【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

赤い実・黒い実・そのどっちでもない実

2011-10-31 | 折々の花~植物観察会~
♪あ~かい鳥、小鳥 なぜなぜ赤い? あ~かい実を食べたぁ♪

2009年の2月に六甲森林植物園でオオマシコに出合った時→こちら
やっぱり?赤い実を食べたんかなぁ・・・と思ったモンでした。

秋の童仙房にマツブサの実を撮りに行ったとき、
秋やなぁ!!木々にいっぱい実が生ってました
特に赤い実が真っ先に・・・目にとまりました。
秋の紅葉が始まれば真っ赤な実も紅葉の色に埋もれてしまうところでしょう、
樹木がまだ緑色のこの時季赤い実はとても可愛く目立ってました。


コバノガマズミ:小葉莢迷(スイカズラ科)


サンショウ:山椒(ミカン科)


赤い実がはじけてさらに黒い実が出ているのも・・・聞いたんですけどね、
黒い実がはじけている皮を、すりこ木でつぶして粉山椒にするそうですよ。

エゴノキ:萵苣の木→ちしゃのき(エゴノキ科)


果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。
果皮に有毒なサポニンを多く含んでいるのです。

クロミノニシゴリ :黒実の錦織木(ハイノキ科)




この木の生育地は山地のやや湿った所に生える落葉小高木、5月頃白い可愛いお花が咲くと聞きました。
ぜひとも会いに行きたいモンです。

ミツバアケビ:三葉木通・三葉通草(アケビ科)




山歩きしててミツバアケビに出合うと、なんだか得したような気分になるのはわんちゃんだけ?

ヒメヤシャブシ:姫夜叉五倍子( カバノキ科)


この木の枝にこんな虫が居ました(大きさ:10mmほど)


 
名前は?
コミミズクの幼虫
「これは見事な隠蔽型擬態(いんぺいがたぎたい)ですね」って教えていただきました
隠蔽型擬態とは?
生物が自分の棲んでいる環境に体を似せて、天敵から身を守ることを言い、保護色とも呼ばれています。(要は、「かくれんぼ」をしているのです)。
身近な生き物で例をあげると、バッタやナナフシが隠蔽型擬態の良い例と言えるでしょう。両方とも自分の体を自分が棲んでいる草むらの草や木の枝に体を似せて、鳥などの天敵から身を守ろうとしています。

ところで、このコミミズクの幼虫の頭はどっち?右?左?
答えは拡大写真で→写真をクリックすると拡大します、拡大写真のコミミズクの幼虫の目に矢印を入れてます

【おまけ】

「百千の」   伊東静雄

百千の草葉もみぢし
野の勁(つよ)き琴は 鳴り出づ
 
哀しみの
熟れゆくさまは
酸き木の實
甘くかもされて 照るに似たらん
 
われ秋の太陽に謝す

↑ 道草さんからいただきました。


絵手紙~2011年10月 枝付き柿、りんご、めがね~

2011-10-28 | 絵手紙

【枝付きの柿】

巻き紙 横65㎝ 縦20㎝

「残果」  三好達治 

友らみな梢を謝して  
市にはこばれ売られしが
ひとりかしこに残りしを  
木守りといふ
蒼天のふかきにありて  
紅の色冴えわたり
肱張りて枯れし柿の木  
痩龍に睛を点ず

木守りは  
木を守るなり
鴉のとりも鵯どりも  
尊みてついばまずけり
みぞれ待ち雪のふる待ち  
かくてほろぶる日をまつか
知らずただしは  
寒風に今日を誇るか

↑ 道草さんから寄せていただきました
「昔は、最後に1個だけ木守柿を残して、来年の豊作を祈ったものです。」とも・・・


私の子供が通ってるスイミングスクールの駐車場に3本の柿の木があるんです、
ずっと、狙ってたんですよ・・・

色はキレイなパキッとオレンジ
ここ(柿の裏側)からだと、面白いと思います。
枝がこうきてますね、葉っぱもついてます、
一番手前にきているものから、ヘタからいきますよ、
柿のヘタのところくぼんでますね、
茎→葉っぱ→柿のヘタ→ぐる~っと柿の実
葉っぱが重なってて描きにくかったら、取ってあげて下さい。
葉っぱに穴が開いてるとか、欠けてるとか、虫食いのところも面白いので・・・

ヘタ:若草、少し茶色くなってるところは、若草+岱赭(ちゃいろ)
葉っぱ:若葉→青草
紅葉:黄+上朱(じょうしゅ)→朱色、岱赭(ちゃいろ)もちょこちょこっと。
色づいた葉っぱですが、紅梅を少し入れると意外と良いですよ
茎は岱赭(ちゃいろ)と墨
色付けはモチーフをよく見て顔彩の量を加減してください

