【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

高取土佐町なみ『町家のひなめぐり』

2012-03-31 | デジカメ紀行
blog友達のミコさんから
「奈良の高取でも3月いっぱい『町家のひなめぐり』やっているそうです。お雛様もたくさんの人に見ていただいてこそですよね」ってコメントをいただいて、高取の方へも行ってみたいなと思って・・・
それで、行ってまいりました、友達のOさんと一緒にね、3月中旬の頃でした。

壺阪山駅で降りまして駅前に出ると
“高取町 土佐街なみ、その町家には、大切に蔵われている雛人形がいます。
どの雛人形にも、家の思い出と願いが込められている大切な「お雛さま」です。
ごゆっくりと、高取町土佐街なみの「お雛さま」を巡り歩いてお楽しみください。”
開催期間:平成24年3月1日(木)~3月31日(土) 午前10時~午後4時
定休日、展示時間は各家により異なります
午後4時以降はご遠慮ください
こんな↑チラシをいただきました。

幾つになっても雛人形には一種独特の想いを抱きますね、
わんちゃんの初節句は戦争末期の頃、とてもお雛さまどころじゃ無かったそうです。
子どもの頃、田舎で母のお雛さまに出合った時
「このお雛さまが欲しい」って、おばあさんにせがんだそうです。
「ウチの中が狭くなるじゃろう、桃の節句にゃ飾るから、ここへ来ればええがな」って。
それから、いっぺん会いに行ったかなぁ・・・
大人になってからは新しいお雛さまに変ってしまったような記憶があるんですけど、まさに大正時代のお雛さま、蔵の中にしまわれたマンマ・・・
そうそう、町家の雛めぐりの中には、こんなお雛さまにスポットライトが・・・



食料品スーパー、お寺、神社、薬局、食堂、人形店、呉服店、洋品店、電器店、
化粧品店、喫茶店、画廊、美容院、理容院、米穀店、酒屋さん、一般民家等々
実に90ケ所以上にも・・・
一か所づつ見学させていただき写真を撮らせていただきました。
そして、どちらのお雛さまにも、そのそばにそのお雛さまの持ち主のメッセージが色紙に書かれて添えられてありました




このお雛さまは、今は一男二女の子供の母親になっている娘が生まれた時実家の父と夫が大阪松屋町の人形専門店で買ったお雛さまです。
私は木目込み人形で考えて欲しいと言ったんです、それで父と夫は結構苦労したそうです。
娘がお嫁に行くまでは雛段の組み立ては夫、雛人形は娘と私とで飾ってましたが、娘が嫁いでからは娘の雛人形は押し入れの中で眠ったマンマでした、が、今回町屋の雛めぐりイベントが行われると聞きましたので、飾っていただくようにお願いしました。




このお雛さまは昭和38年のモノです。
今は亡き両親が娘のために買ってくれたもので、今では珍しい屋形のお雛さまです。娘たちが嫁いでからは飾らなくなりました、が、このよき企画に便乗して押し入れから出してみました。
娘たちの小さかったころのことを思い出し、また、両親のことを遠い昔の事のように思い出しています。




このお雛さまは私が生まれた時(昭和46年)に祖母から贈ってもらったものです。
小さい時はこのお雛さまが何故か怖くあまり好きではなかったのです。
でもオルゴールや小さなお道具などが可愛いので、怖々そぉ~っと遊んだ記憶があります。
私が大人になったころには関心も薄れお内裏様とお雛さまだけしか箱から出さなくなってしまいました。十数年を経てまた明るい場所で私の二人の小さな娘たちが、かって私がしていたように、怖々オルゴールを鳴らしたり小さなお道具を触ったりして、大切に遊んでいます。




昭和30年娘が生まれ、私の両親が贈ってくれたお雛さまです
その地方で一般的家庭で飾られていたお雛さまだそうですが少し変わったモノで館が大きくお雛さまが小さく、今では馴染みの少ないお雛さまだと思います。
飾り付けがタイヘンだったことを覚えています、




このお雛さまは昭和30年代のモノです、堺の母から贈られ、吉野の里で50年3人の娘たちの成長を見守ってくれました。これからはこの由緒ある高取の町で皆様に可愛がっていただけることを心から嬉しく思います。
毎年元気でこのお雛様たちに逢いに来よう、また新しい楽しみをいただきました。


2012.3.16高取土佐町並み『町家のひなめぐり』.wmv



【おまけ】
高取土佐町並み『町家の雛めぐり』の舞台にもなっている「土佐街道」。
6世紀、大和朝廷の労役で土佐の国からここに召しだされたものの、任務が終わっても帰郷できなかった者が住み着いたことからこの名前になったそうです。高取城の城下町として、全盛期には500棟もの商家が並び、今なお連子窓を持った家が並ぶ味わいのある街並みが続きます。





