百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

急がず休まず

2012年01月30日 | 百伝。
数日前、百島から不安になるような知らせを受け取りました。

もう身内で一人だけの叔父が、「小船に乗って出かけたまま帰って来ない」というものでした。

海上保安庁に頼んで、「捜索中」だと言うのです。

また葬儀が重なるのかな・・というのが、正直な心情でした。

幸い、叔父は、無事に帰還しましたが・・、

あの世は、とても好い場所なのでしょうか?

あの世から、誰一人も帰還しません。

遅かれ早かれ、この世に生まれてきたならば、誰もがゆく場所ですが、来世への希望よりも、この世の現世に生きるのが「安心」という事なのだと、あらためて気づかされました。

急がず休まず。