ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

3.12

2016年03月12日 | 千伝。
東日本大震災から5年・・黙祷。

今思うのは、大震災、大津波は、先史の時代から、何度も何度も自然の驚異として逃れない天災という歴史の事実が証明しています。

しかし、放射能汚染と風評被害は、人災です。

だから、フクシマは、人類が避けることのできない正義と矛盾と未来への問題だと思うのです。

今日読んだ福島県の一面広告です。




エベレスト (神々の山嶺 夢枕獏)

2016年03月12日 | 空木宝剣
チョモランマ 色即是空 エベレスト

チョモランマという時代は、仰ぎ崇める神々の峰だったが、エベレストとなってから、ピッケルとアイゼンで踏破する登山の頂きとなった。
日本にも魔の山と称された谷川岳がある。
標高2000mに及ばない山が、北アルプスより畏れられるのは、モンスーン。
風が、生も死も運んでくる。
地球という星は死の世界。
大悲を受けた命は懸命に高みを目指す。
そこに山があるからといったのは、ヒラリーだと思っていたが、実はマロリーだったことに気付かされる。
ひょっとするとヒラリーよりも30年も前に、マロニーとアービンがエベレストを登頂していたかも知れない。
ところが物語は、そんなことは下界のことで、神々の頂きに抱かれた人間には何の値打ちもないことを示唆して終わる。
映画鑑賞者としては、それでもコダックのフィルムを持ち帰り、山岳史を塗り替える直前まで、頑張ってもらいたい物足りなさが残った。
昨日は、東日本大震災の日。
今日12日は、エベレストの頂きには、空しかないことを確認した日。
それにしても、ビートたけし似のカトマンズの爺さんが言った「泥棒すると、山に登れば落石に当たり、尾根を歩けば谷に落ちるぞ」のバチ漢がよろしかったようで。


地元自慢!

2016年03月10日 | 百伝。
さっきまで、NHKスペシャルの「風の電話」を観ていると、涙が止まりませんでした。

・・感想は、後日書きます。

さて、今日も歩きました。

入院していた病院まで・・歩きました。

ホテルのようで、病院です。



福井市の人口は30万人未満ですが、このレベルの大病院が東西南北に4つ(県立病院、済生会病院、日赤病院、福井医大病院)、そして、中堅病院それに付随する介護施設等々、数多あります。

医療・介護関連を含めた諸々に関して、高齢者には、地方都市福井は、大都市よりも遥かに便利で優しい街です。

・・新幹線なんて必要ないのです。

とりわけ、福井大好きな人は、お隣りの京都、金沢に対してコンプレックスは無いです。

金沢・加賀百万石は、近世以降の江戸時代からの歴史しか有りません。

福井・越前の国は、古代・中世から歴史の積み重ねがあるのです。

はっきり言うと、京都よりも歴史は古く、飛鳥・奈良時代から「越の国」が登場するのです。

金沢は、既に東京国の属国です。

・・負け惜しみではありませんが、福井は、東京や京都や金沢を目指すのではなくて、滋賀、岐阜、三重県と仲良くすべきです。

実際、日本ど真ん中共和国(越前若狭、近江、美濃、伊勢)という友好関係もあり、これを、もっと活用すればいいのにと考えます。

今日、病院に行くと、ロビーでミニ・コンサートが開かれていました。



心に響くものがありました。

ちなみに、朝ドラの「あさが来た」に使われている三味線は、福井産だとか、ハープも概ねmade in Fukuiです。

故郷とは、場所よりも人との思い出、音楽、心のイメージかもしれません。

フェリーで行ける百島も・・幸福になるためには、もっと地元自慢を!

遠足日和。

2016年03月10日 | 百伝。
百島中学校時代の遠足を思い出しています。

昨日は、氷雨!

隣町の丸岡まで・・昨年オープンした「一筆啓上 日本一短い手紙の館」まで遠足をしました。



今まで応募された百万通以上の手紙が、すべて保管されているとのこと・・凄いね!





平日の雨のせいか・・入館者は、3人だけでしたが、ずっと居ても楽しい空間と時間でした。





すべて英訳表示をしていれば、福井県へもっと海外からの観光客を呼べるのにと思うぐらい感心しました。

福井県坂井市(丸岡町)と愛媛県西予市が、コラボした「かまぼこ板の絵」も楽しかったです。





帰り際、「どこから来られましたか??」という日本地図のプレートが掲げられていました。



勿論、広島県尾道市百島町の界隈にピンを押してきました。



百島中学校時代に、先生からの「遠足は、どこに行きたい?」というアンケートがあって、行き場所が決まったと思います。

倉敷・・大原美術館もいいけど、出会った修道女のアメリカ人から聞いたナマの英語が鮮烈でした。

大久野島・・百島からチャータした旅客船で行きました。「かつて地図に載っていない毒ガス製造の島」。当時、まだウサギはいなかったと思います。今ではウサギの島。海外から観光客が来られるとか!

鞆の浦・仙酔島・・小学生の時から何度も遠足で行った場所で退屈でした。



時々、遠足は行きたいものです。

空想歩。

2016年03月08日 | 百伝。
お金を稼ぐのは簡単ですが、体重を減らすのは大変です。

今日も歩きました。

「走るのはダメ。腹筋運動もダメ。息を止めるのもダメ。基本は減食・粗食と歩く事」と担当医とリハビリの先生に言われました。

今日も歩いていると、久しく会っていない知り合いが車をUターンして話しかけに戻ってきました。

・・卒業シーズンだそうです。

「仕事?・・今は、歩く事かな」と答えておきました。

歩いていると、よく空想をします。

歳を重ねると、自信を持って言えます。

空想力は、知識学力よりも大事です。



・・あのバスに乗りたいなぁ!

