『ヘアスプレー』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0012EGLLA&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
おもしろかったよー。
舞台を元にしたミュージカルコメディとは聞いてたけど、全編のほとんどがミュージカルシーンで、ストレートプレイのシーンはほとんどない。だからストーリーがすごく軽いというか、薄っぺらというか、上っ面な感じはする。
それはそれでかまわないんじゃないかという気もする。ヒロイン(ニッキー・ブロンスキー)のノー天気さも、相手役(ザック・エフロン)の軽薄さも、むしろ却ってギャグとして素直に受け入れられる。
けどそれはやっぱり、この映画を彩る名曲の数々の力が大きい。とにかくいい曲ばっかりだもん。ダンスもみなさん素晴らしいです。
観ていて心から楽しめる映画ではあるけど、テーマが人種差別のわりには観た後に何も残らないのは確かに少し物足りない。ほんとにコレでいいのかな?とはちょっと思う。
ただし、おそらく、この映画は単に「差別はいけない」なんて正義を主張したいわけではないのだろう。もっと広義に、既存の価値観を疑え、前進しろ、挑戦しろ、という、人生への応援歌を歌いあげたかったのだろうとは思う。それはわかるし、過激なダイエットや美容整形が当たり前になり、若いことや美しいことへのこだわりが強迫観念となってしまった現代社会への、強烈な抗議は感じることは感じる。
でもたぶん、オリジナルの方にはあったと思われるもっとガッツなメッセージが、全体の雰囲気の暢気さで薄まってしまっているのではないかという印象は否めない。
舞台版のそのまたオリジナルの1988年版はぐりは未見なのだが、こちらは実際にあった事件を元にしていて、微妙に物語が違っているらしい。この機会に是非とも一度観てみたくなりましたです。
ヒロイン・エドナの父(クリストファー・ウォーケン)が経営する雑貨店がウォーターズの『I love ペッカー』に登場した主人公の両親の雑貨店そっくりで、それも1988年版に出てくるのか確かめてみたくなった。
ぐりはボルチモアって行ったこともないしどんなところなのかも全然知らないけど、知ってる人が観ればウォーターズ作品もまた違った見え方になるんだろうなと思う。そこがこの映画ではちょっと歯がゆくは感じました。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0012EGLLA&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
おもしろかったよー。
舞台を元にしたミュージカルコメディとは聞いてたけど、全編のほとんどがミュージカルシーンで、ストレートプレイのシーンはほとんどない。だからストーリーがすごく軽いというか、薄っぺらというか、上っ面な感じはする。
それはそれでかまわないんじゃないかという気もする。ヒロイン(ニッキー・ブロンスキー)のノー天気さも、相手役(ザック・エフロン)の軽薄さも、むしろ却ってギャグとして素直に受け入れられる。
けどそれはやっぱり、この映画を彩る名曲の数々の力が大きい。とにかくいい曲ばっかりだもん。ダンスもみなさん素晴らしいです。
観ていて心から楽しめる映画ではあるけど、テーマが人種差別のわりには観た後に何も残らないのは確かに少し物足りない。ほんとにコレでいいのかな?とはちょっと思う。
ただし、おそらく、この映画は単に「差別はいけない」なんて正義を主張したいわけではないのだろう。もっと広義に、既存の価値観を疑え、前進しろ、挑戦しろ、という、人生への応援歌を歌いあげたかったのだろうとは思う。それはわかるし、過激なダイエットや美容整形が当たり前になり、若いことや美しいことへのこだわりが強迫観念となってしまった現代社会への、強烈な抗議は感じることは感じる。
でもたぶん、オリジナルの方にはあったと思われるもっとガッツなメッセージが、全体の雰囲気の暢気さで薄まってしまっているのではないかという印象は否めない。
舞台版のそのまたオリジナルの1988年版はぐりは未見なのだが、こちらは実際にあった事件を元にしていて、微妙に物語が違っているらしい。この機会に是非とも一度観てみたくなりましたです。
ヒロイン・エドナの父(クリストファー・ウォーケン)が経営する雑貨店がウォーターズの『I love ペッカー』に登場した主人公の両親の雑貨店そっくりで、それも1988年版に出てくるのか確かめてみたくなった。
ぐりはボルチモアって行ったこともないしどんなところなのかも全然知らないけど、知ってる人が観ればウォーターズ作品もまた違った見え方になるんだろうなと思う。そこがこの映画ではちょっと歯がゆくは感じました。