絵手紙:2012年3月~タラの芽・お抹茶茶わん・ラッパ水仙・グレープフルーツ~

2012-03-28 | 絵手紙

タラの芽


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短冊に割り箸で・・・
割り箸の時は墨の色は濃いめに。
割り箸を置いたとき、ボテッと入りますね、ボテッが重ならないように注意してください
割り箸で字を書くときなんか、筆順を変えてもいいですよ、ボテッがあっちこっちに行く方が良いですから

切り口を手前に置いても良いですね、根元からいきます。
茶色くなってる皮の部分、先っちょだけが茶色いですけど、緑のところ、それからちょっと点々模様、
タラの芽って人間でいうたら思春期から二十歳ぐらい・・・かな。
それから若い芽にいきます。
ふわふわとしてますね、ウドの葉先もこんなカンジでしたよね、筆先で点々点々
彩色は
タラの芽の切り口は薄い黄土
薄い緑のところは若葉、濃くしていって青草をプラス
臙脂をうす~く、次に濃いめにして水をしっかりとって、点々、点々
緑に臙脂が春らしくってきれいです。

お抹茶茶わん


簡単ですよ~
向こう側から、ゆっくりゆっくり滲みを視ながら、いつもやったらお茶碗の縁の厚みを描くんですが、墨でいきます。墨⇒にじませながらゆっくり、厚みのカンジを出します。
お茶碗を塗る前に先にお茶を入れときます、
お茶の色は、若葉の単色に青草を混ぜると、きれいなお抹茶いろになります。

塗る時は墨の時って、いつものようにやると点々になってしまうので、ゆっくりと滲みを待ちながら引っ張るように(筆を)動かしていきます。
じゅわ~と滲ませながらお茶碗を塗っていきます。
墨の横にきて、鮮やかに緑が映えます。

ラッパ水仙




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「水仙をかつぎ」  宮沢賢治   
水仙をかつぎ
白と黄との
やあお早う
……わらひにかゞやく村農ヤコブ……
ぼくもいまヒアシンスを売って来たのです
ふう
あゝ玉菜苗
千川べりヘ植へ付けますが
洪水をかぶればそれっきりです
 やあお早う
 いゝお天気です
 松の並木の影
 犬 黄いろなむく犬め
 鳥の声 鳥の声
朝日のなかから
学校行きのこどもらが
もずのやうに叫んで飛び出してくる

↑ 道草さんから寄せていただきました


葉っぱはわりと細くって反りかえってますね、反りかえりが苦手な方もがんばりましょう。
大きな紙に描くときはお花の向きを変えてとか、縦半分にお花を描いて上のほうに言葉を描くとか・・・

お花って描くときは真正面って面白くないです、ちょっと横向けて首のところを入れるといいですね。
茶色のベロベロも描きたいし・・・
真ん中のラッパの部分がスゴク大きいですね、ラッパの部分からいきます
口が可愛いフリルになってますね、フリルが何個とか数えなくていいですよ、
花びらは何枚かな?
6枚ですね、鳥が飛んでるように反りかえってますね、、
水仙ってちょっと皺がありますよ、あんまり描くとしつこいのでほどほどに・・・

黄色って濃くするのは難しいので、ちょっと上朱(じょうしゅ)→朱色を混ぜて加減しましょう。
葉っぱは青草+緑青(明るい緑色になります)
ベロベロの部分は岱赭(ちゃいろ)をうんと薄く。

グレープフルーツ



半分に切って描くのは皆さんお手のモンでしょ。
大きく大きく外側の枠からはみ出して良いですよ、せっかく大きいグレープフルーツですから・・・
タネがあればアクセントに。
何袋入っているか?とか、考えなくていいですよ、皮の部分の点々点々も、お忘れなく。
実の中のスジは墨を薄く薄くして細く、薄くしないで同じ色でスジを引くとうるさくなりますから・・・
白いところはキレイなんで残しておきます。
皮は薄い黄色で濃い黄色を載せると、ジューシーに見えます。
縁は薄~く黄色を塗ります。
袋の中は黄色+上朱(じょうしゅ)→朱色
タネは薄い黄土でいきます。

【おまけ】
「コレ何に見える?」
「お抹茶やろ?」
「コレは?」
「グレープフルーツ、おじいちゃんが好きやったなぁ、よう食べてたなぁ」

『ヘタでいい、ヘタがいい』って、絵手紙のキャッチフレーズなんですけど、実際のところあんまり上手くないので「何を描いたの?」的な時は息子たちに聞いてみるんです、当たるとホッとのわんちゃんなんです。

山野草自生地で観察会

2012-03-25 | 木津川市植物同好会
「わんちゃん、セツブンソウの自生地に観察会、急なことで明日なんだけど、車にもう一人なら大丈夫なんで一緒にいかが?」
「わぁ ウレシイぜひぜひです」
3月21日の事でした。