「youは何しに日本にきた?」・・原付のカブを借りて日本をツーリングするアメリカ人。いいね!

「じゅん散歩」・・高田純次さん、故郷の調布市国領を歩いていた。面白いね!

「世界ふれあい街歩き」・・パリのモンマルトルの丘の住民・・「我々はパリ市民ではなくモンマルトルの住民です。だからパリへ行く、と表現します」と誇らしく言っていました。



・・モンマルトルの丘から俯瞰するパリの街並みが美しいです。

フランスの大学生には就活期間というものがなくて、卒業して自分で仕事を探すようです。

・・仕事あるのかな?

仕事が無いと、その地域の住民がどんどん減っていきます。

・・故郷の百島も然りです。

東京を目指す若者たち、東京生活者・・それはそれで、メタボな肥満体の都会なのにです。

本日の血圧値・・どうでしょう?



スリムな生き方?・・歩き方も血流も飲食も違います。

今の若者は、大変です。

20代でやるべき人生目標は、相手の目を見て話すことが出来るだけで十分です。

老いるということは、苦しい上り坂を越えて、楽しい下り坂に入ることだと考えます。

老いるという自覚は、チャンスです。

生け生け音頭。

2016年03月08日 | 空木宝剣
ぽかぽかと 百花繚乱 春景色

動植物の最適な温度は、15℃~25℃の春日和。
人生も、十代二十代が青春。
景気に例えると、春から夏がインフレ景気。
秋から冬がデフレ景気。
昨今お騒がせの「日本死ね」。
愛川欣也の「死ね死ね音頭」が懐かしい。
一億総動員で、仕事はシェアするが薄給では、限りなく奴隷社会に近づく。
消費を拡大するには、消費をシェア。
消費をシェアするには、報酬をシェア。
報酬をシェアするには、内部留保をシェア。
よって協力会社や従業員が納税まで手伝えば、多額納税者右肩上がり、一石二鳥の国家歳入大黒字となるかも。

養浩館庭園。

2016年03月08日 | 百伝。
昨日も今日も、リハビリのために歩きました。

朝、図書館に行けば、年金生活者なのでしょう・・そんな皆さんが大勢利用されています。

平日の朝、書店に行けば、ほとんどお客さんがいません。

血圧も安定させるために薬も一部を破棄して飲んでいますが、立ち読みすれば、目がチカチカ、クラクラしました。

そこで、また散策開始・・久しぶりに養浩館まで散策しました。





ここの庭園は、アメリカの庭園専門誌で日本庭園第4位に選ばれています。

参考までに2015年JOJGランキング 上位;
1.足立美術館(島根県)
2.桂離宮(京都府)
3.山本亭(東京都)
4.養浩館庭園(福井県)
5.御所西 京都平安ホテル(京都府)
6.無鄰菴(京都府)
7.佳翠苑皆美(島根県)
8.依水園(奈良県)
9.栗林公園(香川県)
10.庭園の宿 石亭(広島県)



誰も居ないと思って畳のうえで独り寛ぐつもりでしたが、観光客二人が居られて英語が聞こえてきます。





声掛けすると・・カリフォルニアから来たとのこと。



それにしても、よい眺めです。





無の境地って、こんな感じかな?





庭園内を散策。





・・昨日、同級生と1時間ばかり談話。

食事制限、粗食のみ、体重制限、高血圧・重労働厳禁等々・・話題は尽きません。

これからの人生、如何なものか?

養浩館の名前の由来は、孟子の言葉「浩然の気を養う」とのこと。

「人に元来備わる活力の源となる気」転じて「おおらかな心持ち」を育てるとのこと。

・・そうなりたいものです。



また、伺います。

懐かしき春。

2016年03月05日 | 千伝。
一昨日は、桃の節句。

春の訪れを感じます。



今日は、啓蟄・・散歩日和でした。

リハビリのためにも、歩いてみました。

かなり、体力、脚力が低下していました。



目的地の神社に辿り着いたら、目の前が見えず、意識がフラフラ・・。

しばらく、石段に座って呼吸と意識統一です。

やっと立ち上がって、近くの医療機関まで行き、血圧を測りました。

自分の人生で、いまだに体験したことのない有り得ない血圧値でした。

「しばらく横になって休んでいてください」という親切な言葉に甘えさせていただきました。

最高血圧値65 最低血圧値35 脈拍数74。



横になって、この数値を眺めながら「薬の効きすぎだ」と思いながらも、入院前まで最高血圧値160~200程度だったメタボな生活を思い出していました。

今度、高血圧で大動脈の血管が裂けた場合は、激痛を伴い万事休すかもしれません。

そう考えると、今日のような血圧が低すぎて、意識が遠のく方がいいのかな・・?

生きているということは、素晴らしいことです。



宝を掘り当てるような大事な一日だと痛感した啓蟄の日でした。

胸躍る人生を・・もう一度トライです。

微速前進・・明日も歩きます。

特別な春が近づいたような懐かしい雰囲気です。