「枝が巻紙のまん真ん中に、真っ直ぐ横になってしまいましたね、ちょっとナナメに振ると良かったかな?」と・・・

【りんご】


下の方、すぼんでますね、ここですぼませるのがポイントです。
ヘタから描いて首から描いて、シュ~ッと描かないでボチボチと少しづつ描いていきます。
リンゴをよく見て下さいよ
黄色も緑も臙脂(えんじ)も紅も見えてます。
薄い色からいきますよ、
最初は若葉をちょいちょいと、次は黄色をちょいちょいちょい、上朱(じょうしゅ)→朱色、紅、臙脂(えんじ)と塗っていきます。
しっかり色付けのりんごといきましょう。
りんごは枯れたカンジはアキマセンよ

【めがね】


読書の秋にちなんで、眼鏡を選びました
それぞれご自分の眼鏡をお出し下さい。
お一人づつ眼鏡のデザイン、色が違いますので、お一人づつアドバイスしていきます。
「光のあたり具合で濃いところ、薄いところがありますね、紅梅でいきましょう、塗るところが細いので筆跡が付く心配も無いし濃く塗りましょう」


マツブサ・アケボノソウ・センブリ・コウヤボウキ

2011-10-25 | 折々の花~植物観察会~
夏(8月下旬)の童仙房観察会の時
「せんせ~い コレは何ですか?」
「ほぉ~コレは珍品ですよ、マツブサの実が見られるというのは極めて珍しいことですよ」
見上げると首がだるくなるくらいの高いところに生ってました

マツブサ(松房/松藤)マツブサ科 

と撮ったのが↑の写真です

ブドウの房状の果実がなり、茎を傷つけると松脂の匂いがするということからの名前です。
このマツブサというのは絶滅危惧種とかじゃないんですけど、どこででも出合えるというモンじゃないそうです。

マツブサの果実は10月上旬に熟すと教えていただきました。
マツブサの実が熟したら?どんなんかな?
見に行ってきました。


↑黒く熟してました。

落ちてたのがありました


タネが一つ、実はジュルッとしてて・・・
ちょっと食べてみよかな?ひょっとして渋いんじゃないかな?
ちょっとだけね、うん?優しい甘味とそこに酸味が隠れ味・・・
果実はブドウに似てますよね、ブドウのお花は見たことは無いんですけど、花の一つ一つが一つづつ果実になると聞きました。
果実がブドウに似てるマツブサのお花は一つのお花が房のような実になると聞きました、不思議に思いました
6月の半ば過ぎに花が咲くようです、ぜひ、その頃、見に行ってみたいモンです。


この日童仙房で出合ったお花たち
センブリ(千振)リンドウ科

お花の大きさ、直径2~3㎝
千度もお湯に振りだしても、まだ苦味が残る・・・というところから。

いっぺん、この葉っぱをしがんでみませんか?
何でも体験に勝る学習は無し、とか言いますでしょう?

アケボノソウ(曙草)リンドウ科

お花の大きさ:直径 1~1.5㎝


アケボノソウの名の由来は5枚の星の形をした花びらの黄緑の丸い模様を月、細かい点々を星に例えたとも・・・

月に見立てた黄緑の丸い模様のところにアリが来てますね
そこが”蜜腺”です。

コウヤボウキ(高野箒) キク科


「身に入むや高野箒のうちふるヘ」佐々木六戈
↑ 道草さんより寄せていただきました。

ぷ~っと吹くと、スルスルッと伸びて、
吹くのをやめると、クルクルッと先っぽが丸くなって口元の方へ戻ってくる・・・そんなおもちゃ、子供のころに遊んだのをこの花を見て思い出しました。
たしか、笛が鳴った記憶が・・・・

blog友のエフさん(長崎県在住)から
「ピーと吹くと伸びて戻るあの笛、巻笛と言ってましたが・・・」
そよかぜさん
「ちょっと調べてみたら、いろんな名前で呼ばれているようですが、『吹き戻し』がいちばん“正式名称”のようですね。」
と、コウヤボウキの花の先がクルクルッと巻いているところから盛り上がったお話です
→こちら

ミゾカクシ・サクラタデ

2011-10-22 | やましろ里山の会
植物観察会②
木津鹿背山方面:里山のお花たち


ミゾカクシ (溝隠)キキョウ科


溝を隠すほど茂ることから付けられた。
また、田の畦に筵を敷いたように生える様子からアゼムシロ(畦筵)ともいう。
写真を撮ったところは、そんなにびっしりと生えてるワケではありませんでした。
大きさ1㎝くらいの小さな可愛いお花なんで、出合うと必ず撮りたくなる・・・
そんなミゾカクシ。

ミゾカクシの、お花の真ん中にある2個の緑のモンがちょっと気になりまして、
以前(2009.10.11岩湧山)アケボノソウの蜜腺(アリがたかっているところ)に・・・ということがあったんです。

そよかぜさんに聞いてみました

ミゾカクシの二個の緑のモンですが、アケボノソウの蜜腺のようなモノ?かな?
と思ったりしたのですが 関係ないですか?単なる模様?目印?

Re:そよかぜさん
ミゾカクシの緑の部分は、虫を蜜の場所に誘導するように機能しているのか、蜜を出しているのかでしょう。
たぶん前者だと思いますが、後者も否定できません。
あとは実際にミゾカクシに来ている虫の行動を観察することでしょうね。

Re:わんちゃん
今度、ミゾカクシに出合ったら、どんな虫が来ているかな?ですね?