こんな看板がありました。

うんうん、そうそう、そうですよ。

セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科


ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科


アズマイチゲ(東一華)キンポウゲ科




キクザキイチゲ(菊咲一華)キンポウゲ科


セリバオウレン(芹葉黄連) キンポウゲ科



セリバオウレンって両性花、雌花、雄花とあるみたいなんですけど・・・


メンバーたちとお弁当してると
ちょうどセツブンソウを撮ってはるご婦人たちが柵のロープ内に少し入って50㎝ぐらいの高さに三脚を合わせて一生懸命ピントを合わせて・・・
「う~ん、アレは無いやろうに」と内心、思ったわんちゃんでした。
しばらくして、だんだんとその行動がエスカレートしてきてカメラを付けた三脚をロープの中の方に・・・
「ちょっと、ロープの中に入って三脚で、というのんはルール違反じゃないですか?」
と、わんちゃんたちのメンバーの中から声がかかりました。
「アラ、そうなんですかぁ」と言いながら、ロープ内から、しぶしぶ三脚をどけはりました。
「やったぁ」と内心思ったわんちゃんでした。
こんな時、内心で思うばかりじゃなくって声に出さなくっちゃね、と思ったわんちゃんでした。
けど、ちょっとでも近くによって、良い表情のお花たちを撮りたい・・・
「コレはエゴでしょうか?」
「エゴでしょうね、撮り方を工夫しましょう。」

琵琶湖に憩う水鳥たち

2012-03-22 | 野鳥
雪の中のザゼンソウに出合えて大カンゲキの帰りしな、高島市新旭水鳥観察センターにちょっと寄ってみました。
波打ち際(琵琶湖)に沿って歩いて行くと波の向こうに水鳥たちが波のまにまに、プカプカ、ユラユラ揺られて、とても気持ちよさそうに見えました。




ヒドリガモ


キンクロハジロ♀


カンムリカイツブリ


オオバン


岸辺の茂みに
マガモ


波打ち際に立って、岸に打ち寄せる波を見るとはなしに見てると、
ぱっと砕けて、パッと散る、散った波の先がお日さまにキラキラッと輝いていました・・・
そんな波打ち際をチョンチョンと歩いているのは
セグロセキレイ


ハクセキレイ


センターの中屋根に
ダイサギ


裸の木の枝に
イカル


向こうの方に伊吹山


「水の上 琵琶湖にて」   北川冬彦

向こう岸が霞んでいる。
トンボが
まるで飛んでいないように飛んでいる、
三百噸の蒸気船に随いてくるのだ。
小魚が群れている、
まるで細網が敷かれているようだ。
糞をひっかけられたのだろう、
白い岩が
ポツンと水面に出ている。
その古風な孤独はやはり讃えられていゝ 。
黒い鳥の群が渡ってきた、
水面に降りる、
まるで飛行機のように飛沫をあげて。

↑ 道草さんよりいただきました。

ザゼンソウ(座禅草)サトイモ科

2012-03-19 | 折々の花
先月のことです、ザゼン草の群生地のホン近くにお住いのみいちゃんにメールしました。


ご無沙汰してます。お元気ですか?ザゼン草についてのことばっかりなんですけど、今年はどんな具合でしょうか?

Re:みいちゃん
今日(2月26日)はザゼン草祭りが有ったのですが、今年は大雪でまだ少しだけしか咲いていません。ところどころ大きいのもあるのですが、歩いていい所からの撮影はムリのようです。
暖かい日がちょっと続くと雪も溶けるので咲きだすでしょう!
土・日曜日なら来週ぐらいですね。

Re:わんちゃん(↑から10日ほど経ってから)
雪の中のザゼン草を撮りたくって・・・
此方では、すっかり暖かくなり最低気温が10℃前後になりザゼン草はどんな具合かな?って、気になりました。

Re:みいちゃん
さすがにこの暖かさで雪もザゼン草の辺りの陰に残ってるぐらいだと思います。

Re:わんちゃん
そうですか・・・
ずっと前に舅や友達とお邪魔させていただいたザゼン草鑑賞会の写真、雪の中のですね、懐かしく眺めています、雪の中のザゼン草に期待します

Re:みいちゃん
昨日は朝から出かけていたので、今日見に行きましたが残念ながら雪はもう消えてました。
先週の土、日あたりがグッドタイミングだったようです、寒の戻りがあっても積もるほどの雪は降らないでしょうし、残念ですが来年のお楽しみにね。

Re:わんちゃん
アリガトウです、先週の土・日は都合悪くアキマセンでした。
やっぱり雪の中でのザゼン草やないと・・・と、いうワケで来年に期待しようと思います。
勤めから解放されてますので平日もアリなんですよ、毎年おさわがせしてスミマセン、来年もヨロシクです。

と、今年のザゼン草は諦めていましたところ・・・

Re:みいちゃん
寒の戻りで、結構雪が降っています。重たい雪でそれほど積もりませんが、ザゼン草の辺りも、うっすら白くなってザゼン草を引き立てていました。
明日ぐらいだったらまだ積もっていると思います。まだ降ってますのでいかがですか?

