『ヴェロニカ・ゲリン』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0009Q0JZQ&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
ぐりは実際にアイルランドに行ったことがあります。
建築規制のせいか町中には歴史的な古い建物が多く、緑が多く気候も穏やかで至ってのどかそうなところですが、徐々に治安は悪化していて、特に誘拐殺人が増えているとも聞きました。
ただ、一般のアイリッシュは人懐っこく話好きで信心深い人が多く、また親日家も多いそうで、ぐり自身は皆さんにとっても親切にしていただきました。いつか再び訪れたい国です。
この映画で起きていたことはぐりがこの国を訪問する数年前のことですが、話だけ聞いてもちょっと本当のこととは信じられないくらいひどい話です。まだ小学生くらいの子どもにさえ麻薬がタダでバラまかれ(初回のみ)、中毒に陥った子は売春や麻薬取引に手を染めていく。周りの大人は見て見ぬふり、犯罪組織のマネーロンダリングを政府が摘発出来ないどころか、抗争事件で死者が出れば「IRA(アイルランド共和軍。イギリス領北アイルランドの独立を求める政治組織)」のせいにしてしまう。
ヴェロニカの死によって市民は社会の腐敗に気づき、立ち上がり、結果としてアイルランドは犯罪組織の撲滅に成功する訳だけど、本当なら、彼女のような“英雄”は登場の必要もない社会と云うのが真に平和な社会である筈です。
“英雄”と云う十字架を背負わされた彼女がどんな気持ちで死んでいったのか、そのことを考えると、複雑な思いで涙が込み上げて来る、そんな映画でした。
ヴェロニカを演じたケイト・ブランシェットは凄い良い演技してます。自分の信じた道にしがみつく、こうでありたいと願う自分になりきろうと健気に突っ張る姿には『ボーイズ・ドント・クライ』のヒラリー・スワンクを思い出させるものがあります。
どうもケイト・ブランシェットと云えばコスチュームプレイと云うイメージしかなかったですが、こういう現代劇でも全然いける人だったんですね。
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ぐりは実際にアイルランドに行ったことがあります。
建築規制のせいか町中には歴史的な古い建物が多く、緑が多く気候も穏やかで至ってのどかそうなところですが、徐々に治安は悪化していて、特に誘拐殺人が増えているとも聞きました。
ただ、一般のアイリッシュは人懐っこく話好きで信心深い人が多く、また親日家も多いそうで、ぐり自身は皆さんにとっても親切にしていただきました。いつか再び訪れたい国です。
この映画で起きていたことはぐりがこの国を訪問する数年前のことですが、話だけ聞いてもちょっと本当のこととは信じられないくらいひどい話です。まだ小学生くらいの子どもにさえ麻薬がタダでバラまかれ(初回のみ)、中毒に陥った子は売春や麻薬取引に手を染めていく。周りの大人は見て見ぬふり、犯罪組織のマネーロンダリングを政府が摘発出来ないどころか、抗争事件で死者が出れば「IRA(アイルランド共和軍。イギリス領北アイルランドの独立を求める政治組織)」のせいにしてしまう。
ヴェロニカの死によって市民は社会の腐敗に気づき、立ち上がり、結果としてアイルランドは犯罪組織の撲滅に成功する訳だけど、本当なら、彼女のような“英雄”は登場の必要もない社会と云うのが真に平和な社会である筈です。
“英雄”と云う十字架を背負わされた彼女がどんな気持ちで死んでいったのか、そのことを考えると、複雑な思いで涙が込み上げて来る、そんな映画でした。
ヴェロニカを演じたケイト・ブランシェットは凄い良い演技してます。自分の信じた道にしがみつく、こうでありたいと願う自分になりきろうと健気に突っ張る姿には『ボーイズ・ドント・クライ』のヒラリー・スワンクを思い出させるものがあります。
どうもケイト・ブランシェットと云えばコスチュームプレイと云うイメージしかなかったですが、こういう現代劇でも全然いける人だったんですね。