それからミゾカクシも雄性先熟の花ということを教えていただきました。


じつは上の写真は雄性期のもので、オシベの葯はくっつきあっています(こげ茶色の部分)メシベは表面からは見えていません。

そして下が雌性期。 

花粉を出し尽くした葯の間から、メシベの柱頭が伸びだしてきています。

実は上の2枚の写真は、そんなこと何も知らないで2008.10.08にコロと一緒の散歩コースの田んぼの畦道で撮ったモンなんです。

サクラタデは雌雄異株だそうです、ですから雌花と雄花があって、
雌花はメシベの3本に分かれた花柱が長く突き出しています、オシベは短く、
雄花はメシベが小さく、8本のオシベが長く突き出していますが・・・

サクラタデ(桜蓼) タデ科

2008.10.04六甲高山植物園

2008年10月4日六甲高山植物園では可愛いサクラタデがいっぱい咲いていました。
可愛いサクラタデが大好きなんで夢中でシャッターをカシャカシャ・・・
夢中で撮ったのはすべて雌花だったようです、ということが後で分かりました

2011.10.16木津鹿背山(写ってる虫はヒメアリです:ヒメアリの大きさ1.5mm)


先日、木津鹿背山でまたまた可愛いサクラタデに出合ったので撮りました撮りました。

それで、帰ってから写真を調べてみて、ふと思い出したんです
「突き出したものの本数で区別するのが、雌花と雄花を簡単に見分ける方法のようですね」って。
「ひょっとしてコレは雄花? 」


撮った写真をそよかぜさんに検証していただきました
(2枚目の写真の一部分を拡大しました)


そよかぜさん:雄花です。ヒメアリが写真のいいアクセントになってくれていますね。

Re:わんちゃん
ヒメアリ(なんですか)にシッカリとピントがいってしまってて、主役の座を奪われてますね・・・
ところで、ヒメアリの頭はどっち?って思ってしまいました。
じぃっと見て触角らしきモン(褐色)がある?方がアタマ?でいいですか?

Re:そよかぜさん
ヒメアリの頭は、触角(一部が花被に隠れています)のある方です。
大きな頭に、よく見れば小さな黒い眼も写っています。

Re:わんちゃん
眼に矢印をお願いしていいですか?

Re:そよかぜさん
赤い矢印をつけておきました。

Re:わんちゃん
アリガトウです。

木津鹿背山の里山では、こんなお花たちにも出合ってました
2011.10.16木津鹿背山PhotoStory1.wmv

アキノタムラソウ(秋田村草) シソ科
コウヤボウキ(高野箒.)キク科
アキノノゲシ(秋野芥子)キク科
ナワシログミ(苗代茱萸). グミ科
アメリカミズキンバイ(アメリカ水金梅)別名:ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)アカバナ科
ヒヨドリバナ(鵯花) キク科
オオオナモミ(大雄生揉・大耳)
ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科
カナムグラ雌花(鉄葎)アサ科
カナムグラ雄花(鉄葎)アサ科
タカサブロウ(高三郎) キク科
ヤブマメ (藪豆) マメ科
チヂミザサ(縮み笹) イネ科
ヤマウド(山独活)ウコギ科
ツリガネニンジン(釣鐘人参).キキョウ科
ワレモコウ(吾亦紅)バラ科
ヒメクグ(姫莎草)カヤツリグサ科
ウメモドキ(梅擬).モチノキ科
サルトリイバラ(猿捕茨)別名:サンキライ(山帰来)サルトリイバラ科またはユリ科
ソヨゴ(冬青)モチノキ科
スズメウリ(雀瓜) ウリ科



ニホンアカガエル・イシミカワ・リンドウ

2011-10-19 | やましろ里山の会
植物観察会①
日時:10月16日(日)10:00 JR木津駅集合
行先:木津鹿背山方面、里山を散策しながらの植物観察。

車に便乗させていただいて現地に向かいます
木津川市鹿背山は柿の特産地で有名です
次男が小2の頃やったかなぁ?
子供会から柿狩りに行ったのが、たしか鹿背山だったような記憶があるんですけど・・・

やましろ里山の会が毎年、梅雨明け間近に柿農家に摘果のお手伝いに行ってました。
今は、大きな開発会社がその辺りを造成し始めてます、と思ったら、ちょっと中休みの様子。
植物観察会で柿畑の様子も見ぃの・・・
荒れてました、人の手が入ってません
けど、そばの栗林の中は栗がいっぱい落ちてました


ちょっと栗ひろいを・・・

後日談:
「拾ってきた栗を水につけると半分ほどは水面狭しと浮いてしまってました」と、友人に言うと
「どんな虫が栗の中にいたのかビニール袋に栗を入れて少しの間、袋の口を密閉して虫を誘い出し調べてみるのも面白いですよ」