Re:わんちゃん
いつもお知らせアリガトウございます、じゃぁ明日行くことにします。楽しみです。

と、行ってまいりました3月14日の事です。













ザゼンソウは、開花の際には発熱することで周囲の雪を溶かす・・・と教えていただいたことがありました。
それで、雪の中でのザゼンソウに、ちょこっとこだわりのわんちゃんでした。

【おまけ】
山の湿原や谷川のほとりなど主に湿地帯に群生する座禅草は、サトイモ科の多年草で、早春2月~3月にかけて花が開きます。
仏像の光背に似た卵形の仏炎包につつまれたような花の愛らしい姿はまるで僧侶が座禅を組んでいるよう、というのが「座禅草」の名の由来とか・・・
このめずらしい今津町の座禅草の群生地はまとまった地域に生育し、美しい自然環境を形成しているところから、平成元年8月、滋賀県自然環境保全条例に基づき、緑地環境保全地域に指定されました。

と、駐車場に立ててある案内看板をジックリと読むわんちゃんでした。
と、同時に「この地域の人たちで頑張ってザゼンソウを見守ってるんよ」と、みいちゃんが言うてはったんを思い出しました。

早春の草花展~京都府立植物園~

2012-03-16 | 折々の花~植物園~
「早春の草花展」は今年で7回目
今まで、北山で開催されてました(足元はコンクリート)
今回は芝生で膝やら歩くのに優しい・・・と。
けど、雨が多かったからこの花の回廊の中まで水が入ってしまったこともあったそうです。
そうなると、やっぱりコンクリートがええかな・・・とも。
そんなことで、今回は車いすを押す人もタイヘンやったんとちゃうかなと、関係者さんがおっしゃってました。


今回の草花展は入り口で匂いを嗅いで香りで春をカンジる。
ハゴロモジャスミン:モクセイ科


その次が菜の花で春のイメージ、その次がチューリップで春の定番、その後がカラーコーディネートの色コーナー、各コーナー入ってすぐにラティスをしているのは次のコーナーが見えないように、あんまりざぁ~~っと見えてしまうと面白くないから、ジグザグに組んであります、ともおっしゃってました。

菜の花コーナー

菜の花とプリムラで・・・
ナノハナ:アブラナ科

プリムラ・マラコイデス:サクラソウ科 


チューリップコーナー
チューリップ:ユリ科
 

草花展でも植物園でも自分が見て懐かしい植物があればウレシイですよね、自分の知ってる花があればなおさら、どれもこれも知らない名前の花ばかりややこしい横文字のんではね・・・
お母さんがちっちゃい、お子ちゃんに名前聞かれて知らんかったら親もツライ、でしょ?
「お母さんコレ何?」「チューリップよ、アレはナノハナ、こっちのはサクラソウ」って言える花があればウレシイ。
何もかも横文字で舌を噛みそうな名前の花ばっかりやったらもう嫌になるんですよね。


レッド&ピンクコーナー
ネメシア:ゴマノハグサ科
 
アロンソア・メリディオナリス:ゴマノハグサ科
 
このアロンソア・メリディオナリスは「こんなん何回も見たことあるって言う花では無いですよ」と、おっしゃってました。

ブルー&ホワイトコーナー


ワスレナグサ:ムラサキ科


ネモフィラ(スノーストーム):ハゼリソウ科


ネモフィラ(ルリカラクサ):ハゼリソウ科


ムラサキハナナ:アブラナ科


ムスカリ:ユリ科


イエロー&オレンジコーナー
ペーパーデージー:キク科


キバナルピナス:マメ科


吊り鉢コーナー


コレは「花の空中散歩」とネーミングされてます
黄色コーナーから入ったとき、パッと一瞬でもいいから「あっ!鉢が浮いてるなぁ」と、その一瞬狙いで釣り糸で吊ってあります。

ペーパーキャスケード:キク科




一般的にはハナカンザシとして売られている。
ペーパーキャスケードの仲間はオーストラリアのモノ、どちらかというと、乾燥花で、夏の高温多湿には意外と弱まります、夏越しを嫌がるんですがこのペーパーキャスケードは意外と水さえちょっと控えめにすれば夏の暑さはどうも無いし簡単に挿し木してなんぼでも増えます。
この仲間にしては育てやすいかな・・・と、花壇担当技術者の方がおっしゃってました。

出口に
オオムギ:イネ科


最近ムギを見る機会がないので「おや、あれ?」狙いのようです。
カンザキオオムギ(寒咲大麦)切り花用、温めると穂が出てきます。
15℃ぐらいで温めて今の時期に合わせて育ててあります。

