐のことどす。
“ふところ”は“ほところ”とも言い“ほところ”の“ほう”の音を二つ重ね「ほっほ」。
その「ほっほ」が「ぽっぽ」になったんやそうどす。
ぽっぽにないないするというのはふところへ大事に入れるという可愛らしい幼児語どしたのに、それがいつの間にやら大人の世界の着服とか横領のような悪い意味に使われるようになってしもたんどす。
もとの言葉が可愛そうどすなぁ・・・・



よろしおすなぁ 大事にしましょな 京ことば

2007-09-21 | 京ことば
【素うどん】
こういつまでも暑いと、喉越しのええ素うどんか、おそうめんが一番どすなぁ・・・
昔から京の町の人たちの普段のお食事は、そら質素なもんどした。
質素の素の字をスと言うて、アタマにつけたのが、素うどんどす。
素には、なにもたさへん、それだけのものいう意味がおます。
そやさかい素うどんとは、かやくのなんにも、入らへんおうどんのことどす
食欲のないとき、時間がないとき、懐がさみしいとき
素うどんは今でも立派に私らの暮らしに根付いてます。
このことばも食べ物もまだまだ生きていきますやろなぁ・・・・

よろしおすなぁ 大事にしましょな 京ことば・・・・

2007-08-07 | 京ことば
【スイバ】

「また、カブトムシ捕りに行くのんかぁ?なんぼスイバ見つけたさかい言うて、こんな暗いうちから行ったら危ないやないの」兄が小さいとき、よ~ぉ母がぼやいてました。
スイバ懐かしい言葉どす。
語源は好きな場所、好きということやそうどす。
好きというだけやのうて、人に知られとうない、自分だけの秘密の場所。
そんなニュアンスもありますなぁ・・・
タクシーの運転手さんなんかでもそれぞれに好きな場所があって、京都駅ばっかり行かはる人とか、祇園ばっかり行かはる人とかあるそうどす。
これもスイバのひとつどすなぁ・・・


よろしおすなぁ 京ことば

2007-07-14 | 京ことば
「アッ!この写真隣に写ってるのんお父さん?」
「そう、いかつい顔してるやろ?」

いかつい・・・これは今でも結構よう使われてる言葉どす・・・
いかつい人、いかつい顔つきというように主に人の見ためのことを言うのに使いますなぁ・・・

いかめしい、厳しそう、また強うて頑丈そうな様子のこともいいます。
「いかつい」の「いか」は「いかめしい厳しい」の意味どす

近頃は軽い男性がもてはやされるようどすけど、
たまにはいかついくらいのお方がいはっても、よろしいのにねぇ・・・