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明治神宮外苑の事業とその資金力が支える「日本会議」

2024-09-29 12:37:53 | 明治神宮

 明治神宮外苑の再開発に対し、ユネスコの諮問機関イコモスが2023年9月、「ヘリテージアラート」(危機にある文化遺産を守るための声明)を出し、再開発事業者に対し、計画撤回を要求した。

 明治神宮は、内苑外苑を合せた総面積は数10万坪にも及ぶ。外苑にはプロ野球・東京ヤクルトスワローズの本拠地や大学野球の聖地とされる神宮球場、結婚式場・明治記念館などなどが存在し、すべて明治神宮の子会社が所有し運営している。

 『週刊ダイヤモンド』(2011年7月2日号)によると、明治記念館グループの子会社だけで年間売上高は約110億円。この他テニスクラブ、アイススケート場、ゴルフ練習場なども具え、巨大開発の噂もささやかれている。

さらに2016年4月16日号では、「国内屈指の参拝者数を誇り、ブライダル事業球場運営も手掛ける、日本で一番の金持ち神社とされる明治神宮は、さらに巨大な再開発にも乗り出そうとしている。招待客60人強で430万円。閑散期の1月挙式という事で2割引きにしてもらい、披露宴の動画・写真撮影は知人に頼んだにもかかわらず、『オプションを加えた総額は、一般的な挙式相場よりも高額になってしまった』。8年前、東京・元赤坂にある老舗結婚式場『明治記念館』で挙式した男性は少し不満げに当時を振り返る。それでも、明治憲法の草案を審議する御前会議の場になった由緒正しい披露宴会場があったり、接客レベルが高いという評判もあって、伝統的な和装の挙式を望むカップルなどから、今なお絶大な人気がある。この〝ドル箱式場〟を経営するのが、神社界随一の商売上手として知られる東京・代々木の明治神宮だ。明治神宮といえば、正月三が日の初詣客が300万人を超えるとされ、さい銭だけで巨額の収入が転がり込んでくる日本一の金持ち神社といわれる」

上記に見られるような「明治神宮」(神道宗教の中核的存在)は、「日本会議」の役員名簿に名前を連ね、もっとも有力な資金提供者として自民党を支え戦前の神聖天皇主権大日本帝国政府への回帰を目指している。

(2023年9月20日投稿)

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