そんな栗林の中で
「わんちゃん、ちょっと来て、コレってカエル?レンガ色みたいな身体」



ニホンアカガエル(日本赤蛙)アカガエル科
  
こんなに、まじまじとそばでカエルくんを見たのは滅多にないことです。

身体の色がね、普段出合うカエルとは一線を画してるように思ったから・・・

ちょっと調べてみました
分布
日本の本州から九州、中国の一部に分布。

形態
体長は3~7.5cm。
体色は赤褐色で、背中の左右の黄色いすじが真っ直ぐ平行に通っている。

生態
単独で生活。
普段は草むらや森林、平地、丘陵地等の地上で暮らす。
昆虫やクモ類を食料とする。
冬眠をするが、暖かいときは真冬も活動する。
産卵は他のカエルより早く、1月から始まり、時には12月でも産卵する。
産卵数は500-3000卵ほど。
産卵場所は水田(湿田)や湿地。
繁殖期が終わると再び斜面林の落ち葉等に潜り5月ごろまで冬眠する。
生息数の減少
近年の水田周辺の水路整備に伴うコンクリート製水路による生息域の分断、圃場整備に伴う冬期の乾燥化などの環境変化により、カエル類の生息数が減少しているが、本種はその影響を非常に強く受ける。
(フリー百科事典:Wikipediaより)


ニホンアカガエルに出合って、あっちからこっちから撮っていると、みんなどんどん先の方へ行ってしまわれます、そこそこにして、やっと追いつくと、


イシミカワ(石実皮)タデ科

「わんちゃん、イシミカワよ」
「イシミカワ?初めてやなぁ・・・」
きれいな紫色の実

お花の時季はもうちょっと前だったら咲いていたかも?
小さなお花が咲いて一つづつがこの実になったようです
見たかったなぁ・・・


先っちょの黒いプツンとしたモンは果実やそうです。


「リンドウがまだ残ってくれてたらうれしいねんけどなぁ」と、Kさんが・・・
一つ、見つかったときは歓声があがりました

リンドウ(竜胆)リンドウ科

みんなの目で捜すと二つ以上元気に咲いていました、蕾も、ホラ!いっぱい・・・


「来年も会いに来ようかな、元気に咲いてくれると良いんだけど・・・」



なぁんか、見たような景色やけど?
と、思ったら大仏鉄道跡の近くでした、前に鉄道跡の下をくぐったのですが、今回は大仏鉄道跡の線路が取り除かれた舗装道路をちょこっとの距離を歩きました。

次回はこの日観察した、お花たちを紹介します。

赤そば(赤蕎麦)タデ科

2011-10-16 | 折々の花
去年の10月半ば、奈良県桜井笠地区の「荒神の里」にてお蕎麦を賞味してまいりました。
ホンマは、そば畑の風景を撮りたかったのですが10月も中旬となればソバの花はお終い、名残の花をちょこっと撮っただけでした
→こちら

9月12日のこと
「朝の連ドラでテレビ画面一面に真っ白な蕎麦の花が咲いてましたね、そろそろですね、インターネットで調べてもらって良いですか?『滋賀県 赤そば』とかで・・・」と、Oさんにメール。
友人のOさんが「いっぺん赤そばの花が群生してるところに行ってみたいのよ」って言うてはったから・・・

10月に入って
「去年行った、桜井笠地区の白そばの花はもう実になりかけて、黒くなりかけてるそうなんで写真を撮りに行くのはやんぴにしました・・・赤そばの花の様子が気になってます、赤そばの花はどんな具合でしょうか?」
「現地に問い合わせたら、まだ早いようで10月の半ばごろでも大丈夫なようよ」と、インターネットからの資料をコピーして持ってきてくれはりました。

「そろそろ、来週あたりどう?」
「じゃぁ00曜日、朝00時に狛田駅に集合ということで・・・」

JR湖西線近江今津で降りて、赤そばの花が咲いてるというところへはバスで行きます。
一応、近江今津駅の観光案内所で尋ねたんですよ、
「赤そばの花を観に行きたいのですけど・・・」
「そば畑はこの辺りで・・・」と。
バスの路線図&時刻表もいただきました。
1時間に一本ぐらいの割でグルグルと回ってるみたいです、ちょうど精華町のくるりんバスのようなカンジ。
教えていただいたバス停で降りたんですけど、赤そばはさっぱり・・・



「バスの中からチラッと見えてたのがソレかなぁ??」
地元の人らしい方に出合うと
「あのう、赤そばの花が咲いてるのはどの辺りでしょうか?」と尋ねます・・・
「さぁ??」
白そばの花も赤そばの花も地元の人にしてみたらそんなに変わりは無いみたいでした。
「トイレにも行きたいし、あそこのJAで聞いてみることにしない?」
トイレも借りれて、赤そばの場所も聞けて・・・
やっぱり、行きしなのバスの中からチラッと見えてたのがそうでした。




ご機嫌な気分で写真を撮りまくってました。


白そばの花も花びらの縁がうっすらピンクに・・・とか、


赤そばの花もその赤い色がいろいろで、真っ赤なちっちゃな花をレンズ越しに覗いていると、メッチャ可愛いでした。




ふと気が付いたのですが、お屋敷の周りの片方だけに背の高い大きな樹が茂っています。
「ひょっとして、箱館山からの吹き下ろしの風を避けるため?かも?」とか言いながら・・・

