冬の日本海は厳しい。
防風林や間垣で、住宅を囲い、モンスーンを避けていた。
震災は、時、人、所を選ばずやってくる。
明日の事は、分からない。
明日は我が身かも知れない。
南海トラフの不安もある。
一体全体、人は、地球や宇宙の事をどれほど理解し把握しているのだろう?
理解が及ばないから、有り余るほどの武器を作り、世界から戦火は絶えない。
理解が及ばないから、未だ天変地異に対して、神頼みの域を出し得ない。
線が壊れたら、点から点を結ぶ、ドローンがもっと活躍するかと思っていたが意外だった。
人を守る為の、物や金の筈が、人を脅かす存在にもなる。
令和6年正月早々。
能登半島大震災と、その救援の為の海保機とJAL機との羽田事故。
不条理である。
存在の足下を揺るがす不条理。
間垣からの景色のような安心感。
それを取り戻すには、当面能登半島を大本営とし、平和の砦を築く事かも知れない。
写真 実業之日本社 (S51年発行ブルーガイドブックスより)