goo blog サービス終了のお知らせ 

落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

夢ならいいのに

2011年03月28日 | 復興支援レポート
今日も午前中は都庁。
某高校の吹奏楽部の皆さんが、先生も含めて全員で仕分けボランティアに参加していた。なんだか楽しそう。
支援物資の受付は27日で一時中止なので、駆け込みで相当な量が送られたみたいで結構大変でした。ぐりは今日も生理用品担当。
都庁のボランティアは今日でおしまいなので、次はまた別なところでできることを探そうと思う。

朝は早くからボランティアで、その後は夜遅くまで仕事だったのでニュースは一日全然見ていなかったのだが、家に帰って来てお風呂を用意していたら、福島第一原発でプルトニウムが漏洩したという報道があった。
なんかもう、驚くというより悲しかった。涙が出た。

原発の周辺半径20km圏の住民の方々は、今、避難先でこのニュースをどう聞いているだろうか。30km圏で自主避難を勧告されている人たちはどう感じているだろうか。
この地域には救援物資も来なければ一般の流通物資も来ない。それどころか行方不明者の捜索も救助活動もまったく行われていない。もちろん道路や電話、電気、ガス、水道の復旧作業も行われていない。
地震が来て、津波が来て、原発が壊れて、2週間まるまるそのまま放ったらかされている。
宮城県では20日に地震以来9日ぶりに生存者が発見されたが、ここではそんな奇跡は起きない。自力で逃げ出せない人は全員死ぬのを待つだけだし、死んでも埋葬してくれる人もいない。
家族すら二度と戻って来れないかもしれないからだ。

東京の水に何が混ざってるとかどうとか、そういうことはぐりはもうどうでもいいです。
東京電力の人たちは、原発事故が地元の人たちをどんなに悲しませているか、そのことをこそもっと深刻に受け止めてほしい。
どんなにひどいことが起きているか、福島の人たちに、どんなにひどいことをしてしまったか、よく考えてほしい。
わけのわからないごたくはもういいです。
いいかげんにしろ。