【おまけ】
「明日、お世話になります、ところで、お昼は?お蕎麦は?どうですか?」
「こちらこそ、お蕎麦が良いね!!」

「ソバ畑の辺りは、何にも無いですよ」と観光案内所で。
そば畑辺りに行くバスの時間を見ればまだ1時間以上もある様子

「竹生島ゆき観光船今津港のりば前にお蕎麦屋さんがありますよ」
「じゃぁ、いっぺん行って見よか?」
琵琶湖の方へ向かって歩きはじめたら、琵琶湖周航の歌資料館が・・・→こちら
入場料無料に惹かれて入ってみました、加藤登紀子さんの歌はよく知ってますがいろんな方が歌ってらっしゃいます、ことが解りました。

琵琶湖周航の歌 斉唱版


そしてこの歌の原曲になった「ひつじぐさ」と言う曲があるっていうのも初めて知りました。
「ひつじぐさ」琵琶湖周航の歌の原曲 (作曲:吉田 千秋)


そういうワケで、この資料館の表のスイレン鉢にヒツジグサが咲いてたんやわ~~と、感心しきり・・・
ヒツジグサ(未草)スイレン科



琵琶湖周航の歌資料館から少し行くと道路の向こう側に「そば処ひょうたん亭」→こちら


元祖「周航そば」
そば粉8割、つなぎの小麦粉2割で打ちました二八そば。
シコシコとした食感の手打ちそばです!   
~竹生島に向かう船、ゆばが波、あゆやワカサギが泳ぎ、鴨が水面で休んでいる~
どんぶりに琵琶湖の風景を写しました【周航そば】が人気です。
と、いうキャッチコピーに惹かれて・・・
細麺の上で泳いでいる魚はワカサギの天ぷらでした。
お出汁は関西風、ワカサギの天ぷらはしっかりしたお味で・・・
美味しいでした。
店主さんと加藤登紀子さんのツーショット写真がデ~~ンと飾ってありました
お登紀さんも食べはったんやねぇ・・・



蕎麦の花たくさんたくさん撮ってきました

2011.10.13 近江今津:赤そばの花










折々の虫~ハンミョウ・ベッコウハゴロモ・ルリセンチコガネ~

2011-10-13 | 
写真の整理をしていたら、いろんな虫たちも撮っていたのに気が付きました、紹介しますね。

お彼岸のお墓まいりの時にお墓で偶然出合ったのが・・・
ハンミョウ(斑猫)ハンミョウ科

体長約20mm


斑猫などと しゃれた名前が付いていますが、昔は螌蝥(ハンミョウ)と言われ、毒のある虫として いやがられていました。
(けど、写真のハンミョウは毒はないそうです。)
人が近づくと素早く飛び上がり、2メートルほど先に着地するのを繰り返す事から、ミチオシエ(道教え)と呼ばれる事もあるようです。
そうですそうですそうでした、この時も・・・


この大きな顎でアリなど捕まえて食べる肉食性の甲虫・・・と図鑑に載ってました
ひょっとして♂かも?

「旅人はかへらず」<一五〇>  西脇順三郎

斑猫の出る街道を
真向きに茜を受け急ぐ
尖塔の町に行きつかず
茶の生籬と南天の実のみつづく
やがて
まきのまがきから顔を出した
女に道をきいてみた
正反対に歩いたのだ
「まつすぐに戻られよ」

↑ 道草さんよりご紹介いただきました。

ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)ハゴロモ科

体長(翅端まで)10mm内外


小さな虫ですが、じぃ~~っとしてました、こんな時ついついいろんな角度から撮ってみたくなるモンなんですね


ルリセンチコガネ:センチコガネ科

大きさ 16-22mm

奈良公園の鹿たちのうんちと共生の虫、
この虫に初めて会ったのは去年の晩秋の頃でした。
先月奈良公園で再会しました。

ルリセンチコガネについて詳しくは→こちら



ワタの花(綿の花):スイフヨウ(酔芙蓉)

2011-10-10 | 折々の花~お庭編~
過ぎ去ったこの夏のあの暑さはなんだったのでしょう・・・と思うくらい、急に涼しくなりましたね、ビックリしてます。
「アタリマエ~もう10月なんやモン」って、言われちゃいました。
この頃は夕方に庭の植木の水まきさえ忘れてしまいます。

パソコンにたまった写真の整理もジックリできて・・・
その中(去年の今頃)に綿の花がありました
絵手紙教室で綿の花の綿がモチーフになったことがあって(→こちら)
綿の中の種を庭に撒いたら芽が出て花が咲いて・・・
とても素敵なお花だったんで写真に撮ってました。


