『無用』
「無用」とは作中に登場する馬可(マー・ク)という中国人デザイナーによるオートクチュールブランドの名前。
彼女は既に「例外」というプレタポルテのブランドをもっているが、工場での生産ラインによる服づくりに飽き足らず、素材から手づくりした服のブランドを立ち上げ、パリコレで発表する。
ファッション、モードに関するドキュメンタリーなのだが、ぶっちゃけ、イマイチでした。みなくてもよかったです。
明らかに賈樟柯(ジャ・ジャンクー)、ファッションにもモードにも興味も熱意もない。うわっつらをちょろちょろっとナメてみただけで終わっちゃってます。それこそ「服」というテーマをナメきっている。腰がひけている。
ファッション界、モード界を舞台にしたドキュメンタリーはこれまでに世界中で何本もつくられているけど、それこそ今や世界中の人が中国製の服を着ている。中国にだって欧米のブランドの直営店はあるし、地方には手作業で仕立てものをする個人経営の店がまだあって、子どもは親が手づくりした服を着ている。そんな特異な国内の「服」事情を、もっと真摯にオリジナリティをもって表現することはできたハズなのに、全部が中途半端、通り一遍の消極的なエピソードの断片で終わってしまっている。みている方はめちゃくちゃ消化不良である。
HD撮影の映像が汚いのと、音がかなりのパートで完全に割れてしまってたのが観ていて不愉快だった。最低限のクオリティはきちっと守ってから観客の前にもってくるべきでしょう。白画面に白字幕でまるっきり何が書いてあるのかわからなかったパートも多かった。
「無用」とは作中に登場する馬可(マー・ク)という中国人デザイナーによるオートクチュールブランドの名前。
彼女は既に「例外」というプレタポルテのブランドをもっているが、工場での生産ラインによる服づくりに飽き足らず、素材から手づくりした服のブランドを立ち上げ、パリコレで発表する。
ファッション、モードに関するドキュメンタリーなのだが、ぶっちゃけ、イマイチでした。みなくてもよかったです。
明らかに賈樟柯(ジャ・ジャンクー)、ファッションにもモードにも興味も熱意もない。うわっつらをちょろちょろっとナメてみただけで終わっちゃってます。それこそ「服」というテーマをナメきっている。腰がひけている。
ファッション界、モード界を舞台にしたドキュメンタリーはこれまでに世界中で何本もつくられているけど、それこそ今や世界中の人が中国製の服を着ている。中国にだって欧米のブランドの直営店はあるし、地方には手作業で仕立てものをする個人経営の店がまだあって、子どもは親が手づくりした服を着ている。そんな特異な国内の「服」事情を、もっと真摯にオリジナリティをもって表現することはできたハズなのに、全部が中途半端、通り一遍の消極的なエピソードの断片で終わってしまっている。みている方はめちゃくちゃ消化不良である。
HD撮影の映像が汚いのと、音がかなりのパートで完全に割れてしまってたのが観ていて不愉快だった。最低限のクオリティはきちっと守ってから観客の前にもってくるべきでしょう。白画面に白字幕でまるっきり何が書いてあるのかわからなかったパートも多かった。