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ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

君と走った青春。

2022年07月17日 | 福伝。

中学生の頃に聴いた「走れコウタロー」。

本命穴馬かきわけて~走れ走れ、面白くて楽しい歌でした❗

「走れ」という言葉は、心が走り出すような魔法の響きがあります。

爆風スランプ、ももいろクローバーZ 、なごり雪然り。

高校生の頃に聴いた「岬めぐり」。

この失恋歌の言葉、窓に広がる、いつか、この悲しみ、町に戻ろう。

悲しい気持ちなのに、未来ヘ希望を灯すような歌でした。

この歌を手掛けた山本コウタローさん(73歳)が亡くなりました。

お悔やみを申し上げます。合掌

当時、我々世代では深夜ラジオの世界でも若者の兄貴分のような存在でした。

特に受験生の間では、抜群の人気を誇ったものです。

ご本人自身、一浪して上智大学入学後、東大を目指したものの学生運動で東大入試中止の為、一橋大学ヘ進学。在学中にあの「走れコータロー」でデビュー、大ヒット。卒論は「誰も知らかったよしだたくろう」。

卒論に同年代の吉田拓郎さんをテーマにして書き上げるのも視点が斬新です。

浪人時代、同じ下宿人だった清水君を思い出します。

彼は、山本コウタローさんの大ファン。

山本コウタローさんが、浪人生に呼び掛けた事がありました。

1月のある日の早朝、学問の神様、亀戸天満宮で一緒に合格祈願をしよう❗

清水君、一応皆を誘いましたが、結局僕と二人で亀戸天満宮ヘ。

あの日の早朝、ダッシュ、全力疾走したね❗

山本コウタローさんとちゃんと握手して、お話もして激励もいただきました。

帰りに、日本橋の三越デパート前のライオン像の前でガオーと叫ぶと合格出来るというアドバイスも頂いて、清水君と二人で雄叫びました。

清水君と下宿屋に戻ると、その話題でしばらく盛り上がりました。

清水君と僕は、進学校出身ではないのです。

どういう事なのか?

分かりやすく言うと、例えばです。

世間に出しても、自慢できる恥ずかしくない子供若者。

世間に出しても自慢できない恥ずかしくなる子供若者。

僕と清水君は、どちらかと言えば、世間に出しても自慢できるような事もなく恥ずかしい若者でした。

でも、僕らは下着泥棒なんかする破廉恥な人間ではありません。

進学校出身の浪人生は、何か勉強の仕方、学力を身につける方法を知っているのです。

同居していた北海道と鹿児島出身の浪人生、それぞれ地元の有名な進学高校出身で、仲良く早稲田と中央大学法学部に両方合格、それぞれ早稲田と中央に分かれて進学、一人は裁判官、裁判長になりました。

その後の清水君、二浪目覚悟の受験結果状態。

🎵ところが奇跡か 神がかり

いならぶ名馬を ごぼう抜き
いつしかトップに おどり出て
ついでに騎手まで 振り落とす

走れ走れ コウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ 走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ

走れ走れ走れ走れ 走れコウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ走れ走れ 走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ

最後に、清水君、日大芸術学部に進学できました。

フジテレビ、日本武道館へ連れて行ってくれた清水君。

真夜中に下宿屋を抜け出して深夜スナックに連れて行ってくれた清水君。

一度、清水君と再会。

その後、消息不明。

君と走った青春を忘れません。


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