2010.9.24 am.8:00


2010.9.25 am.8:00

よく見ると花の色が白~ピンクと変わっています


「何でやねん?」と、調べてみたら・・・
 
綿の素材をつくってくれる植物であるワタも、色が変わる花の一例です。
咲いたときは、うすいクリーム色ですが翌日しぼむとピンクに変わります。
白い花がしだいに紅色になってくるときには、新たにアントシアンという色素がつくられる。
アントシアンは花青素(かせいそ)ともよばれ、白や黄色を除くさまざまな色調を発現する。
アントシアンが花冠でつくられるためには、光が必要であり、またこの色素は花冠の色素の中では、ふつう最後に生成されてくる。。。。。
と、言うようなことが載ってました


アレ?酔芙蓉と似てるけど?(白いお花がピンクに変わるところなど)
ウチの酔芙蓉は9月の初めころから次々と咲いてるんです、今でも咲いてます。

2011.9.14 am.7:00


2011.9.14 pm.6:00


ある日のこと、白は今日咲いたお花、ピンクの萎んでいるのは昨日咲いたお花

綿の花は二日かかって色が変わってますが
酔芙蓉は一日で白からピンクに変わってます。
それで、そよかぜさんに尋ねてみました
「綿の花と酔芙蓉のお花はその花の色がワタの花は二日がかりで、酔芙蓉は一日で白からピンクへとかわっていきます、咲き方は同じ理屈なんでしょうか?」

Re:そよかぜ
ワタの花と酔芙蓉は、同じアオイ科ですし、同様のしくみが働いているのでしょう。
変化の速度の違いは、組織内での化学反応の進行速度の違いです。
酵素の量や原料となる物質の供給量などが影響しているのでしょうね。

そよかぜさん、いつもアリガトウです。

【おまけ】
新聞受けに新聞を取りに行くとき
ポストに郵便物を取りに行くとき
出かけるとき、ガレージの車へ・・・の時
朝夕、コロと散歩に出かけるとき
庭に咲いてる可愛いお花たちの傍を通ります

お花の手入れは行き届いてないわんちゃんなんですが
可愛いお花たち一生懸命咲いてくれました。
今、来年のため種が生まれているお花たちも居ます。


マメアサガオ(豆朝顔) ヒルガオ科

お花の直径 1.5㎝

マルバアメリカアサガオ (丸葉亜米利加朝顔)ヒルガオ科

お花の直径、約3㎝

チェリーセージ:シソ科


触れるとかすかな匂いがします、イヤな匂いではないですね。5月頃から霜が降りる頃まで永い間、楽しませてくれてます。色がハッキリしてて好きです。挿し木で簡単に増やせます。

フウセンカズラ(風船葛)ムクロジ科



ツユクサ(露草)ツユクサ科


別名:藍花(あいばな)、月草(つきくさ)、蛍草(ほたるぐさ)、青花(あおばな)、帽子花(ぼうしばな)
染め物の下絵を描くときにこの花の色素を使うそうです。水洗いをすると流れるので...
玄関横のキンモクセイの足元にプチ群生してました。奥深い青いこの色が好きです。

植物観察会②~奈良公園・春日山原始林(天然記念物)~

2011-10-07 | 木津川市植物同好会
奈良公園を歩き始めて
「この椿でね、不思議なところ自分の目でアレッと思うところ探してみて・・・」とH先生が・・・
「この枯れかかった椿ですか?」
「おかしいな?と思うところですよ」
「え~?どこかなぁ?うん?この椿病気なんかなぁ??」
「あれ?ほらほらヤドリギ、ヤドリギとちゃう?」

ヒノキバヤドリギ(檜葉宿主木)ヤドリギ科


宿主は椿
ヒノキの葉っぱに似てるところからヒノキバヤドリギといいます
フツーのヤドリギは鳥が種を食べてネチョーとしたウンコをして樹につくのに、コレは実が生ると熟した時に実がはじけて飛び種が枝にひっつくという戦略、そのため種はネバネバ。
根っこを椿の枝に突っ込んで水も養分も奪う、奪われた椿は枯れてしまう、栄養をもらってる宿主(椿)が枯れてしまえば自分(ヒノキバヤドリギ)もアカンやろに・・・



ヒノキバヤドリギの実(節のところの小さなプチッとしたモノ

オオバヤドリギ(大葉寄生木)ヤドリギ科


秋から冬にかけて赤褐色の花が咲き、春に1cmに満たない実を付けます(と、ネット検索の結果)
秋に花が咲く?もうそろそろやね、見なくっちゃね。
春に実をつける?見なくっちゃね・・・

写真のオオバヤドリギの宿主はモミジ
オオバヤドリギという名前がついてるのもナルホド・・・です。
葉っぱが大きいです。
葉っぱの表は濃い緑、葉っぱの裏はオレンジ色です

マツグミ(松茱萸)ヤドリギ科

松に寄生していました。

よく見るヤドリギのようなこぶ状にはなってませんね、枝が垂れ下がってるように見えました。
お花は夏に咲き、翌春に実(グミに似ている)が生るという、場所も覚えたしぃ、見に行かなくっちゃね・・・

ヤドリギの仲間って、お花が咲いて?実が生る?
知りませんでした、宿主を枯らしてまで・・・というところがスゴイなと思うわんちゃんです。
でも、その辺が植物やなぁとも思うわんちゃんです。