出口は開けっ放しなんでヒメキンギョソウとか、デージー、とか寒さに強いモンを置いてあります。
寒さに強い言うても0℃以下まで下がりますけど、ここはやっぱり屋根があるのがミソ、
「早春の草花展」の草花たちは原産地というのが地中海沿岸、アフリカ北部とか南アフリカとかカリフォルニアとか、これみな地中海沿岸気候、という気候帯なんです、それは冬温暖で夏涼しくて雨は冬場ちょっと多くても構わない・・・
そういう気候の温度って5℃から25℃くらいが一番気持ちよく育つという。
温室に入れたらぬくい、外では寒がる、なんで、このハウスのようにビニール一枚被っていると、ちょうど良い。
いかんせん今年みたいにマイナスになると傷みます、ここでは家庭用のストーブを焚いて0℃以下にならないように日中はどんどん開けて開けて温度を高くしないように努める。そうしないとだら~んと伸びてしまって自分で立てないようになってしまいます。
夜は0℃以下に日中は25℃以上にならないように温度管理されてますと案内の方がおっしゃってました。

 



 




この草花展では立体感を出すためにヒナ段にしたり、吊り鉢、掛け鉢、いろんな平面的にないモノを高低差、壁面にとか少しでも花が迫ってくるように構成されてます。 


【おまけ】
アスペルラ:アカネ科


アグロステマ(ムギセンノウ):ナデシコ科


ネメシア(シューティングスター):ゴマノハグサ科



たくさんの写真をここまでご覧いただきアリガトウです
この「早春の草花展」は3月20日まで京都府立植物園で開催されてます。

早春の花たち~京都府立植物園~

2012-03-13 | 折々の花~植物園~
花全体が遅れてるようですけど、雨がたっぷり降っているから、温度が上がればイッキに追いつくという可能性はあります。
桜も遅れてる遅れてるって言われてますが、ここ2~3日寒くなるって言うてるけどそれ以降、温度が上がると、三月末と言うてたんが、ま、少し早まるかもしれません。って京都府立植物園の関係者さんがおっしゃってました。
3月10日に京都府立植物園に行ってきましたが、そろそろいろんなお花たちが咲き始めてました(確かに例年より少し遅れてるようなカンジがしました)

まず、大好きな植物生態園の方からと思いましたが、そこへ行くまでに葉っぱの落ちた樹木の根元辺りにクロッカスの群生が・・・

クロッカス(英: crocus)アヤメ科



柔らかい冬のお日様がちょうど良いそうです、夏には緑の葉陰がまたちょうど良いんでしょうね。
「今月の末頃にはクロッカスの花の絨毯で地面が覆い尽くされるよ」って・・・
黄色、紫、白と、キレイだろうなぁ・・・
続きにスノードロップの花壇が。
こちらの方はまだまだこれから、背が低いお花なのに俯いて咲いてるので撮るのがタイヘン・・・

スノードロップ (snowdrop) ヒガンバナ科





植物生態園のほうへ
セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科


高さ10センチほどの小さな多年生草本。
和名は節分の頃に花をつけることに由来するが、今年は節分の頃には間に合わなかったようです。
花茎の先に2センチほどの白色の花をつけるが、花弁に見えるのは、実は萼片である。
花弁自体は退化して黄色の蜜槽となり、多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいる。めしべは2~5個あり、5月の中ごろに熟し、種子を蒔いた後で地上部は枯れてしまう、と教えていただきました。

バイカオウレン (梅花黄蓮) キンポウゲ科


ウメに似た形の白い花
1月末に出合ってるんですここでね、その時はやっと二つ咲いていました、今回もやっと二つ咲いてました、もっと咲いていると思ったんですけど・・・

フクジュソウ(福寿草)キンポウゲ科




光や温度に非常に敏感で、昼間でも日が さえぎられると花がしぼみ、 再び日があたるといつの間にか花が開いています。 寒い時期に咲くので、 花びらを開閉することで花の中の温度を 下げないようにしていると、教えていただきました。
福寿草の花と南天の実とセットで 「難を転じて福となす」という縁起物の 飾り付けがされることがある。
名前も、めでたい「福寿(幸福と長寿)」の 草の意。
根と茎は有毒、食べないように。
別名⇒元日草(がんじつそう)、 朔日草(ついたちそう)
旧暦の正月(2月)頃咲き出すことから、新年を祝う花として、いろんなおめでたい 良い名前がつけられたものと思われる。

ミスミソウ(三角草)キンポウゲ科


雪の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)の名でも知られる。
葉は常緑で三角形に近く三つに分かれている。
花弁のように見えるのは萼片です。

