空に丸 金木犀の 芳香なり
ナイル川は、エジプト。
チグリス・ユーフラテス川は、メソポタミア。
インダス川は、パンジャブ・ハラッパにモヘンジョダロ。
黄河には、中国。
文明は川に始まり。
文化は、その流れに沿って変わる景色。
建国70年の中華人民共和国。
団塊世代と同年代。
団塊が10代の頃、毛沢東語録を掲げた、紅衛兵による文化大革命あり。
ブルジョワジーを一掃すべく、「大地」を革命の嵐が
駆け巡った。
あれから50年。
「シナの空」の下の「山の英雄」は、「分裂せる家」の「母」と「息子たち」は、「愛国者」「この心の誇り」は、果たして如何なる運命を辿ったのだろうか。
現在に於いても、渤海や東シナ海へ注ぐ大河の末裔たちは、香港と、その景色の違いで揉めている。
違いを解決するに、暴力や武力に頼るのはバツ三角。
条件や駆け引きで解決するのが、四角。
時代の変わり目を、香りで諭すのが丸。
人間を争いから解放すべく、香水の海までは、ま〜だだよか。