ヤドリギの仲間のほかにも樹木にくっついてるモンが・・・
ビロウドシダ:ウラボシ科




クスノキに付いてました。
ちょっと分厚く毛だらけで、ふわふわっとしていました。
「コレッて絶滅危惧種の筈ですよ」
「えっ?えぇ~~」

ノキシノブ(軒忍)ウラボシ科


ノキシノブは環境指標植物と呼ばれています
コレがたくさん付いているところは、空気のきれいなところ、奈良公園一帯はこのノキシノブがいっぱいついてますね。

この日は樹木が主で上ばっかり見て、ちょっこし首がだるくなったのはわんちゃんだけではなかったみたいです。

若草山から下りるとき
こんな可愛いお花に出合ったんですよ

ヒナギキョウ(雛桔梗) キキョウ科




花の大きさは1~1.5cmほど、背丈は10~25cmほどのひょろっとした姿のお花です。


【おまけ】

奈良公園の鹿
奈良公園の鹿にまつわるお話の中で、語り継がれているモノがあります。
「春日大社の神様が初めて御蓋山(みかさやま)に降りられたとき、白い神の鹿に乗って、鹿島神宮から来られた」ということで春日大社では鹿をとても大事にされてます」
江戸時代には鹿を殺したら死刑にされたと・・・



● 十三鐘の石子詰 


 
ある日、興福寺の小僧さん達が大勢この堂で習字の勉強をしていた処、一匹の鹿が庭へ入り、小僧さん達の書いた紙をくわえたところ、その小僧の一人三作が習字中に使用していたけさん(文鎮)を鹿に向かって投げました。
ところが、この一投の文鎮は鹿の急所に命中し、鹿はその場にて倒死しました。
当時、春日大社の鹿は神鹿とされ、
「鹿を殺した者には、石詰の刑に処す」との掟があった為、鹿を殺した三作小僧は、子供と云えども許されることなく、
三作小僧の年、13歳にちなんだ一丈三尺の井戸を掘り、三作と死んだ鹿を抱かせて、井戸のうちに入れ、石と瓦で生き埋めになりました。

三作は早くに父親に死別し、母一人子一人のあいだがら。
この日より母「おみよ」さんは、三作の霊をとむらう為、明けの7つ(午前4時)暮れの6つ(午後6時)に鐘をついて供養に努めましたところ、49日目にお墓の上に、観音様がお立ちになられました。
その観音様は、現在大御堂内に、稚児観世音として安置されています。



子を思う母の一念、せめて私が生きている間は、線香の一本も供えることが出来るが、私がこの世を去れば三作は鹿殺しの罪人として誰一人香華を供えて下さる方はないと思い、おみよさんは紅葉の木を植えました。
当世いづこの地へいっても鹿に紅葉の絵がありますのも、石子詰の悲しくも美しい親子愛が、この地より発せられたものであります。




同境内地の石亀がありますのは、三作の生前は余りにも短命で可愛そうであった。
次に生まれる時には、亀のように長生きできるように、との願いにより、その上に五重の供養搭を建てられたものであります。
何時の世にも、親の思う心は一つ、こうして三作石子詰の話が、今もこのお寺に伝わっているのです。

菩提院大御堂門前の解説板は末尾にて、“これはあくまで「伝説」であり「伝承」であるが・・・
と、記されている

又奈良の早起きは昔から有名で、自分の家の所で鹿が死んでおれば、前述のようなことになるので競争したといわれています。
今でも早起きの習慣が残っています。



植物観察会①~奈良公園・春日山原始林(天然記念物)~

2011-10-04 | 木津川市植物同好会
 【木津川市植物同好会】 

スタートは大仏前交差点から春日神社の参道を・・・
奈良公園にはたくさんの木々が生えています、人の背の高さぐらいのところまでは、スコーンと向こうの方まで見渡せます、というのは奈良公園の鹿さんが伸び上がって食べることの出来るいわゆるディアーライン(鹿摂食線)なんですね。





をみなへし秋萩しのぎさを鹿の露別け鳴かむ高円の野ぞ(大伴家持)

↑ 道草さんよりいただきました。

「高円(たかまど)」は、奈良市白毫寺(びゃくごうじ)町などの一帯をいいます。 ...