キンキマメザクラ(近畿豆桜)バラ科


早咲き桜
バラ科サクラ亜属サクラ節マメザクラ群に分類されるこの植物はマメザクラの変種で北陸や近畿、中国地方などに自生する落葉小高木です。
葉の展開と同時かそれより先に咲く花は淡紅色で直径約2cm、花弁は5つで多くの場合、葉の付け根から2個下向きに開花します。
(この日はみ~んな一個づつでした)
キンキマメザクラの花は植物生態園内で今月3月下旬のはじめ頃まで・・・

アセビ(馬酔木) ツツジ科


漢字で「馬酔木(あせび)」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところに由来し、かつては葉を煮出して殺虫剤としても利用されていました。

この日、梅林では


「窓に小さいかげろうがゆれ」   サトウハチロー

窓に小さいかげろうがゆれ
もくれん(・・・・)のつぼみがふくらみ
クロッカスのみどりが生きてくる
みんな 春を待つしるしです
だが それよりも春が近づくしるしは
かあさんの声が 若やいでくるのでわかる

↑道草さんからいただきました。



次回➱「早春の草花展」レポート編

昭和の歌を歌う会

2012-03-10 | 映画・演劇・ミュージック・コンサート
月に一回「昭和の歌を歌う会」をします。
皆さんお誘いあわせの上、ぜひお越しください。

↑こんなチラシがわんちゃん行きつけのお店(月2回程度)で目につきました、のが1月のことでした、2月も、うっかり忘れてしまって、3月こそは・・・と。

カラオケのお店で皆さんが歌われるのは、やはり新曲が多いですね。
最近はカラオケ教室でキッチリと習われる方が多いと聞きました。
また、パソコンのYou Tubeででも結構おウチでカラオケの練習って出来るんですよね。
新曲を次々と歌うのも楽しいですが、キリがないですね、
こんな時「昭和の歌を歌ってみませんか?」と誘われれば・・・

昭和の歌で思い出すのは、
美空ひばりさんとか島倉千代子さんとか西田佐知子さんとか三橋美智也さんとか春日八郎さんとか・・・
遠い昔の子供の頃、ラジオで一生懸命聴きました(父が聴いてる傍で一緒に)
我が青春時代、アメリカンポップスの日本語カバー曲とかグループサウンズとかフォークソングとか・・あの頃はテレビで歌番組とか一生懸命観ていたなぁ、
「ザ・ヒットパレード」「シャボン玉ホリデー」
息子たちと一緒にね「夜のヒットスタジオ」「ザ・ベストテン」等々。
あの頃聴いた歌は結構覚えてるんですよね、

カラオケ大好きわんちゃんですから行ってまいりました。
その日「昭和の歌を歌う会」に参加して、歌ったのは
①東京アンナ(大津美子)
②街の灯り(堺正章)
③哀愁の街に霧が降る(山田真二)
④勝手にしやがれ(沢田研二)
⑤いい日旅立ち(山口百恵)
⑥桃色吐息(高橋真梨子)
⑦夢一夜(南こうせつ)
「わんちゃんが大好きなホラあの人?さだまさしの歌は?」
「う~~ん、今日は予定なし」
「今度、聴かせてよね」「は~い」とは言うたものの、さださんの歌を歌うのは結構、難しいです。

グランドゴルフ仲間でカラオケ好きが集まってこれまた月一回例会があります。
その仲間のAさんが「わんちゃん新聞にこんなこと載ってたわ」って切り抜きを見せてくれはりました
!!医者がすすめる「演歌療法」!!
その一
脳を刺激する歌い方
①歌詞を丸暗記する
②新曲にも挑戦してマスターする
③ビブラートで歌う
④ときどきデユエット曲に挑戦する
⑤歌い慣れた曲は何度も歌う
⑥異性の歌もレパートリーに加える
⑦恥ずかしがらず人前で歌ってみる
その二
カラオケが健康にいい12の理由
①「幸福ホルモン」の分泌が高まる
②健康的な「ハイ体験」ができる
③脳波がアルファ波に変わる
④「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」を体験できる
⑤手軽に音楽療法効果が得られる
⑥ポジティブ(プラス思考)な回想体験ができる
⑦カラオケの「音と画像」が脳を刺激する
⑧年齢を問わず気分を発散しやすい
⑨女性特有の健康障害を予防できる
⑩人間交流が豊かになる
⑪家族で共通の場がもてる
⑫「演歌療法」で若返りができる
なんと、良いことずくめじゃないですか?

