『アンチリアル』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0012H6IQU&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
おーもーしーろーかったっ。
こんな体調なので大丈夫か自分?と自問自答しつつ下北沢まで出かけたけど、大丈夫でした。楽しめました。
実はある事情でぐりはこの芝居のシナリオの、ごく初期のプロットを読んでいる。当初は映画のシナリオとして書こうとしていたものなので、そのときのプロットはあくまでリアルワールドを舞台に進行する物語として書かれていたのだが、正直な話、題材はおもしろいけど、人物造形もストーリーの構成もまだまだ練る必要があるなといった印象を受けていた。
んが。舞台になったこの物語はすごーくおもしろい。小劇場演劇特有の「みたて」表現という枠によって、リアルワールドでの物語を排して、完全にヒロインの内面の葛藤を通して世界を描き出すというスタイルが、“心の病”というテーマに実によくあっている。
ヒロインの抱えた葛藤は、人間なら誰にでも身に覚えのあるようなものだ。
人間なら誰でも、自分が選んだ道、生きている人生、生活そのものが、ほんとうに正解なのかどうなのか自問しながら生きている。ただ、自問することそのものに常に正面から向きあっている人は少ないかもしれない。
ぐりにも葛藤はある。ぐりには「迷ったときは困難な道を選ぶ」という不文律があるのだが、それだってそうしておけば後でムダに後悔しないで済むからある意味ラクだという逃避だ。とりあえずしんどい方に行っておくことで、ほんとうに苦しむべきところを最初から放棄しているのだ。
だから、舞台の上で俳優がぶつけあう厳しい問いのすべてが、自分に向かって投げつけられているように感じて仕方がなかった。イタかったです。
ただちょっと惜しいのは出演者の演技がもうひとつ・・・だったこと。技術的に。とくに女優。頑張り過ぎて重くなり過ぎてます。重い芝居だから重くてもいいんだけど、全編べったり重いのは個人的には好みじゃないなあ。男子チームはなかなかよかったです。とくにダンサーの山田茂樹氏は素晴しかった。てゆーかこの人激しく見覚えが・・・一体どこでみたんだっけな??
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おーもーしーろーかったっ。
こんな体調なので大丈夫か自分?と自問自答しつつ下北沢まで出かけたけど、大丈夫でした。楽しめました。
実はある事情でぐりはこの芝居のシナリオの、ごく初期のプロットを読んでいる。当初は映画のシナリオとして書こうとしていたものなので、そのときのプロットはあくまでリアルワールドを舞台に進行する物語として書かれていたのだが、正直な話、題材はおもしろいけど、人物造形もストーリーの構成もまだまだ練る必要があるなといった印象を受けていた。
んが。舞台になったこの物語はすごーくおもしろい。小劇場演劇特有の「みたて」表現という枠によって、リアルワールドでの物語を排して、完全にヒロインの内面の葛藤を通して世界を描き出すというスタイルが、“心の病”というテーマに実によくあっている。
ヒロインの抱えた葛藤は、人間なら誰にでも身に覚えのあるようなものだ。
人間なら誰でも、自分が選んだ道、生きている人生、生活そのものが、ほんとうに正解なのかどうなのか自問しながら生きている。ただ、自問することそのものに常に正面から向きあっている人は少ないかもしれない。
ぐりにも葛藤はある。ぐりには「迷ったときは困難な道を選ぶ」という不文律があるのだが、それだってそうしておけば後でムダに後悔しないで済むからある意味ラクだという逃避だ。とりあえずしんどい方に行っておくことで、ほんとうに苦しむべきところを最初から放棄しているのだ。
だから、舞台の上で俳優がぶつけあう厳しい問いのすべてが、自分に向かって投げつけられているように感じて仕方がなかった。イタかったです。
ただちょっと惜しいのは出演者の演技がもうひとつ・・・だったこと。技術的に。とくに女優。頑張り過ぎて重くなり過ぎてます。重い芝居だから重くてもいいんだけど、全編べったり重いのは個人的には好みじゃないなあ。男子チームはなかなかよかったです。とくにダンサーの山田茂樹氏は素晴しかった。てゆーかこの人激しく見覚えが・・・一体どこでみたんだっけな??