足元を見るとキレイに草刈りされてます、1200頭もの鹿のおかげで自動芝刈り機の恩恵にあずかってますね、飛火野から公園全体の草を人間の手で刈るとしたら膨大な費用がかかることでしょうね・・・

その中ででも鹿の嫌いな植物(シカの不嗜好性植物)が奈良公園にでも結構あるんですよね。
ナンキンハゼ(南京黄櫨)トウダイグサ科



ナンキンハゼが最近、奈良公園では多いんです、奈良公園のあっちこっちで見かけました。
鹿が食べないという、ナンキンハゼ、どんどん増えてます(生えては困るところにも)

ビックリしたのは奈良公園だけじゃなくって、春日山原始林(天然記念物)にも若草山にもナンキンハゼが多くみられました。
実は奈良公園にはナンキンハゼと言う植物は無いモンなんですね、70年ほど前に、とってもキレイ(秋には美しく紅葉します)からと街路樹、公園樹として植えられたんですね、トウダイグサ科の特徴で、なんかすると、かぶれるんですね、それで、鹿も食べない、そこらじゅうに生えてるんですわ、生えたら困るところにも・・・
今、春日山原始林にナンキンハゼが侵入してきて、原始林の植物生態系があわや・・・となりかけているそうです。
今、そのストップ作戦を研究されてる機関もいくつかあるようですよ。

イワヒメワラビ(岩姫蕨) コバノイシカグマ科


鹿が嫌うイワヒメワラビ
葉柄から葉の表面に至るまで毛の多いのが目立つ、毛が脱落してもザラつく、
と、教えていただきました、原因はその辺りかな?

イラクサ(刺草・蕁麻:ジンマ)イラクサ科


「触っちゃダメ!ですよ」ってH先生の声が・・・
トゲがめっちゃ多い、コレを触るとブツブツがぶわぁ~~っと出ます、痒くて痒くて、これが蕁麻疹のモト、だそうです。
この棘は根っこの方、ガラス質になっててそれが、ぷっと折れると皮膚に注射されたようになるという、、しばらくかゆくてその後、いつまでもいつまでも痛いそうです、ゆめゆめ触らぬように・・・




春日山原始林で鹿が嫌いな植物
ナギ (梛・那木・竹柏)マキ科




「皆さん、ナギの葉っぱを財布の中にでも入れといてください」
「えっ?」
また、昔、銅で造った手鏡をお嫁に持っていきましたね、その手鏡の裏の模様の中にはナギの葉っぱの模様があるそうです。
何故?それはナギの葉っぱを千切ってみれば解りますよ、そんなら、千切ってみよか?
横には裂けるけど、葉脈が縦になってるので切れないですねぇ。
「縁が切れないように」ということですね、ナルホド
お金との縁も切れないように・・・

ナギは温かい地方の樹木、なのに、何故奈良に?
平安よりもっと太古の昔にこの地に寄進されたのでは?南の方(和歌山)からとか?
ナギがなぎ(和ぎ)に通じることから、神籬:ひもろぎ(儀式の依り代としての枝葉の意)として使われる、からかな?と教えていただきました。

続いて鹿が嫌いな植物(春日山原始林にて)
カゴノキ(鹿子の木).クスノキ科

鹿の背中の模様に似てるところから・・・


カゴノキの花


カゴノキの実

クサギ(臭木) クマツヅラ科


レモンエゴマ (檸檬荏胡麻) シソ科


ナチシダ(那智羊歯)イノモトソウ科


若草山山麓で鹿が嫌いな植物
コガンピ(小雁皮)ジンチョウゲ科




ダンドボロギク(段戸襤褸菊)キク科


マツカゼソウ(松風草) ミカン科


これ等の他に鹿が嫌いな植物は?(奈良公園に限る)
アセビ(馬酔木)、イズセンリョウ、イヌガシ、ススキ、チョウセンアサガオ、フジヅル、ヨウシュヤマゴボウ

若草山山頂から東大寺大仏殿


次回は奈良公園にはいろんな樹木にいろんなヤドリギが・・・ ⇒こちら


絵手紙~2011年9月 赤メバル・ビン入りキャンディ~

2011-10-01 | 絵手紙

【赤めばる】

巻紙 横巾:55㎝  縦:20㎝

思いっきり描いていきましょう
“竹の子めばる”といいまして、5月が旬なんですが、今では世界中で獲れたのを年中食べることができますので・・・

魚は目から描く・・・と、よく言われています。
お目目から描いても良いのですが、鼻から描き始めるっていうのもアリですよ。
背びれをちょっと立ててみましょう、鱗(うろこ)はしつこくならないようにピッピッピッ・・・
彩色は
下地は鮮光黄(せんこうき)→黄色と白群(びゃくぐん)→ブルー、紅梅を薄く。
その上には、上朱(じょうしゅ)→朱色、岱赭(たいしゃ)→茶色、墨を重ねていきます。
見えた色を塗ってみてください
目のところ、ただ墨だけじゃなくって、黄色、ブルーを下地に入れます。

その日の夕食“赤メバル”の煮つけ
煮汁の、いいにおいがウチ中に・・大好きなわんちゃんです。
新鮮な赤メバル、身がホロホロホロとほぐせて、とても美味しかったです。

【ビン入りキャンディ】
①横長のハガキに・・・

横巾:29.5㎝  横:10㎝ 

ビンの口から描きます、ビンの厚みを細い線で入れると本物らしく見えます
ビンの中の飴は墨を淡くして描きます、色付けも外の飴より淡くつけます。

②割り箸で唐紙に・・・

官製はがきサイズ

飴をたくさん転がして描きます、
滲みと、かすれが混じった線がいいですよ。

「飴買ひてなめながら来る幼子ら狭き路地うちに育ちゆくべし」 長谷川ゆりえ