さぁさ みんなで誘い合ってカラオケへいざ・・・



【おまけ】
 「年ふれど歌はヨに連れ春うらら」(道草) 

せえの カラオケですよ~~

①東京アンナ:大津美子 ⇒こちら
②街の灯り 堺正章 〔STEREO〕
2010.1大阪夜景:街の灯りPhotoStory1.wmv

 あべの~御堂筋イルミネーション~大阪ミナミ ぶらり散策:2010.1
撮影:わんちゃん
③哀愁の街に霧が降る:山田真二
④勝手にしやがれ:沢田研二 ➱こちら
⑤いい日旅立ち:山口百恵 ⇒こちら
⑥桃色吐息:高橋真梨子

⑦夢一夜:南こうせつ ⇒こちら


冬芽の観察~けいはんな丘陵~

2012-03-07 | 木津川市植物同好会
先月のことです、けいはんな丘陵にての冬芽の観察に参加してまいりました。

樹木の冬芽はいつつくられるのかな?
冬芽が冬にできるワケじゃないですよ、ホントわね、もう6月に出来始めて7月にはほぼ完成、
春になってバァ~ンと咲くためには栄養をいっぱいためとかないと・・・
と、いうことで早くから栄養をためています、のが冬芽です。
夏の青々と葉っぱが茂っている時でもコレじゃないかな?と思われるモンがいっぱいあります
と、教えていただきましたが、えっえ~~ホンマですか?のわんちゃんです。

足元で地面にピチャッとくっつくような葉っぱを見ながらウロウロしてると、桜の樹にぶつかりかけました、ここ(けいはんな公園)は春の桜の頃は最高ですけど・・・
桜って木の幹を見たらだいたい解ります、けど、冬芽を観察して桜の種類まではちょっと・・・
H先生作成の手作りパンフレットには、ウワミズザクラ、カスミザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノなど、桜の仲間の冬芽の特徴が載っていました。
手身近な桜の冬芽を手に取られて



「まず、芽に毛があります」というところで、それぞれルーペを出して・・・
「わぁ~~細か~いの、ナルホドォ、よ~見えるわ」
しばらくルーペで交替しながら観察、手で触ったくらいでは毛の感触は無かったです。
ルーペで観ると・・・
「鱗片に毛がみえてますでしょ、ソメイヨシノだと思います」とH先生

冬芽も見慣れてくると、ノダフジやクズはコビトに・・・と
(葉痕と維管束痕の模様が顔に見える)
ノダフジ


クズ


ヤマハゼは毛だらけ、


棍棒状の葉芽はコブシ


筆先のような冬芽をつけたコブシ



先生に説明していただきながら冬芽を観て「コレは花の痕なんですか?葉っぱの痕なんですか?」と尋ねてるわんちゃん、
「コレは葉っぱの痕ですよ」冬芽はまるっきり初心者です


「旅人はかへらず」(46)   西脇順三郎

武蔵野を歩いてゐたあの頃
秋が来る度に
黄色い古さびた溜息の
くぬぎの葉をふむその音を
明日のちぎりと
昔のことを憶ふ
二三枚の楢の葉とくぬぎの葉を
家にもち帰り机の上に置き
一時野をしのぶこともあつた
また枯木の枝をよくみれば
既に赤み帯びた芽がすくみ出てゐる
冬の初めに春はすでに深い
樹の芽の淋しき

↑ 道草さんよりいただきました。


この日(2月20日)同じ場所で梅一輪見っけ!!


【おまけ】
もう雛祭りも過ぎてしまいました、雨の日が続いてます。
「春の雨」は降るごとに暖かくなりますよって、教えていただきました。
「春の雨」の言葉を集めてみました
春雨とは浅春の芽吹きのころ、静かに降る雨のこと。
春霖(しゅんりん)、菜種梅雨(なたねづゆ)、木の芽雨、花の雨、桜流し、催花雨(さいかう)などともいう。
春驟雨(はるしゅうう)とは春のにわか雨、雷をともなうと春雷と呼ぶ、春時雨ともいう。
卯の花腐(くだ)しとは卯の花(ウツギ)を腐らすほどに降り続く雨、走り梅雨のこと、五月雨の異称でもある。

加茂船屋雛まつり

2012-03-04 | デジカメ紀行
上巳(じょうし)の節句➱こちら
にちなんで、船屋界隈は雅な世界に包まれます。
ちょっといい春を見つけにお出かけください。
今年の加茂船屋雛まつりは新たなテイストを加えパワーアップです
昭和レトロ⇒懐かしい昭和の姿を再現します。

こんなチラシが新聞に折り込まれていました。

「やぁ~わんちゃん!!」
「あらまぁT先生、お久しぶりです」
「よぉ~来はったねぇ、この絵地図を持って回ると良いよ、ここはコーヒーが無料で飲めるよ、ここではぜんざいが100円、ここではコンサートやってたり、ここでは手作り小物が買えるよ、ま、ユックリ回ってきて」

写真館、雑貨屋さん、酒屋さん、美容院、スポーツ用品店、メガネ屋さん、ギフトショップ、石材店、老舗のお菓子屋さん、荒物屋さん、洋品店、呉服店、米穀店等々、店先やお店の中でお雛さまを飾ってはります、実に39ケ所もあります。

