百は、「もも」と読むことができます。
・・・それは、何故か?
百のパワー(力)は、素晴らしく凄いのです。
百島は、何かに守られているような気がします!・・・というコメントをよく耳にします。
・・・事実であり、真実です。
「もも」の語源は、諸説あります。
古代の中国では、もも(桃)の木を天から授かった木として崇敬しており、仙人の暮らす場所を「桃源郷」と呼びます。
この桃源郷が、日本にも伝わり、日本神話、卑弥呼の時代には、邪気よけに桃の実を使い、もも(桃)が「邪気を圧伏し、百鬼を制する」。
「桃→もも→百」と結びついたという説もあります。
「一+白→百」から生まれたという説もあります。
漢字の「百」は、和語系数詞で「もも」と読みます。
「20は、はたち」「30は、みそじ」「40は、よそじ」、「100は百と書いて、もも」と読みます。
さらに、「千は、ち」「万は、よろず」・・・だから、八百万(やおよろず)。
百島の中学時代の恩師、大原先生から教えていただいたこと。
何故、九十九は、「つくも」と読むのか?
・・・次が、百だからだと。
つまり、九十九は、「つぐもも(次百)」なのです。
百島中学校に入学した一年生の時に、同じく赴任された校長先生が、大原先生でした。
広島大学付属三原中学の教頭から、初めての校長先生への人事異動だったようで、非常に印象に残る先生でした。
校長先生でしたが、同年入学の我々一年生をよく可愛がり、「社会科」を特別に教えてくれました。
「太平洋」と「大西洋」の書き方の違いは・・・?
太平洋には、ハワイがあるから「太い」字を書くんだ!・・・とか。
だからなのでしょう・・・大原校長先生、中学1年生の秋の遠足は、倉敷の大原美術館へと決定。
倉敷への遠足・・・そこで出会った初めて耳にする100%異国人(修道女)の話すナマの英語・・・今思えば「置かれた場所で咲きなさい」著 渡辺和子さんの岡山ノートルダム清心女子学園の先生だったのでしょう。
・・・ノートルダムの百日紅の美しい花かなぁ。
百花繚乱、百鬼夜行、百戦百勝、百戦練磨、百発百中、百家争鳴 等々。
百選、百代、百般、百凡、百薬、百慮、百事、百科、百家、百戦、百薬、百鬼、百獣、百王、百姓、百工、百官 等々。
百を伴う言葉は、優しくもあり、凄みのあるパワーが有りますね。
ちなみに、ちょっと気持ち悪い「百足(むかで)」・・・もともと百官を意味するもの。
百足は、攻撃的で、後ろに下がらない、出足も沢山・・・子孫繁栄、商売繁盛、戦の神、毘沙門天の使いとも言われているとのこと。
だから、武家、商家、歌舞伎役者の家紋にも使われているとのこと。
先日、テレビを観ていると、お参拝すると、宝くじが非常に当たる関東方面の神社に「百足」が鎮座していました。
それから「出家とその弟子」の倉田百三、インスタントラーメン発明の安藤百福さんの名も浮かんできます。
・・・さて、話をもともとに戻します。
桃島(あるいは、百島)と名付けたのは、一体どんな人物で、誰だったのだろうか?
さらには、「もも」の語源には、「真実(まみ)」、実が赤い「燃実(もえみ)」という意味。
そして、実が多く成ることから「実々(みみ)」、、分厘毛の毛が生えていることから「毛々(もも)」の等々、そして「百々」への転換意味。
・・・真実(まみ)です。
古代から、人は、食べるため生きるためには、花や木よりも、果実・・・つまり「真の実」に重みが置かれたのでしょう。
「実」を強調した「実々(みみ)」が、「百(もも)」に通じる説です。
「桃太郎」が鬼退治したように、それが、悪魔払いにも用いられるようになった・・・「百の真実」です。
何かの願いがあれば、お悩みがあれば、是非、一度、百島の空気を吸い込みにお出でください。