報道によると、東京電力福島第1原発の処理水を、今日8月24日、海に放出するとの事。
2011年3月11日。
東日本を襲った大地震と大津波。
誰もが、その凄まじさに我が目を疑った。
あれから、12年の歳月。
原子力のボタ山、処理水保管量は、134万トンにも及ぶという。
20世紀になり、工業化が進むにつれ、企業は、母なる海洋にゴミの垂れ流し。
数々の公害汚染が問題となった。
またしても、海をゴミ捨て場とするのか。
「海の事は、海に聞け」山のゴミは山に返してこそ、ゴミは護美となるに違いない。
漁業者は、当然、風評被害を心配する。
目に見えないものだけに、如何に為政者が安全を強調しても、漁業関係者は信用出来ないという現状。
近隣の中国や韓国も猛反発。
団塊が幼い昭和30年頃。
村にガマの油売りがやってきて、いろいろ口上を述べたあと、日本刀を抜くやはや、己の腕に血が滲むほどの傷を付け「さてさて御立ちあい、ごろうじろ。この油を、傷口にぬれば、忽ちこのとうり」と言って斎藤道三か、渥美清のフーテンの寅さん顔負けのトーク力でセールスする油売りを思いだした。
今日、処理水を放出するにあたり「さて御立ち会い。魚が飲む前に、人間である私が毒味をして安全を証明する」といったパフォーマンスの出来る責任者は、残念ながら、この令和には、存在しないようだ。
安全だと言う説得力が欠ける。
せめて、閣僚政治家は福島産の魚を、毎朝毎夕率先して食すべき。
さらに皇室に献上すれば、世界へのアピールとなり、日本の説得力、処理力の信頼は増すにちがいない。
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