2012 3 01加茂船屋雛まつり?PhotoStory1


「コレは一人じゃもったいない、今日は下見で友達誘って、もういっぺん来る価値アリやなぁ」と、わんちゃんの独り言
翌々日に3人で出かけました
一軒一軒、順番に入っていろんなおひなさまをジックリ観ることが出来ました。

2012 3 03加茂船屋雛まつり?PhotoStory1


豪華な段飾りのお雛さま、年代物のシックなお雛さま、石に描かれたお雛さま、和紙を染めて折られたお雛さま等々
お顔の表情もそれぞれ違うし、とても見応えがありました。
お商売をされてるところは、お雛さまを見るだけでは気が引けて、少しの買い物もしながらです。
あるお店ではフォルクローレを楽しむことが出来ました。


段飾りのお雛さまをバックにアンデス地方の音楽を演奏、
♪コンドルが飛んでいく♪とか・・・


家々に眠っているひな飾りを玄関、縁側、お店の中などに出して見てもらう「加茂船屋雛まつり」も今年で7回目。
玄関から入らせていただいて
「写真撮らせてもらっていいですか?」
「どうぞどうぞ」
「スゴ~イですね、年代モンですねぇ」
「私ら、見てもらうだけでもうれしいモンなんです、スゴイとか言うてもらうと、こっちの方がカンゲキなんですよ」と。
これから先、ず~っと伝統的に続くと良いなぁ・・・と、思ったわんちゃんでした。

全部のお雛さまを回って、JR加茂駅前のカフェでお茶しまして・・・
ホントにほんとに楽しい一日でした。


【おまけ】
昭和レトロ


絵手紙~2012年2月~お雛さま

2012-03-01 | 絵手紙

お雛さまは可愛く土鈴です



もうホントに簡単なんです、おにぎりに顔があるみたいな・・・
おひなさまは扇からお内裏さまは笏(しゃく)からいきます
扇から襟元へ、そしてお顔、頭といきます、最後に着物です。
女雛と男雛とですね、先に描き始めたほうがどうしても大きくなってしまいます。
各ご家庭の位置関係が現れるでしょうか?
女雛を先に描いて男雛が小さくなるようでしたら男雛ははみ出しても構いませんよ。
おでこの点々とお目目はペンで描きましょう
お口も赤ペンでいきましょう、筆でやるとボワ~~ンとなってしまいますので・・・



襟元と着物の縁はダーマートで。
おべべのピンク色は紅梅をうす~く、うす~く。
紅に紅梅を混ぜるとカワイイ赤になります。
男雛は緑青(ろくしょう)と群青(ぐんじょう)でいきましょう。




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金色ハガキの場合
色紙(ちょっと厚めの和紙)に型紙(卵型)を当てて水切りする
表と裏がありますのでツルッとした表の方に描きましょう
扇と笏(しゃく)を金紙で作りましたので、皆さんにお配りします、最初に扇と笏(しゃく)を貼ってしまいましょう。
ペンで描きます、梅の模様は銀色とか金色がいいですね、
彩色:背景が金色なんで、淡い色もいいですね・・・
どちらもお好きな色でかまいません。
(わんちゃんは女雛は紅梅を濃淡で、男雛は浅葱(あさぎ)→淡い青と若葉で・・・)
彩色できたら、金色ハガキに貼っていきます。





クリックで拡大します。

金色のハガキってね、けっこう売ってますよ、紙を貼ればおひなさまが金屏風の前に居るみたいでしょ。

【おまけ】
結婚式もそうですが、お雛さまも向かって左に男雛、右に女雛と決まっています。



ところが大正時代以前と、現代でも京都では、これが逆なのです。
日本の礼法では向かって右が上座だったので、雛人形も男雛が右でした。



俗に京雛と呼ばれ、雛人形のお内裏様は天皇・皇后の姿を模しています。
この左右がいれちがったのは昭和の始めでした。
昭和天皇の即位式が紫宸殿で行われたとき、欧米にならい向かって左に天皇陛下、右に皇后陛下がお並びになったことから、当時の東京の人形組合がお雛さまの左右を入れ替えて飾ることに決めたからです。
ところが京都だけは大正以前の京都御所の天皇の並び方を故実をもとに守っているため、向かって右に男雛、左に女雛という飾り方をしています。
いずれにしてもどちらの並びもただしいと言えますので、それぞれお好みの飾り方を楽しめばいいのでは??ないでしょうか・・・


 「雛菓子」     山田英子
お顔おおった薄紙はがし「よおこそ」
母が飾るお雛さんを見まもるわたし
丹波の里から五色の菱もち
蒔絵の雛膳には若狭のササ鰈
竹籠には有平糖の桃の花
「どうぞ おあがりやしとくれやす
お相伴さしてもらいまひょう」
ぼんぼりの灯に頬てらして
「おひなさん なまめかしおす
ほんまに ええお顔しといやすなあ」

↑ 道草さんよりいただきました。